1ヶ月で間に合う事例Ⅱ対策 by きむにぃ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のきむにぃと申します。
簡単に自己紹介をさせていただきます。
ハンドルネーム: きむにぃ
年代/性別:40代 男性
職種:IT系
受験歴:1次1回、2次1回
勉強時間:1次150時間、2次100時間
勉強方法:独学
得意科目:1次/企業経営理論、2次/事例Ⅱ
これまでに掲載したブログはこちらとなっています。
4月からでも間に合う!1次試験短期合格に向けて
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■はじめに
このブログをご覧の方は、無事に今年の1次試験を突破して、2次試験の対策中の方だと思います。
1次試験、大変お疲れ様でした!!
多年度の方やしっかり時間をかけて1次試験に臨んだ方は、1次試験が終了する前から2次試験についてもある程度の準備や勉強をされて今に至る方が多いと思います。
私は・・・去年2021年5月に受験を決意してそこから超突貫で1次試験に臨んだため、1次試験が終わるまでは2次試験がどんな試験かすら何も見ていませんでした。(筆記試験である、位の情報だけ)
1次試験から2次試験は約2ヶ月強。私は去年の今頃、まだ情報収集をしており、正直な話1事例も解いていない状況でした・・・が、ポイントを押さえてあとはなんとしても受かりたい!という気持ちがあればなんとかなるもので、気持ち的にも点数的にもギリギリでしたがなんとかストレート合格を果たせました。
ですので、2次試験対策が思うようにできていない方、やってみたものの点数が伸びず、途方に暮れている方、まだまだ諦める必要はありません!
「諦めたら、そこで試合終了」です!!
■事例ってどれだけの数解けば良いの?
診断士試験を目指す方の中での永遠の課題かもしれません。よく聞くのは10年分を2周。そうすると、4事例×10年分×2周=80事例。
確かにこれだけ解ければ、やりこんだ感は出ると思いますし、自分に自信が持てるかもしれません。
ただ、持論としては、2次試験は量より質です。数はやれたほうがいいに越したことはないですが、そこまでできないからと言ってダメということはないと思います。
私の中での目安は、
・与件文の読み方
・設問のパターンの把握
・字数のまとめ方(20字、100字、120字・・)
・定番キーワードの定着
・時間配分
が概ね体に染み付くタイミング(これは人それぞれですが)が来たら、(少し乱暴な主張かもしれませんが)それ以上は闇雲に事例ばかり解いていてもあまりスコアには反映されないかなあと思います。
事例を1つ解くのって時間もかかるし集中力も必要。何より総合演習なので、1つ1つのポイントについては少し雑になりがち。それよりは、与件文の読み方が甘い時があるな・・・という方は線をひくところだけやってみるとか、キーワードをしっかりインプットしておくことに割いたりとか、プロセスの中で特に弱いな、というところを重点的にやったほうが結果はついてくるのではないかと思っています。
ゴルフで例えるなら、実践あるのみ!とひたすらラウンドばかり行っていてもどこかで成長が止まるので、改善すべきがドライバーなのか、アプローチなのかを見極め、そこを重点的に練習場でチェックし反復練習する、という感じでしょうか。
私自身、全事例で時間を測ってちゃんと解いたのは23事例、事例Ⅱは6事例(5年分)だけでしたが、その他に、自分が弱いと思うポイントを整理して、そこを頭に叩きつける勉強をしました。
■解き方の流れはやっぱり「ダナドコ」。でもちゃんと使いこなせてますか?
事例Ⅱで最も有名なフレームワーク、「ダナドコ」。
ダ 誰に
ナ 何を
ド どのように
コ 効果
2次受験生であれば多くの方がどこかでは聞いたことがあると思いますが、ここは奇をてらわずこれを使いましょう。ただ、これはあくまでチェックリスト。差がつくのは使い方のところです。
私は基本の考え方の流れとして以下のような流れで考えるようにしていました。(下記は事例Ⅱのファイナルペーパーからの抜粋で、これに該当するものを与件文から抽出し、回答文の下書きとして意識していました)
①(何を)B社の強みを見つける
②(誰に)強みを活かせるターゲットに絞り込む
③(何を)差別化集中戦略をとる
→経営資源の集中、大手との競争回避、ニーズに適した施策実行
④-1(どのように) 自社で足りない強みは地域の異業種連携を考える
④-2(どのように) チャネル(直販、代理店、OEM、ネット)
④-3(どのように) プロモーション:プル型(WEB、口コミ、イベントなど)とプッシュ型(DM、チラシ、メルマガ、接客、ポイントカードなど)
⑤-4(どのように)プロモーション:双方向コミュニケーション(情報収集、発信)
⑤-1(効果) 顧客接点を大事にしてリピートユーザー化して、CS向上・愛顧を高め、LTV(LifeTime Value)を最大化
⑤-2(効果) ニーズを収集し商品開発につなげる
あくまで取るべき施策は、
強みに立脚して、強みが活かせるターゲット先に絞り、大手など競合が取れない施策に経営資源を集中して一点突破する!!
です。これを忘れなければ大きく外した答案にはならないです。
■R3年事例Ⅱ再現答案
2次試験全体で累計23事例、100時間の勉強時間で以下の結果でした。
事例Ⅰ/59点、事例Ⅱ/68点、事例Ⅲ/61点、事例Ⅳ/67点 合計:255点
飛び抜けて良いものもないですし、決して高得点ではありませんでしたが、「最低限のことを漏れなく抑える」でも上位2割には入るということです。今これをご覧になられている方は8割を目指している方ではなく、1点でも良いからなんとか6割を超えたい!という方だと思いますので、そんなみなさんに勇気を与えるべく、私の68点の事例Ⅱ再現答案を晒してみたいと思います。
改めて見ると、問5で和菓子とのコラボのところが抜けていたり、致命的なミスをしたところもあるのですが、それでもこれくらいは取れるんだ、ということでご覧いただければと思います。
これくらいなら書けそうじゃないですか?
問1
S:地元産大豆を使用した高付加価値豆腐。高齢者からの高い愛顧。(29文字)
W:顧客に主婦層が少ない。移動販売以外の販売チャネルが弱い。(28文字)
O:リモートワークで自宅の食事にこだわりを持つ層の増加。(26文字)
T:新型コロナで移動販売や対面・試食販売の機会減少。(24文字)
問2
自宅での食事にこだわりを持つ主婦層向けに、Y社と連携して地元産の豆腐・水・米をセットにした豆腐丼や手作り豆腐セットを販売し、グルメサイトの掲載を経て新規顧客層の開拓とリピート購入を促す。(93文字)
問3
(a)長持ちする冷蔵ボックスの準備と品質劣化しない商品を開発して強みである品質を維持して満足度を高める。(49文字)
(b)顧客への注文と配送後に電話を行い、手書きのDMを送ることで顧客接点を維持して、愛顧を高める。(46文字)
問4
地元産大豆を使用し高品質で差別化した商品を、IMによる双方向コミュニケーションでニーズに合わせた商品の紹介やお試し提案、顧客の声を商品開発に活かし、ニーズに対応することで愛顧を高めLTVを最大化。(98文字)
■おわりに
事例Ⅱは「得意不得意が分かれやすい科目」と言われていますが、型を外さずに、ということを意識し、反復練習すれば必ず合格は見えてくると思います。頑張ってください!
次回はちよさんの登場です。
お楽しみに!
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