事例Ⅰは、A社の人生グラフを分析し、未来を描く事例である by Qちゃん
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のQちゃんと申します。
過去投稿は以下です。
合格体験記 → こちら
事例Ⅱについて → こちら
事例Ⅲについて→ こちら
■はじめに
2次試験が近づきつつあります。
この時期は、メソッドを作り上げる、というよりは、蓄えたノウハウや知識を落とさないようにしている時期と推察します。
これまで試行錯誤を続ける中、自分で選択し実行し、決定したはずです。
その自分を信じて頑張ってください。
今回は、受験生時代にはイメージできなかったけど、振り返ると「事例Ⅰって、こういうものだったかな」と自分なりに理解した内容を共有したいと思います。
頭の片隅に置いておくと、事例Ⅰの俯瞰に役立つかもしれません。
軽い読み物としてお付き合いください。
■人生グラフとは
人生グラフとは、自分の過去を振り返り、人生のモチベーションの高さを時系列に曲線で表したものです。
画像はWEB上に豊富にありますが、著作権等のケアを排除すべく、自作してみました。
(いざ作ってみると結構時間がかかるものですね。そして、情報量多すぎですね(^ ^)。)
このように、ある時点で何らかのきっかけで上昇したり下落したりするものです。
■事例Ⅰの与件・設問を人生グラフに落とし込んでみる
どの年度でもいいのですが、例として平成29年度問題を題材とします。
与件・設問をもとに、A社の人生グラフを作成してみました。
小生の個人的解釈ですが、全体像はこのような形かと思います。
(自分の人生グラフよりも、ずいぶんシンプルな図になりました。)
平成29年度はこのような比較的右肩上がりのようになりましたが、他の年度(例えば平成28年度)では途中で下がる、などもあったように見受けます。
ともあれ、A社も自分の人生グラフのように、何かのきっかけで、上昇したり下降したりするわけです。
この図を使って、各設問の問われている範囲を示します。
第1問〜第3問までは過去、第4問・第5問は未来に向けての設問になります。
①第1問・第3問
これらは、下図のように、「変化」に着目し、その要因等を分析する問題と考えます。
②第2問
こちらは図にはしませんが、「変化」ではなく、社員構成という「状態」に着目した問題になります。
③第4問・第5問
時制は未来ですが、問われていることは①同様、「変化」に着目した分析問題です。
と、試験問題はここまでですが、さらに問いかけを続けていくとすると、
③で分析したことを踏まえ、ではどうしたらリスク・課題を克服し、成長できるか、
をA社社長は問いたくなるのだろうし、診断士として回答する必要があると思います。
以上のようにみていくと、
各設問はブツ切れではなく、
一連のA社の人生グラフをもとに、診断士として分析すべき大事なポイントを問われている、
と思えるようになりました。
設問を見るだけで、ある程度人生グラフを描き、与件で裏付けしていくことができれば、
あとは、知識・切り口を使って意見を述べることで、
A社の未来のストーリーが見えるような答案を作成できるのでは?と思います。
■おわりに
私の次回投稿予定は2次試験終了後になります。よって、今回が2次試験前最後の投稿になります。
令和4年度のA社がどのような人生グラフになるかはわかりませんが、
経緯や方向性を掴み、試験委員が想定し納得できる答案作成につながるよう、願っています。
頑張ってください!!!
次回はmatsuさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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