事例Ⅰ改めて立ち戻る肝 by kota
タキプロ15期のkotaと申します。
猛暑だった夏も過ぎ、秋の気配が漂っている今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか。
2次試験に向けて邁進されている皆様、泣いても笑っても試験当日まで2週間強。
ここからは体調管理にも重点を置き、後悔なく当日迎えられるよう頑張ってください。
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■はじめに
今回のテーマは、事例Ⅰ「組織・人事」に関する内容です。
私自身を振り返ると、昨年の試験結果も54点、苦手意識は無いものの、中々点数が安定しない、最後まで苦労した事例でした。
タキプロメンバーの中には、高得点で事例Ⅰを突破している猛者がたくさんいますので、
解法や事例Ⅰのコツは、他メンバーの内容も是非参考にしてみてください。
「与件に忠実に」は本当か?〜91点の答案を見ながら〜 by なー
87点が取れた事例Ⅰについて byおくそん
事例Ⅰ 改めて「さちのひもけぶかいねこ」 by TAKU
私からは、試験当日も含め、最低限得点を積み重ねるべく、
迷った際に立ち戻っていた視点をいくつかご紹介いたします。
これから試験に挑んでいく皆様にとって、何かしらのヒントになれば幸いです。
■A社の強みは「維持・強化」&「活用」されている?
事例Ⅰで取り上げられる企業は、他の事例企業と比較すると、
組織・人事を扱う問題であることから、企業規模が大きい(人数が多い・部署が複数ある)といった
企業であることが多いと言われています。
企業規模が大きいということは、
・過去~現在にかけては、何かしらの強みを活かし、企業成長をしてきたこと
・企業としての歴史があることで、何かしらの「変化」に直面していること
といった可能性があるとも言えると思います。
※設問を作る際には、上記のような観点を利用して、設問を作りやすいのでは…と個人的には思います。
そのようなA社において、「助言」を考える前、「診断」の視点としては、
「強みの維持・強化」×「活用」ができているかが重要になります。
競争優位を築くにあたっては、強みの「維持・強化」と「活用」が揃っていることが重要であることは
言わずもがなかと思いますが、事例Ⅰで取り上げられる企業においては、歴史があるが故、
外部・内部の環境変化の影響を受け、いずれかの点に課題がある。という構成になっていることが
多いのではないかと思います。
また、設問で問われる内容においては、
・顕在化している課題から、潜在的なもの
・過去から現在のA社を分析するもの
・あるべき姿のA社に対して、現在のA社が足りていないもの
など、問われている角度によって、取り上げるべき要素が異なることにも注意が必要です。※時間軸の観点
いずれにしても、まずは「診断」をする段階で、
「強みの維持・強化」×「活用」をベースに、時間軸に注意を払いながら解答を検討する視点が、
解答の精度を上げるうえで、重要だったと思います。
■組織は戦略に従う?戦略は組織に従う?
事例Ⅰにおいては、大きく分けると、
経営戦略に関する視点(A社の方向性)と、それを実現するための組織・人事に関する視点の
2点が解答に求められていると思います。
実際の企業で考えると、かなりレイヤーが異なる領域で、気付きやすい気もしますが、
・与件文に強弱なく記述されること
・試験時間というプレッシャーの中で、初見の問題を読むこと
などから、この視点が混在し、正確に理解できていない(解釈を間違えてしまう)
ということが、私が事例Ⅰで苦労した1つだったと考えます。
そこで、解答に迷った際、私が立ち返っていた視点としては、
●A社の経営戦略 → 実現するための組織・人事が整備されているか → 実現するために必要なことな何か(助言)
●A社の組織・人事 → 強みになっているのであれば、活かせているか → 今後どのような戦略であれば、強みである組織・人事(人材)は活かせるか(助言)
です。設問によって、どの点が解答要素になるか、もしくは組み合わせの解答かを見極めながら、
現状のA社と理想のA社(ないしは、過去から現在のA社)を比較しながら、与件文を整理することで、
解答を組み立てていきました。
具体的に助言として言及する観点や内容については、
過去のブログでも紹介されている「さちのひもけぶかいねこ」(=幸の日も毛深い猫)が王道だと思いますが、
その具体的な助言にたどり着く前、どのような観点が問われているかの構造を理解することが、解答の精度を
上げるうえで、役に立ったと感じています。
■おわりに
気温の変化が激しい今日この頃ですので、くれぐれも体調管理には気を付けてください。
そして、万全の体調で試験当日を迎えられることを願っております。
ラストスパート是非頑張ってください。
次回は、みっひー さんの登場です。
お楽しみに!
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