答案作成の時間配分を決めておこう!事例Ⅰの再現答案も公開! by うい

事例Ⅰ


読者の皆様、おはようございます。タキプロ12期のういと申します。
本日は二次試験における答案作成の型について書かせていただきました。
事例Ⅰの再現答案も記載しておりますのでご覧いただければ幸いです。

■二次試験に向けた勉強をされている皆様へ

二次試験本番が日に日に近づいてきており、思うように勉強が進んでおらず焦りを感じている方もおられると思います。
また一次試験とは違い、どれだけ勉強をしても得点が安定せず不安になっている方もおられることでしょう。
そういった焦りや不安を解消する方法はただ一つ、「最後まで勉強し続けること」です。
ただし、闇雲に勉強するのではなく、当日を意識して「答案作成の型」を固めていってください。
今回は、私が答案作成で意識していたこと、答案作成の時間配分をお示しします。

■答案作成で意識していたこと

前回の記事でも記載しましたが、私が二次試験の答案作成で意識していたことは以下の点です。

  • 時間内に回答欄を埋めること
  • 得点になりそうなキーワードを大量に盛り込むこと
  • きれいな字で誤字脱字なく書くこと

最後に合否を分けるのは、「平均的な答案をミスなく時間内作成できるか否か」であることを肝に銘じておいてください。

■答案作成の時間配分

特に事例Ⅰ~Ⅲでは、80分間の時間内での答案作成プロセスを確立しておくことが必要です。
私の場合は、以下のプロセスで答案を作成することにしていました。

(開始0分) 問題用紙を破り、白紙の頁に方眼用紙をフリーハンドで描く (1行20文字にする)
(開始5分) 問を読んだ上で、与件文を読み始める
(開始15分) 与件文を読み終える
(開始55分) 答案下書き完了 (作成した方眼用紙に記入)
(開始75分) 答案清書完了 (解答用紙に記入)
(開始79分) 見直し完了
(開始80分) 試験終了

つまり、与件文を10分で読み終える、そして答案を40分で作成する必要があります。
なので、本番以外でも上記の時間を意識して過去問演習を行っていました。
このプロセスが最善というわけではありませんので、ご自身の答案作成プロセスを作り上げてください。
そうすることで、本番当日も時間配分で焦ることがなくなると思います。

■令和二年度事例Ⅲ 再現答案

実際に令和二年度の二次試験事例Ⅰで私が作成した答案を公開します。
ちなみに、得点開示請求をした結果、事例Ⅰは69点であったことが分かっています。参考になれば幸いです。

第1問 設問1

インバウンドブームで、日本の文化・伝統目的の来訪者をターゲットとし、年月に裏打ちされた老舗ブランドを訴求し、孫であるA社長を後継者とすることで老舗ブランドを立て直し、地域活性化につなげるビジョン。

第1問 設問2

理由は、①酒造りのノウハウや複雑な事務作業や取引先との商売手法を円滑に承継するため、②血縁関係のない中、金融機関や取引先との関係性を引き継ぐため、③長年勤めてきた杜氏や蔵人などとの関係性強化のため。

第2問

前任のベテラン女性事務員と2年ほど共に働き知識、経験を受け継ぎ、業務の適正化・効率化を進めた上で業務の標準化、マニュアル化をし、作業担当者に内容を共有し、情報システム化を進めた。

第3問

①年月に裏打ちされた老舗ブランドを訴求し、顧客のニーズに沿った製品を提案する能力向上、②顧客ニーズから新規事業を提案する能力向上を求め、新規顧客の獲得、愛顧向上による固定客化で売上伸長につなげた。

第4問

①祖父からノウハウを承継し世代交代、②公平な評価制度により、一部成果報酬制度の導入、③各部門責任者への権限委譲、によりモラール向上を図る。ただし、ベテラン従業員や非正規社員にも配慮することに留意する。

■当日の時間配分

試験当日の時間配分は以下でした。

  • 9:40 試験開始
  • 9:45 与件文読み始める
  • 9:55 与件文読み終える
  • 10:35 解答下書き完了
  • 10:55 解答清書完了
  • 11:00 試験終了

想定していた時間配分の通りに答案を作成することができました。

朝一番の事例Ⅰで躓くと、事例Ⅱ以降にも影響します。
皆さんも、時間切れになることだけは避けましょう

■おわりに

いかがでしたでしょうか?
本日は事例Ⅰについて書かせていただきました。
少しでも参考になっていれば幸いです。

次回はぶらんちさんの登場です。
お楽しみに!

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