1番苦手な事例Ⅲで68点を取った私の解法 by なー
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ15期の なー と申します。
■はじめに
はじめまして。
タキプロ15期のなーと申します。
初めてのブログなので緊張していますが、
事例Ⅲについて紹介させていただきます!
正直なところ、4事例の中で事例Ⅲに一番苦手意識があります。
しかし、令和5年の試験では68点を取り、合格することができました。
今回はそんな私が事例Ⅲを解くときに行っていた手順を紹介させていただきます。
※この記事はR5年事例Ⅲの内容を引用しながら書いています。ネタバレを避けたい方は、R5年事例Ⅲを解いてから読んでください!
■自己紹介
年代/性別:28歳 男性
職種:IT系
受験歴:1次3回
2次2回(52,64,52,35→91,70,68,59)
勉強時間:1次1,684時間、2次1,400時間
勉強方法:予備校、勉強会
得意科目:1次経済、2次事例Ⅰ
1次は予備校の1.5年コース※に通い、2年目に突破しました。3年目は独学の保険受験です。
2次は1年目、2年目で異なりますが、どちらも予備校を利用していました。
※暗記三兄弟(情報・法務・中小)を1年目に潰し、2次試験に関わりの深い経営・財務・運営に加えて経済を2年目に学習するコース。
私は応用情報技術者を保有していたので免除でした。その代わり、経済を1年目に学習しました。
■私と事例Ⅲについて
冒頭でも申し上げた通り、私は事例Ⅲが苦手です。
理由はこんな感じです。
1.イメージがつかない
これは多くの方が感じていると思います。
生産設備や生産工程などを初見でイメージして
理解するのはなかなか難しいです。
2.問題点・課題が多い
事例Ⅲは他の事例と違い割とあからさまに
(「〜ができていない」みたいに)問題点を
書いてくれます。
しかし、その問題点・課題が多いのです。。。
また、
「意味深な書き方だけど、これって問題点・課題?」
というものも多いです。
結果、どの設問で回収すべきなのかの判断が
難しくなります。
結果的に上記2点は本試験の最後まで私を苦しめることになります。
苦しめられた私がどのようにして問題に向き合ったか、書いていきたいと思います。
■①事例企業のできていないところを洗い出す
よく事例Ⅲは、
「できていないところをできるようにしましょうと言う事例」
と言われます。
私もその通りと思っています。
しかし、まず「できていないところ(=問題点)を見つけてあげる」ということをしなくてはなりません。
ここで見落としてしまったり、マーカーを引いたのに回答に落とし込めていなかったりすると、
社長に伝えることはできません。
「私と事例Ⅲ」でも書いたように、事例Ⅲでは「〜ができていない」などの表現がよくあると思います。
こうした部分を抜け漏れのないようにカバーしていきましょう。
私の場合、問題用紙の空白ページに「~できていない」などの問題点や、
「意味深な書き方の問題点・課題になりそうな文章」を列挙していました。
(R5年でいうと、「営業部員の配送業務の兼務」が問題点なのか判断できませんでした。結果的には回収しました。)
加えて、「強み」も洗い出しました。
非常に汚いメモで恐縮ですが、R5年本試験のメモです↓
青字が「弱み」「課題」「脅威」「問題点」などのマイナスイメージのもの
赤字が「強み」「機会」などのプラスイメージのものです。
「1−1」「1−2」とかは、「1段落目の1つ目のマーカー」という意味です。
■②問題点を設問に対応づけていく
①で列挙した問題点・課題を、抜け漏れがないように設問に対応づけていきます。
対応づけが決まった問題点・課題は、取り消し線を引くなどして、対応済みであるとわかるようにしておきます。
①の画像で言うと、「9-1販売先料理長依存」「10-1口頭指示→メモ→整理されていない」などで引かれている線です。
(実際には他にも対応済みの問題点・課題はありますが、おそらくテンパって取り消し線引けてません)
①でわざわざ空白ページに列挙する理由は、与件文に線を引いただけだと、②の工程で問題点・課題を見落としてしまうことがあるためです。
※問題点・課題とは話が異なりますが、最終問題では戦略系のことを問われることが多いです。ここでは「強み」を活かすことが重要なので、①で洗い出した「強み」を漏らさないようにしましょう。
■③問題点・課題への対応策を検討
②と同時並行の作業にはなりますが、問題点・課題への対応策を検討していきます。
例えば、「月度生産計画で材料不足が起きている」のであれば、「生産計画の短サイクル化」などです。
問題点と解決策はセットで覚えておくのが効率的なので、暗記カードのようなものを作り、普段から覚えておくのがいいと思います。
以下は私が作成していたサンプルです。1枚目が表面、2枚目が裏面です。
■おわりに
苦手な事例Ⅲですが、3月から始まる実務補習でお世話になる企業様が製造業で、HPを見る限りめちゃめちゃ事例Ⅲ要素たっぷりです。
「2次試験の内容は本当に実際の企業経営に直結しているのだな」と感じており、非常に楽しみです!
では、この記事が皆さんの学習の役に立てれば幸いです!
次回は、しゅうすけ さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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