事例Ⅲを得点源にしましょう!by よしのぼり
こんにちは! タキプロ13期のよしのぼりです。
もうすぐクリスマスにお正月ですね。
家族団欒、息抜きしつつ、じっくりと来年の抱負を考えてみるのもいいですね。
事例Ⅲは、1次試験の運営管理の延長線上という感じで、他の事例と比べて出題範囲が狭いので、基本知識を押さえておけばしっかりと得点源になると思います。他の方がすでにブログで書かれていることと多分に重複しますが、私が意識したポイントをお伝えさせていただきます。
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・自己紹介&事例Ⅰ対策
・事例Ⅳ対策
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■機会を捉え強みを生かす
事例Ⅲの出題形式は、ほぼ例年通り、現状分析→問題と対策という流れになっています。
まず、現状分析に必要なSWOTは、必ず与件文の中に書かれていますので、過去問を解いたり、ふぞろいな合格答案を参考にしたりしながら、的確にSWOTを抜き出す練習が効果的だと思います。
特に「強み」と「弱み」は例年同じような内容ばかりなので、字数に合わせて簡潔に、確実に抜き出すことができればしっかり得点できると思います。
<強みと弱みの例>
強み・・・技術力、一貫生産体制、高品質、ベテラン職人、提案型営業 など
弱み・・・生産能力不足、納期遅延、OEM依存、若手の技術習熟不足 など
そして、問題と対策に関しては、「何」に関する問題なのか、例えば、工場全体の問題か、製造部門の問題か、生産管理上の問題か、営業部門の問題か、など、設問文の指示を外さないように冷静に抜き出すことが重要です。
的確にSWOTを整理し、機会を捉えて強みを生かした対策を提案するのがポイントだと思います。
■生産計画と生産統制
計画と統制、これは無敵のキーワードで、全てのモノづくり企業の肝となる業務です。
例えば、自宅でクリスマスパーティーを開催する!というシナリオを考えてみたいと思います。
まずは、生産計画です。いつ何を作るのか(日程計画)、どれくらい手間がかかるのか(工数計画)、どんな手順で作るのか(手順計画)、無意識にでもこの3点を考えると思います。カレンダーで日時を確認したり、レシピ本で工数や手順を確認したりといった感じですね。
次は、生産統制です。統制というと少し堅苦しいですが、基本的には、どれくらい仕事が進んでいるか(進度管理)、材料がどこにあるか(現品管理)、どれくらい人手が足りているか(余力管理)、ということを意識しながら料理を進めていくと思います。一人で料理する場合は少しくらい段取り悪くても何とかなりますが、大勢で準備する時には、誰か一人が途中で失敗していたり、材料が足りなくなっていたら、パーティーの時間までに準備が間に合わなかった・・・なんてことになってしまいますので、生産統制が必要となります。
事例Ⅲの与件文では計画と統制に問題のある場合がほとんどです。急な受注で生産計画がぐちゃぐちゃだったり、材料や製品の在庫管理ができておらず、置き場所も数量も管理できていなかったり。計画と統制の観点から現状の問題を抽出し、対策を提案する回答パターンが多いと思います。
■その他キーワード
私は、主に以下のキーワードについてファイナルペーパーにまとめていました。
PQCDSME、4M+Information、OEMの長所短所、内製化の長所短所、在庫の長所短所、IT活用のDRINK(DB、リアルタイム、一元化、ネットワーク、共有)、標準化、マニュアル化、形式知化、工程同期化、ボトルネック、小ロット化、計画の短サイクル化など。
■おわりに
得点源にしましょう!と得意気満々に言っておきながら私は64点でしたので、偉そうなこと言えませんが、与件文から確実に抜き差しできれば大崩れはない科目かと思います。
2次試験対策をトータルで考えた際には、なるべく多くの時間を事例Ⅳに割いた方がいいと思いますので、事例Ⅲは6割とれそう!というレベルの見極めも必要だと思います。
来年の試験までしばらく時間がありますので、今のうちから、ビジネス本(生産管理システムやプロジェクトマネジメントなど)を読み進めるのも基礎知識作りにとても効果的だと思います。
皆様の新年がより実り多い1年になりますように!Good luck!!
次回はたにけいさんの登場です。
お楽しみに!
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