事例Ⅲはあるあるで対策 byうに
タキプロ14期の うに と申します。
今回は事例Ⅲについて書かせていただきます!
昨年の試験、事例Ⅲは72点でした。(この科目が合計点を引き上げてくれました、、ありがとう事例Ⅲ)
この科目は事例企業の特徴がある程度パターン化されているため、個人的には事例Ⅰ、Ⅱよりも対策がしやすい科目かと思います。しっかり分析・演習をして得点源にしていきましょう!
さて、この記事では事例Ⅲの重要観点の「QCD」のジャンルごとに事例企業のあるあるを紹介します。
(事例Ⅲ経験者は共感してくれるかも、、?)
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■Quality(高品質)のあるある
まずはQ、Quality(高品質であること)です。
こちらのあるあるは、「事例企業は技術力や豊富なノウハウで、高品質な製品作りがち」ですね。
過去問に取り組んでいると気づくと思いますが、製品の質が課題であるという企業は全くと言っていいほど出てこないです。
大体(おそらくすべて)が、高い技術力や豊富なノウハウで製品自体の質は素晴らしいが、製造工程や体制に問題がある企業になります。
そのため、Qualityについては強みとして捉え、「その強みをどのように活かしていくか」「事業拡大を見据え、この強みをどのように足掛かりにするか」という観点で与件文を読む・解答を作成することが大切です!
■Cost(効率的)のあるある
次はC、Cost(効率的であること)です。
こちらのあるあるは、「製造工程に複数課題があって非効率になりがち」ですね。
Qualityと打って変わって、Costは課題であることがほとんどです。
また、一口に非効率といっても、この中にさらに「非効率の原因あるある」がいくつかあります。
- 段取時間が長くなりがち
- 情報共有が遅くなりがち
- 顧客とのイメージのすり合わせに時間がかかりがち
- 技術力にばらつきがありがち
など、、、
このように製造工程の中に課題が複数存在するのですが、演習をやったことのある方なら、「こういう企業ばっかりだよな、、」と、共感いただけるくらいにパターン化されていると思います。
事例企業の課題があるある化(パターン化)されているということはつまり、それに対応する解決策もパターン化されているということです!
例えば先ほどの課題に対しては、以下のような解決策が対応します。
- 段取時間が長くなりがち
┗ 外段取化によって段取時間の改善 - 情報共有が遅くなりがち
┗ デジタル化を通して仕様変更や受注情報をリアルタイムで共有 - 顧客とのイメージのすり合わせに時間がかかりがち
┗ 3DCADによるイメージ共有の円滑化 - 作業員によって技術力にばらつきがありがち
┗ マニュアルやOJT教育を充実させて技術力を標準化
私はこのように、「課題のあるあるをリスト化→それに対応するお決まりの解決策を用意する」という対策をして、高得点獲得に繋がりました。
■Delivery(短納期化)のあるある
最後はD、Delivery(短納期化)です。
こちらのあるあるは、「納期遅延が悩みとしてあり、対策したいがち」ですね。
Costと同様、Deliveryも課題であることがほとんどです。
また、DeliveryはCostと密接に関わっていて、「非効率の改善 → 納期の改善」となるため、納期遅延の原因≒非効率の原因 となることが多いです。
納期遅延の原因も何パターン化あり、こちらもそれぞれに対応するお決まりの解決策があります。
例えば、
- 生産計画が長期(月次)のサイクル
┗ 短サイクル化する - ロットサイズが大きい
┗ 小ロット化する - IT化が進んでいない
┗ デジタル化(仕様変更や受注情報をリアルタイムで共有するなど)する - 部門ごとに生産計画を作成している
┗ 工程間で生産計画を一元化して作成する
他にも「納期遅延原因あるある」は沢山ありますが、こちらも例によって、その原因と対応する解決策はお決まりのパターン化されているのです。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事で伝えたいのは、「事例Ⅲ企業の課題・解決策はパターン化されているため、お決まりの解答を用意しておきましょう!」ということです。
大体の企業が高品質・非効率・納期遅延という状況です。
あるあるとして慣れておくことで、試験中も落ち着いて解答することができるかと思います!
オリジナルの少し凝った解決策をその都度考えるのも面白いと思いますが、試験中の限られた時間で安定した得点を獲得するという観点では、出てきた課題に対応する解決策を機械的に書き出すということが有効かもしれないですね。
次回は、えみた さんの登場です。
お楽しみに!
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