2次試験導入編 byハルカ
こんにちは、12期ハルカです。
明日1月30日は、13期タキプロメンバーの第1回キックオフセミナーが予定されています。私は約1年前、タキプロのことをよく知らないままに(!)診断士試験に合格した勢いで入会しました。そして、本業では関わらないような多様・多才な同期メンバーと共に、1年目の今しかできない貴重な経験をたくさんさせてもらいました。ブログをご覧いただいている皆さんも合格を勝ち取られた後は、ぜひ次のタキメンとしてご活躍ください。
今回は、新たに2次試験を勉強し始める初学者の方向けの記事です。私自身が学習始めの頃、とにかく過去問演習の回数をこなす作戦に出た結果、「訊かれていることに答えていない」「多面的な回答ならぬ超薄味回答」と独自路線を突っ走り、少なくない時間を無駄にしてしまいましたので、反面教師にしていただけますと幸いです。
本記事では、私が2次試験自体に慣れるために取り組んだ方法を、いくつかご紹介します。なお、具体的イメージを掴んでいただくために、記事内で一部、令和元年事例Ⅱの内容に触れています。ネタバレを避けたい方は、問題を解き終わった後に、どうぞご覧ください。
対策1 読み落としはラインで防ぐ
①設問文はスラッシュ読み
内容を吟味し始める前に、設問に文節単位でスラッシュ線を引いてみましょう。たとえば令和元年事例Ⅱ第1問で実践すると、次のようになります。
小型ショッピングモール開業を控えた/2019年10月末時点のB社の状況について、/SWOT分析をせよ。各要素について、/①~④の解答覧にそれぞれ40字以内で説明すること。 |
一見よくあるSWOTの問題かと思いきや、文頭で制約が設けられています。恐らくですが、ここで時期が特定されているのは、翌11月に小型ショッピングモールへ出店予定の低価格ネイルサロンの存在が示唆されているものと推定されます。焦っていると、とりあえず問題文全体からB 社のSWOTを探してしまいそうな問題ですので、スラッシュ線で自分自身に注意喚起です。
②問題文は色ペンでマーク
与件文に最初に目を通すとき、いきなり解答要素を探しだすのは危険かもしれません。私は1読目、全体像を把握することに努めていました。さらに、同時並行で、事例企業の強み(S)、弱み(W)にチェック、そして会社・経営者・地域のニーズに赤ペンを引きます。それぞれ、いずれかの設問で使用することになりますので、後から探しやすいように目印です。また、2読目以降、各設問に使用できそうな要素は、設問別に多色マーカーで当たりをつけます。こうして、解答要素の拾い漏れや解答への盛り込み損ね、といった失敗を予防するようにしていました。
与件文や設問文の随所に、「この制限内で考えてね」「この要素を使ってね」と作問者がヒントを出してくれていますので、しっかりキャッチしましょう。
対策2 解答の仕方は慣れるより習う
私が令和元年事例Ⅱ第3問(設問1)を初めて解いたときの解答を、お恥ずかしながら公開します。
「デザイン重心の顧客の多くはオプションを追加することから客単価の上昇が期待される。そのため、商店街周辺の有名ブランド衣料品店や宝飾店等と協業し、人口比率の高い30~50代の女性客を獲得すべきである。(96字)」 |
ここでは解答要素の是非についてはあえて触れませんが、驚くほど内容が薄いですね。ただ、皆さんの中にも、多面的な解答要素は見つけられるのに、文章の組み立て方に戸惑われるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで参考にすべきは、高得点者の答案です。お手本の答案を何度となく書き写すうちに、頭と身体で「良い解答の書き方」を覚えることができます。なお、答案は「ふぞろい」等の市販書籍、また合格者のブログ記事などでも入手できますので、どうぞ探してみてください。
対策3 ミスは事前に予防する
皆さんは解答を自己採点していて、前にも同じような失敗をしたのに、と悔しい思いをした経験はありませんか?失敗した直後は記憶も鮮明ですが、時間を置いて新たに事例を解きだすと、多くのことに意識を向ける必要があり、ついつい忘れがちです。一つ事例を解くごとに、私はミスの内容と原因、対策をノートにまとめていました。そして、事例を解き始める直前にそのノートを開き、対策の箇所に目を通すようにしていました。もちろんそれだけで完全にミスの繰り返しを防止できたわけではありませんが、漫然と演習を繰り返すよりは成長に繋がったと実感しています。
最後に
ここでご紹介した方法は、人により合う合わないがあると思いますが、もし気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。私も参考書やブログ記事、勉強仲間の学習方法など、色々と取り入れては捨ててを繰り返すうちに、自分なりに安定して問題を解ける手順が見えてきました。
次回はバゴさんの登場です。
お楽しみに!
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