事例Ⅰの基本をご紹介 byまっぺ
こんにちは。タキプロ13期の まっぺです。
この時期は1次試験向けの勉強の最中で、2次試験についてはまだ詳しくない方も多いと思います。
合格にあたっては何より「相手を知る」ことが重要です。蓄えた知識を適切に使うためです。
今回は改めて2次最初の試験!事例Ⅰの基本をお届けしようと思います。
口述試験対策セミナー
★1月15日より募集開始★
タキプロ15期メンバー募集
★参加応募受付中★
下記バナーから参加申し込みいただけます!
■はじめに
定番ですが自己紹介です。
以後お見知りおきを👐
年代/性別 :30代/女性
職種 :機械メーカーでIT企画推進
受験歴 :1次:1回、2次:1回(AAAB)
勉強時間 :1次:200時間、2次:80時間
勉強方法 :1次:STUDYing(と言いつつ半分以上独学)、2次:独学(ふぞろい、事例問題攻略マスター)
得意科目 :1次:企業経営理論、運営管理、2次:事例Ⅱ(マーケティング)
知識下地 :簿記3級、応用情報技術者試験(1次経営情報システム免除)
現在妊娠中で、今年後半から産休育休を頂きます~
そのため夏ごろまでは出現頻度が高いかも知れません☺
■2次試験_各事例について
私はこの時期、1次試験の勉強に必死で2次試験については調べもしていませんでした💦(2次試験の勉強を始めたのは1次試験後です)
しかし2次試験の構成や問われる内容を事前に頭に入れて1次試験を勉強すると効率的ですよ。
何故なら2次試験の各事例は1次試験の知識を道具として使用し、アウトプットする試験だからです。
そのため今年2次試験のみ受験される方も、1次試験知識は復習をおすすめします。
特に事例Ⅰでは「組織管理、人的資源管理」が問われます。
下記はすぐに引き出せるように、1次試験知識を定着化しましょう!
■組織管理面
・組織形態(機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)の違い、メリットデメリット
・組織の管理原則(5つの原則)
■人的資源管理
・給与体系(成果主義、年功序列型給与)のメリットデメリット
・新卒採用、中途採用の効果の違い
・正規雇用、非正規雇用の活用方法の違い
・能力開発方法(↑にも記載の通り「社員のモラール向上」に繋がる解答に落ち着かせることが多いです)
■経営戦略面
・事業承継のパターンとその効果、留意点(最近のホットトピックです。今年度も恐らく出るのでは!?)
■事例Ⅰの解き方(フレームワーク)
※フレームワークについては1次試験は意識する必要がありません。2次試験の勉強を開始したら読み返してくださいね。
①まず大方針を理解する
事例Ⅰ大方針:「他社の真似できない競争資源(コアコンピタンス)確立のため、社内の組織構造や人的資源管理を強化、改善する」
上記大方針が事例Ⅰ設問5問の下地にあることについてご認識ください。
効果的に思える施策であっても、それが与件文の会社のコアコンピタンス確立に繋がっていることを採点者にアピールできなければ意味がありません。
この意識が下地にあると、解答文の節々の言い回しが変わってきます!
②各設問のレイヤーを理解する
上流→下流に沿って、上記のように設問も流れていきます。(例外もあります)
各レイヤーで与件文の会社が何を考えているのか?を与件文からキーワードを拾い、矛盾がないように解答骨子を作る必要があります。
有名な「さちのひもけぶかいねこ」のキーワードを使うのは最下部の「組織・人事戦略」の時です。
「さちのひもけぶかいねこ」についてはご存知でしょうか?念のため説明しておきます。
人事施策、組織施策の頭文字を取った効果的な覚え方です。(先代以前のタキプロメンバーによる発明だそう…)
上記表の右側、具体施策例はこれだけではないので、勉強がてら各自で付け加えていってくださいね!
使い方としては、まずそれぞれの施策分類(さちの~)について、具体的な施策と効果を過去問から集めて紐づけます。そして暗記!
試験開始後は使うのを忘れないようにまず「さちのひもけぶかいねこ」のワードを余白に書き込んでください。
その後、第3,4,5問のどれかで上記施策から与件文に沿ったワードを抽出し、解答に盛り込みます。(1,2問目で過去の施策を問われた場合でも使える時があります)
■事例Ⅰを解く際の心構え
①慌てない
最初の事例だからかビックリ問題が出ることがあります。なのでとにかく慌てない!
②「組織管理」と「人的資源管理」が問われていることを忘れない
耳にタコができるくらい繰り返したいです。問われているのは組織管理!人的資源管理!
