二次試験のはじまりは事例Ⅰから~ byまなを
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のまなをと申します。
だんだんと涼しくなってきて過ごしやすく、そしてどこか切ない季節となってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目ということで体調を崩されないように、勉強の合間にしっかり休息をとっていきましょう!
私はというと、この涼しさで尚更のことお布団から出られなくなってしまいました。
この記事も布団の中から書いております。そうだ、お布団で暮らそう。
そんな私の過去記事はこちら→まなをのノウハウ
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■はじめに
今回ご紹介するのは事例Ⅰということですが、当科目は試験本番でのトップバッターです。
ここを制するかどうかでその後のメンタルにも影響を及ぼすという恐ろしい科目。
そしていざ受けてみてわかるのが、こんなにも80分という時間は短いのか…!ということ。
問題用紙を切り裂く周りの音、初見の問題、過去問と全く違う出題傾向、なぜかすぐ折れるシャーペンの芯。
事前に想定していた時間通りに進むわけもなく、迫りくる試験終了時間に焦りでもうヒヤヒヤです。
しかし周りのみんなも同じ状況です。年に1回しかないチャンス、落ち着いている人なんていないのです。
と、いうわけで良いスタートを切れるかどうかの重要な科目。まだ試験まで1か月以上あるのでビシバシやっていきましょう!
■そもそも二次試験とは
二次試験は筆記形式なので、当初私はこう考えていました。
「自由にのびのびと発想豊かに書けば良いんだ~」と。
しかし実はそんなに自由な書き方はできません。独自性のある素晴らしい画期的なアイデアは求められていなかったのです。
二次試験という名前の通り、基本的には一次試験で学んだことの応用です。
そんなことは知っているって?いえいえ、もう一度言いますよ。
二次試験は、一次試験で学んだことの応用です。
つまり、一次試験で学んでいない概念は出題されないですし、解答としても想定していないということです。
実際のビジネスでは起こりうる、足りない事業分野はM&Aで買収だ!とか、DX化だ!等は残念ながら点数がつかないんですね…。
■事例Ⅰのキーワード
ここで1つ解答のコツとなってくるのが、キーワードです。
キーワードが採点基準の全てではないですが、キーワードが合っている=要点は外していない、と私は考えます。
そしてそのキーワードを魅せるためには論理的な文章力が必要です。
キーワード数×論理的な文章=得点力だと私は思います。
ここでは、今日から使える事例Ⅰキーワード集をご紹介します。(順不同)
・ノウハウの蓄積
・OJT
・定着率
・モラール向上
・組織の活性化を図る
・一体感を醸成
・シナジー
・次期リーダーの育成
・差別化
・ニーズ
・顧客と接点
・関係性構築
・意思決定の迅速化
・定着率を高める
・標準化→マニュアル化→OJT→能力向上
・高付加価値
・協業
論理的な文章については、客観的に読んで理解できる文章か、なぜ?という質問に答えている構成を心掛けるのが良いと思います。
■令和3年度再現答案
以下に、私の令和3年度事例Ⅰの再現答案を掲載します。
まだ一度も解いていないという方はそっと画面を閉じてくださいね。
一応78点の答案なので、少しは参考になれば嬉しいです。
ちなみに再現度は70%くらいです。合格者は自分の答案をすぐ思い出せる!なんて聞いていましたが、そんなことはありません。試験中はその場をしのぐのに必死で、試験が終わったらすぐ忘れてしまいますからね。
いきますよ・・!
準備はいいですか・・・?
問1:2 代目経営者は、なぜ印刷工場を持たないファブレス化を行ったと考えられるか、100 字以内で述べよ
↓
①印刷のデジタル化の加速で専門技術が不要となり、新規参入により印刷単価が低下したため、②顧客ニーズ対応に集中する分業体制を整え、③高品質な印刷を必要とする分野に需要を絞り、差別化を図るため。
問2:2 代目経営者は、なぜ A 社での経験のなかった 3 代目にデザイン部門の統括を任せたと考えられるか、100 字以内で述べよ。
↓
①前職の広告代理店で共同プロジェクトに参画した経験や人脈を活かし、②デザイナーの採用、③次期経営者候補としての育成、④紙媒体に依存しない分野へ事業拡大し、既存顧客に向けた広告制作業務を行うため。
問3:A 社は、現経営者である 3 代目が、印刷業から広告制作業へと事業ドメインを拡大させていった。これは、同社にどのような利点と欠点をもたらしたと考えられるか、100 字以内で述べよ。
↓
利点は、①既存顧客との継続的な関係性?、②~に注力、ニーズ…?
欠点は、①競合他社が多数存在し、厳しい競争環境であり、②営業活動を行えず、印刷物以外の受注が困難なこと。
→(かなり記憶曖昧です・・・)
問4:2 代目経営者は、プロジェクトごとに社内と外部の協力企業とが連携する形で事業を展開してきたが、3 代目は、 2 代目が構築してきた外部企業との関係をいかに発展させていくことが求められるか、中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。
↓
外部企業と全社的な協業を行う。具体的には、①タスクフォースチームの結成、②顧客ニーズやノウハウを共有することで、シナジーを発揮し持続的な発展を目指す。
問5:新規事業であるデザイン部門を担う 3 代目が、印刷業を含めた全社の経営を引き継ぎ、これから事業を存続させていく上での長期的な課題とその解決策について 100 字以内で述べよ。
↓
課題は、新規市場の開拓と、売上向上である。解決策は、①サプライチェーンの管理、②協業、シナジー、外注活用し、余力を生むことで営業部を設立し、ニーズの把握、高付加価値化を図る。
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
本番当日、幸先の良い1日を過ごすためにも最初の科目である事例Ⅰは気持ちの面で重要ということがわかりました。
そんな事例Ⅰをうまく乗り切り、その後の科目にはずみをつけるためにもキーワードや一次試験の基礎知識を活用しながら学習を進めていきましょう!
次回はやまじゅんさんの登場です。
お楽しみに!
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