事例Ⅱの設問への対応方法 by nagai

事例Ⅱ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のnagaiと申します。

■はじめに・自己紹介

本記事は事例Ⅱについての概要を押さえながら設問への対応方法を説明いたします。

本題に入る前に、お前誰よ?ということで、自己紹介となります。

・職業: 日系IT企業勤務のITコンサルタント・エンジニア

・大学専攻:経済学部経済学科、公共政策大学院修了。公共ミクロ経済学を研究していました。

・受験遍歴:1次2回、2次2回。令和元年5月の申し込み直前に診断士の存在を知り、まずはお試し受験。大学の専攻の貯金のおかげで、経済学・経済政策のみ科目合格。(令和2年次は試験の存在を忘れていましたw)令和3年合格を目指して、令和2年の10月から受験校に通い、令和3年1次試験残り6科目合格、2次敗退→令和4年に2次リベンジ合格、という流れになります。

・独学 or 予備校:TAC通学+TBC通信の2刀流でした。

■事例Ⅱの全体像

事例Ⅱは流通・マーケティングに関する事例です。近年の問題は、第1問で環境分析(3C・SWOT)の問題、第2問以降は助言問題という流れになります。

令和4年もまさにそのような流れでした。まず、近年の問題はこのような問題の流れであるイメージを持ちいつも通りだという認識をしながら対応することが、おちついて安定したパフォーマンスを出すのに大切なことではないかなと考えています。

■環境分析(第1問)は舐めてはいけない

第1問のSWOT・3C分析は与件文を抜き出すだけだから簡単でしょ?と思っていませんか?

例えば、令和3年の第1問はS/W/O/Tそれぞれ30文字以内とかなり文字数制限が厳しい問題です。SWOT分析をしたなかで全部を書き込むことは到底難しい。一方で、他の助言問題とは異なり、与件文そのままが根拠となるわけですから、多くの受験生(特に合格者)はしっかりこの問題で点数を取っていると考えるべきです。なので、絶対に落としてはいけない問題なのです。

その中で優先して書くべきは、第2問以降の助言問題と関連する内容です。文字数制限の中でなるべく複数の結論で構成し、リスクを低減することも必要になります。その意味で、取捨選択と編集力が必要になります。

であるならば、第1問はあえて後回しにし、第2問以降の設問を先に解くことも良い戦術です。令和4年の本番でも3C分析の問題は、80分の中で初めに行うと、全体のバランスを崩して、他の問題を解く時間が足りなくなる可能性があることから、私は後回しにすることが良いと判断しています。

■助言問題への対応

助言問題はいわゆる「だなどこ(誰に・なにを・どのように・効果)」という形で記載するとよいとされています。

私個人としてはもう一歩深めて準備しておくべきだと考えており、それぞれ切り口を想定して準備していました。

助言問題のヒントはすべて与件にありますが、切り口を想定して与件を読むことでこれで

例えば、効果とは最終的には「売上を獲得すること」になるのですが、

直接的に売上を獲得する要因として

「新規顧客層の獲得」「既存顧客層の新規顧客の獲得」「リピート利用」「顧客との関係性の強化」「既存顧客の維持、強化、離反防止」「客単価の増加」「購買頻度の増加」「関連購買を狙う」「顧客のロイヤリティ向上」「口コミの増加を狙う」

間接的な要因として

「認知度向上」「ブランド力」「企業イメージ」「地域に貢献・地域の課題解決」などが挙げられます。

こういった切り口を想定しながら、与件を読みながら助言問題を解いていきましょう。

テキストを読んだり、過去問や演習を通じてこういった切り口のストックを増やしていきましょう。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。GWも終わり、1次試験を受験される方は出願も始まりましたね!

出願の申し込み忘れにはくれぐれも注意!願書取り寄せにリードタイムがかかるので、まだの方は今日・明日すぐに郵便局にいきましょう!


次回はしのさんの登場です。
お楽しみに!

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