事例Ⅰは「◯◯性」で攻略しよう!byみうらちん
タキプロ15期の みうらちん と申します。
今回は事例Ⅰについての記事です。人事や組織について接点のない人はほぼいないと思います。
それだけ、事例Ⅰというのは受験生との距離が最も近いテキストだと言えるでしょう。
そんな事例Ⅰの攻略法について、私の視点で書いてみました。
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■はじめに
まずは私の自己紹介です!
名前:みうらちん
年代/性別:40代 男性
職種:情報サービス業のクリエイター職→マネージャー
受験歴:1次1回、2次1回
勉強時間:1次765H、2次283H
勉強方法:1次スタディング+2次独学(ふぞろい)
居住地:大阪府(先日の大阪マラソン、走ってきました)
得意:アイデア出し、人の話を聞いて受け止める
不得意:ルーチンワーク、人を叱る
30~100人規模の会社で事例Ⅰのようなこと(組織開発)をやってきました。
これから沢山の中小企業と関わって、勉強させていただきながら、より良い社会に少しでも貢献したいと考えています!
■事例Ⅰとは
言うまでもないことですが、「事例◯」というのは、中小企業診断士2次試験で出題される4つの分野のことです。
その中でも事例Ⅰは、企業の問題を人事、組織の側面から解決するケースです。
経営に関する数字が設問に絡むことはあまりなく、ひたすら定性面で企業の特徴や課題を捉える必要があります。
組織の問題=合理で判断しているようで、実は感情や直感で動いちゃっている「ヒト」に関する問題である以上、外部環境が変化しても、人間を相手にした施策というのはあまり変わりません。
奇手奇策や一発逆転なんてものはなくて、当たり前のことを愚直にやることが大事です。
逆に言えば、出題傾向トレンドに左右されにくく、しっかり対策すれば手堅く得点できる科目とも言えます。
以上の理由により、回答の内容も「普通に読めば当たり前」のことを書くわけです。
キラキラしたワードや個性的な答えは不要なんですよね。
■3つの網羅性で得点しよう
では、一体どんなところで点数の差がつくのでしょうか?
私は、3つの「網羅性」が重要だと考えます。
【1】施策の網羅性 決め打ちではなく、様々な施策を打つ
「幸の日も毛深い猫」「茶化(サハホイヒ)」「組織文化の変革」「モラール向上」などのフレームワークを駆使して複数案を瞬時に出せるようにしましょう。これらは具体的な施策を提言する設問で有効です。
【2】知識の網羅性 人事や組織関連ワードの生き字引になる
「機能別組織」や「M&A」など、あらゆる関連キーワードのメリット・デメリット、失敗例や難所を複数思いつく状態にしておきましょう。
令和5年度の事例Ⅰでは、経営統合や組織の統合について問われましたが、問題文を読んだだけで、
「経営統合(M&A)のメリット・デメリット、失敗例は…」
「組織の統合(PMI)の順番、難所は…」
といった内容がスラスラと出てくる状態を目指しましょう。(大丈夫!試験までまだ時間はあります!)
私の場合、通勤の行き帰りの歩き時は耳から、電車の中では単語帳アプリで目から「◯◯と言えば…」の想起ワードをひたすら暗記していました。
【3】課題・情報抽出の網羅性 与件文に書いてある問題・情報のタネを拾う
理想は、設問に全て回答したときに、与件文に散りばめられた情報(≒伏線)を全て回収していることです。
場合によっては離れたところにある伏線を一つの施策でマルっと解決できることもあるでしょう。
特徴的なワード、強み・弱み・機会・脅威、経営者の想いなどは必ず、どこかに絡められないか検討しましょう。
また「◯◯したいと考えている」「ノウハウがない」といった表現は、出題者からの「これ、解決しといてね」というサインです。
どこかで必ず言及(=解決)できるように、マーカーを引くなどして忘れないようにしましょう。
「◯◯したいと考えている」であれば、「(施策)を行うことで◯◯を実現する」と書くだけで得点UPにつながるでしょう。
■おわりに
事例Ⅰに限った話ではありませんが、極論すると2次試験は瞬発力が必要な国語のパズルだと思っています。
令和6年度の2次試験まではまだ半年以上ありますが、「短時間で網羅的に回答を出す訓練」は定期的に行っておくことをオススメします。
次回は、Naobo さんに事例Ⅱについて語っていただきます。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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