事例Ⅱ勉強法(主にフレームワーク) byなつこ
口述試験対策セミナー
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■はじめに
こんにちは、タキプロ15期のなつこです。
コンサルティングファームで、主に新規事業や営業戦略等の領域を担当してます。
寒さも厳しくなり、冬本番ですね。
個人的には、勉強は夏より冬の薄暗い・寒い部屋でする方が捗るのですが、皆様いかがでしょうか。
本日は事例Ⅱ関連情報をご紹介します。
まもなく新年を迎え、新たな決意を胸に秘める皆様にとって、
何かのお役に立てば幸いです。
■事例Ⅱで問われる内容
事例Ⅱはマーケティング分野を対象とした設問で、テーマは「売上向上」です。
設問は、大きく以下の2つに分かれます。
①現状分析問題
:与件企業の強み・弱み等を数十字で記載
②施策問題
:与件企業の売上向上に資する施策を記載
■事例Ⅱで使うフレームワーク
①現状分析問題
フレームワーク:
いわゆる「SWOT」
与件分の中に、企業のSWOTが書かれているため、それを抜き出してまとめます。
ポイント:
時短・漏れ防止の観点で、与件分を読む際にSWOTに該当すると思われるキーワードを、
色分けしてアンダーライン等を引いておくと役立ちます。
また、一つ一つのキーワードはなるべく端的にまとめ、
限られた字数で漏れなく多くのキーワードを入れることがポイントだと考えます。
②施策問題
フレームワーク:だなどこ
だ)誰に
な)何を
ど)どのように
こ)効果
売上向上に資する施策内容を、上記「だなどこ」の観点を踏まえて記載します。
ポイント:普通に回答を書くと、多くの人は「だなど」は書けると思いますが、
「効果」が抜けてしまう人が意外と多いので、普段の問題演習から意識してください。
◆その他、役立つフレームワーク
施策の具体的な中身を考える上では、
マーケティング戦略に関するフレームワークを使うと、
問題をMECEに構造化して考えることができます。
主要フレームワークを、以前風さんがまとめてくださっているので、
こちらも是非ご参照ください!
特に、PESTや5force等の主要6フレームの活用順はまさにこの通りなのですが、
一般のビジネス書でも意外と載っていないので、とても有益だと思います。
※風さんの投稿
https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case2/116597/
■ちょっと横道。フレームワークの落とし穴
事例Ⅱを解く上ではあまり関係ないのですが、
実際のビジネス戦略を考える上では、フレームワークを単なる整理学で終わらせないことに注意が必要です。
フレームワークを使ってMECEに問題を整理したら、
so what?(整理を踏まえて自社は何をすべきか等の示唆)を導き出すことが重要です。
例えばSWOTであれば、当たり前の「強み×機会」や「弱み×脅威」ではなく、
「弱み×機会」と「強み×脅威」に注目してso what?を絞り出す。
コンサルファームでは、
若手コンサルが一生懸命調査して情報を整理しても、
上司からのレビューがたった一言、「so what?」で終わる現場を何度も目にしてきました。
(怖い!!)
皆様も、もしこの中小企業診断士を機にフレームワークを学ばれている方がいらっしゃったら、
この点を意識していただけると、勉強結果がより有益なものになるのではないかと思います。
■おわりに
次回は、ゆるふ さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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