というのも事例Ⅰ、Ⅱは与件文、出題文ともに似通った面があり、無意識にマーケティングに近い売上向上に直結する施策を挙げてしまいがちですが、そちらは事例Ⅱにお任せしましょう。
事例Ⅰは売上向上を目的としたとしても、社内(社長、組織構造、社員等)に目を向けて施策を記載してください。
③各時代の社長(会社)の気持ちに寄りそう
事例Ⅰは長年続く老舗の会社や先代から受け継いだ企業の話が多いです。
各設問も各時代の社長の目線で問われることも多いです。
与件文を読みながら時系列を間違えないようにし、「各時代」の社長の気持ちに寄り添い解答してください。
(時代によって社長の想いが相反することもあります。その場合、誤った年代の社長の想いを記載するとそれだけでゼロ点…!)
④時間配分に気を付ける
全事例共通ですが、頭で考えた施策も記述しなければ意味がありません。
そのため私は開始35分を過ぎたらとにかく解答用紙へ記入し始めていました。
参考までに、私の時間配分です。
10分:与件文を読む
↓
25分:解答の骨子を作成(余白ページを解答用紙に重ねて下書きにしつつ)
↓
35分:解答用紙へ記入(時間が来たらとにかく書き始める)
↓
10分:誤字脱字、てにをはの誤りや理論のねじれがないかを確認
⑤事例Ⅰが終われば一旦忘れる
緊張の中解いた事例Ⅰ、手応えが完璧なはずがありません!
しかしこの後3問×80分が息つく間もなくやってきますので、くよくよしている暇はないです。
問答無用で気持ちを切り替えてください。
事実、私もR3年度試験、事例Ⅰでまさかファブレス企業の事例が出ると思っておらず混乱の最中に終了時間を迎えました。
何とか解答は埋めたものの、もう少し良い記述が出来たのでは…と落ち込みそうになったのをぐっと堪え、事例Ⅱのファイナルペーパーを読むことで何とか切り替えられました。
この持ち直しができるかできないかは、地味ですが合否を分けると思います。
■2次試験小ネタ
2次試験は採点者にまず解答を読んでもらわないことには始まりません。
内容もさることながら「読みやすさ」はかなり重要です。そのため下記の小技を活用しました。
①自宅で過去問解く場合は、問題用紙も解答用紙もB4サイズで2up印刷(小冊子印刷も◎)
事例Ⅰだけに限らず、全科目おすすめします。何故なら本番の用紙サイズなので。
記入マスが意外と小さくて書きにくいことに気づくと思います。
記入は時間との勝負なので、2次試験の勉強開始直後から用紙サイズは本番同様に印刷し、サイズに慣れておくことをおすすめします。
(事例Ⅳの計算式記入欄とか、いつも記入スペースが足りてなかったです…)
②字の綺麗さに自信がない方は濃さ2B/0.3のシャープペンシル芯がおすすめ。
マス目が小さいと本当に記入に苦労します。意識しなくても字が綺麗に書ける方は問題ないと思いますが、走り書きに近くなると自分以外に文字が読めない不安がある方、
0.3の濃さ2Bのシャー芯をおすすめします!!
・シャー芯が濃いと筆圧が抑えられるので、消しゴムで消したときに跡が残りにくくなり読みにくさ軽減
・線が細いと余白が生まれるので可読性up(線が太いと文字が潰れてしまう)
ただこれ、芯が細いため記載中ぽきぽき折れるのでコツが必要です。直前ではなく前もって練習して慣れておくことをおすすめします。
私は大抵どの試験も使い慣れた大学時代からのシャーペンを愛用していましたが、診断士の二次試験はドクターグリップを購入しました👏
■おわりに
いかがでしたでしょうか。一応短期ストレート合格できたので上記は効果があったと思います!
その他、事例Ⅰのお役立ち情報ついては「カテゴリ:5-1.事例Ⅰ」で先人たちのノウハウが蓄積されておりますので、お手隙の際にご参照ください👍
これからも私のtipsは「タグ:まっぺのノウハウ」でお届けしますので、こちらも興味があればぜひ参照、コメントいただけましたら幸いです✨
次回はハーパーさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])
4月23日(土)&4月24日(日)開催!タキプロオンライン春セミナーのご案内
GWまであと1か月に差し迫ったこの時期、「この時期何を重視して勉強すれば良いの?」「1次試験までどんな学習計画を立てればよいの?」などなど…様々な悩みや不安を抱えていませんか? そんな皆さんの不安をスッキリ解消すべく、 「GW前に悩みを解消して受験勉強のギアを上げよう!」 というメインテーマでタキプロが春セミナーを開催いたします。
セミナー内容詳細およびお申し込みは下記バナーよりご確認ください!
皆様のご参加をお待ちしております!
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