事例Ⅱは一本釣りに要注意 byみっひー
タキプロ15期のみっひーと申します。
二次試験本番まで、残り僅かとなって参りました。夏の疲れも残っている頃かとは思いますが、診断士試験は二次試験がラスボスです。あとひと踏ん張り頑張っていただければと思います。
試験直前期ですので二次試験を受験される皆さまはひと通りの勉強はお済みになっているかと思います。そのため今回はインプット面より、試験時に向けた心構え的な部分を中心にお話できたらという風に思います。
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■事例Ⅱの特徴
改めて事例Ⅱの特徴については以下の通りです。
・事例に登場する企業は飲食業・サービス業など生活に馴染みがある企業が多い。
・問われる内容について他の事例と比べ分かりやすい。
・問題数が少ないため、設問当たりの配点が高い。
・与件文が長く、またキーワードが多い。キーワードをどこで使用するか判断が難しい。
恐らく受験生のなかでも、事例Ⅱに苦手意識をもつ方は少ないのではないかと思います。理由は私たちの生活に馴染みがある業種が多いため、事例Ⅲなどと比べ与件内容が分かりやすいためです。
私自身も、事例Ⅱについては比較的好きな科目でありましたが、反面点数が一番安定しないのも事例Ⅱでした。私は多年度生で幾度も二次試験は受験しましたが、ある年次は70点台であり、ある年次は50点台といった結果でした。理由について考えてみましたが、得点が低い年次は何かしらの事故を起こしているという結論に達しました。事例Ⅱに関しては一設問あたりの配点が高く、ターゲットや施策に具体策が求められるため一つの事故が命取りになります。
■昨年の問題を考える
これは昨年度の事例Ⅱの問題です。
プライシングの新しい流れってなんやねん、とツッコミを入れたくなりますが、まず新しい流れという観点から、「サブスクリプション」が頭に浮かぶかと思います。(よくテレビなどでもサブスクは紹介されていますよね)。
予備校などの模範解答を見てもサブスクが中心の解答が多いようです。サブスクを解答すること自体は問題ありませんが、事例Ⅱにおいて一本釣り(ターゲットや施策を決め打ちすること)を行うのは危険です。なぜなら事例Ⅱについては外した際のリスクが高いためです。そのため、サブスクで一本釣りをし高得点を狙いにいくよりは、サブスク以外の要素もちりばめつつ、無難な点数を狙いにいくのが吉であるという風に思います。
ちなみに私は①サブスク②中古用品買取・再販③買い替え時の割引制度導入などを中心に回答をしました。(サブスクはトータルで金銭的負担が減るのか、そもそもプライシングの一種なのか、この規模の企業がサブスクを導入することが現実的なのか自信がなかったため・・・)。ちなみに本問題については助言問題ですので要素を列挙しすぎて助言になっていないと見なされないようにバランスは注意してください。
この問題はあくまで一例ですが、本試験中は異様な雰囲気に包まれますので「これだ!」と飛び付き、大事故を起こさないように注意してください。常に俯瞰して考え、少しでも不安な要素があるようなら上記のようにリスクヘッジを行う方がよろしいかと思います。二次試験は大事故を起こさなければ受かる試験です。
■キーワードに溺れないようにする
事例Ⅱは与件内にキーワードが多いことが特徴です。キーワードが少ない傾向にある事例Ⅰの後でもあるため、余計ギャップを感じます。キーワードに溺れないように注意しましょう。またどうしてもキーワードの切り分けが出来ないようでしたら、リスクを考慮し、同じキーワードを使いまわすことも致し方ないかと思います。そもそも診断士試験は回答は一つではないと言われており、与件に沿った回答がロジカルに説明できており、回答に一貫性があれば加点される可能性は充分あると考えられます。
■おわりに
皆さんここまで来るのに、家族との時間や友人との時間など様々なことを犠牲にしてきたかと思います。特に私自身多年度生でありましたのでそのあたりの気持ちは痛いほど分かります。いままでの努力は必ず報われますので、二次試験突破されることを心よりお祈りしております。次回は、きたっち さんの登場です。
お楽しみに!
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