SNSは中小企業の救世主?! Byへの
読者の皆様、こんにちは!
7回目の登場となりましたタキプロ12期の「への」です。
今回のお題はマーケティング・流通がテーマの事例Ⅱです。「への」は普段の仕事で、VMDを活用した売場作り、告知のためのチラシ・DM、ホームページ、SNS活用などの販売店支援をしているので、2次試験の中で事例Ⅱは一番身近なテーマでした。
■そもそもSNSって何?
例えば朝一番のニュースでSNSという言葉を聞かない日が無いくらい、SNSは私たちの生活に浸透してきましたね。
SNSはソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略ですが、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスです。日本での4大SNSはFacebook、Twitter、Instagram、LINEと言われています。令和元年のジェルネイルの事例に出てくる“インスタント・メッセンジャー(インターネットによるメッセージ交換サービス)”というのは、おそらくLINEのことではないかと思われますよね。(LINEという特定のサービス名を出せないのは国家資格試験の性なんでしょうね・・)
4大SNSの特徴は下記の通りです。ここは2次試験には出ませんが、診断士になってからマーケティング支援をする場合には押さえておきたい基本事項になります。それぞれのSNSの特徴を理解した上でクライアント企業のターゲットに沿ったSNS活用を支援する必要があるからです。そしてSNSにもトレンドがあるので、マーケティングを強みとして診断士活動をされたい方は是非、最新情報をチェックしておきましょう!
出典: NTTドコモ モバイル社会研究所
「データで読み解くモバイル利用トレンド2020-2021:モバイル社会白書」より抜粋加工
■トリプルメディアの特徴を知っておこう
事例Ⅱのテーマであるマーケティングで大切なのは、自社の商品・サービスの情報をターゲット(消費者)に効果的に届けて、いかに売上に繋げるかですね。
ターゲット(消費者)に情報を届けるためのメディアには下記のトリプルメディアと言われる3つのメディアがあります。
●ペイドメディア(有料メディア)・・テレビCM・広告など、お金を払って利用するメディア
●オウンドメディア(所有メディア)・・ホームページ、公式SNSなど、自社で運営しているメディア
●アーンドメディア(獲得メディア)・・SNSやクチコミサイトなど、消費者が起点となるメディア
資金力の潤沢な大企業であればテレビCMや大々的な広告展開をすることができるかもしれませんが、中小企業、特に事例Ⅱで取り上げられやすい小規模企業にとっては、莫大な費用のかかるペイドメディアを利用するのはハードルが高いです。しかしオウンドメディアであるホームページや公式SNSを使っての情報発信は、中小企業といえどマストな時代でしょう。令和2年の事例Ⅱでも自社オンラインサイトのコミュニケーション施策が問われています。
事例Ⅱの設問ではインターネットを使ったマーケティング・コミュニケーションについて取り上げられることが多いです。
平成30年の事例Ⅱ第3問・・「B社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために・・」
平成28年の事例Ⅱ第4問設問2・・「B社のインターネット販売を利用する顧客にリピートしてもらうためにインターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか・・」などです。
ホームページ・公式SNS(オウンドメディア)と消費者起点のSNS(アーンドメディア)の有効活用は中小企業のマーケティング・コミュニケーション施策の鉄板になってきています。シェアによる情報拡散だけでなく、SNSから消費者の評価や要望の情報をキャッチすることで、商品・サービスの改善に活用できたり、消費者との双方向のコミュニケーションでファン作りに繋げるなどの効果も期待できるからです。
SNSに関係しそうな設問や与件文を見つけたら、その箇所には「解答に使う!」とマーカーを引くなどチェックしておきましょう。
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
アーンドメディア(獲得メディア)であるSNSの一番の特徴は、消費者が自らの言葉で情報発信をしてくれることです。企業側としてはその情報についてコントロールができないのがデメリットですが、SNSで話題になるとバズるという言葉もあるくらいその拡散力は絶大です。
また、今の若者はテレビを見ない世代と言われています。NHK放送文化研究所2021年5月に発表した国民生活時間調査では、10代、20代の約半数がテレビを見ていないことが報告されています。そして情報検索はググらずSNSであるTwitterやInstagramを使う若者が増えています。莫大な費用のかかるテレビCMに代表されるペイドメディアより、効果的なマーケティング・コミュニケーションが期待できるSNSは、中小企業の救世主になるかもしれませんね!
次回はのぶおさんの登場です。
お楽しみに!
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