診断士:2次試験事例1 特徴と難しさの本質を把握しよう!vol.2
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こんにちは、勢い系ストイック診断士 @タキプロです。
昨日 は、事例Ⅰの特徴ということで、お伝えいたしました。
本日は、もう少し詳しく、事例Ⅰの特徴を見ていきたいと思います。
特徴①:試験当日に初めて取り組む事例である。
当たり前のことですが、試験当日は事例Ⅰから、始まります。
このときの精神状態は、どのような感じでしょうか?
「この一年、この事例の為に私はやってきた!」
「絶対、失敗できない」
「はじめの事例で、手堅く60点を確保し、合格を確実にしたい。」
そのほか、周りの人が妙に賢く見えたりします。
一生懸命やってきた人ほど、緊張すると思います。
でも、ちょっと待ってください。
この事例は、勝負をかける事例ではありません!
なぜなら、この事例は難しい事例だからです。
この事例で勝負をしてしまうと、成功すれば良いですが、
失敗してしまうと、この後の事例で挽回ができなくなって
しまいます。
まずは、この事例上位35%ぐらい(平均点よりちょっと上)
に入れば御の字、という形で望んではいかがでしょうか?
この点については、再度お伝えしたいと思います。
特徴②:「類推せよ」といった、与件に根拠が無い(薄い)答えを求められる。
これも、事例Ⅰの特徴で、試験を難しくしている要因のひとつです。
類推するとなぜ、難しくなるのでしょうか?
それは、色々な事が考えられるからです。
色々なことが考えられると、人の経験や考え方によって、
方向性が大きく変わってきます。
80分という限られた時間の中で、第3者の作った問題で
しかも類推して、正しい解答を導き出すことは、神に
近いことです。
解答の方向性を制約するため、与件文や条件が問題に
記されていますが、それでも唯一の解答に近づけるのは
難しいでしょう。
まずは、この点をよくご理解いただければと思います。
少しずつ、事例Ⅰの難しさの理由を分かっていただけましたか?