事例Ⅲ 私の勉強法 byとうま
読者の皆さま、こんにちは。タキプロ15期の とうま と申します。
今回は事例Ⅲ(生産・技術)について、私の勉強法を紹介します。少しでもご参考になれば幸いです。
■はじめに
私は以前製造業で工場に勤務しており品質管理の経験がありました。また工作機械の旋盤などの取扱い経験もあり、4つの事例の中では事例Ⅲが最も馴染みのあるものでした。
しかし2次試験を終えて思ったのは、”仕事での経験は試験に特別役に立たない”ということでした。
その為、生産現場での経験がなく、事例Ⅲについてイメージが湧かないなど苦手意識を持つ方でも、受験テキストのみの対策で十分合格点に到達すると思っています。
■事例Ⅲの勉強時間など
以下に私の事例Ⅲ勉強時間などをまとめました。
勉強開始時期 | 1次試験終了後 |
勉強時間 | 50時間 (事例Ⅲ) |
使用教材 | ふぞろい/TAC(通信教育) |
試験結果 | 62点 |
私はTAC通信も受講していましたが、ふぞろいメインで勉強していました。また、事例Ⅰ~Ⅲは基本同じ勉強法で、事例Ⅲのみで特段やったことなどはありません。
■事例Ⅲ勉強法
持論ですが、2次試験(事例Ⅰ~Ⅲ)の勉強は、自分の答案を模範解答に近付けていく作業だったように思います。そこでとても役に立ったテキストが”ふぞろい”でした。
使用したもの
・「ふぞろいな合格答案」&「ふぞろいな答案分析」
(“ふぞろい”は、受験者の再現答案と得点の情報から分析された“解答キーワード&模範解答例”が収録されているテキスト)
・過去問 (中小企業診断協会サイトで取得可能)
勉強法
①過去問を解く。
②”ふぞろい”で自分の答案を採点する。
③記述できなかった解答キーワードや、答案と模範解答の違いを自分なりに分析する。
④“ふぞろい”を参考にして、満点となる答案を作成し直す。
私は上記のことを過去問5年分、2周行いました。
実際の私の過去問答案と満点答案作成まで (一部)
①過去問を解く。
R4年度 事例Ⅲ 第4問(配点20点)
C社社長は、ホームセンターX社との新規取引を契機として、生産業務の情報の交換と共有についてデジタル化を進め、生産業務のスピードアップを図りたいと考えている。C社で優先すべきデジタル化の内容と、そのための社内活動はどのように進めるべきか、120字以内で述べよ。
「生産情報の共有により、①設計と生産を同時に進めるアジャイル開発の推進②生産計画を、プレス加工の計画だけではなく、受注から納品までの計画を立案。以上をデジタル化する為、社員へデジタル化必要性の説明、デジタルソフトの導入と教育体制を整える。」
②答案を採点する。 7点(配点20点)
③解答キーワードや、答案と模範解答の違いを分析する。
・デジタル化内容と社内活動、共に多面的に記述する必要があった。
・アジャイル開発などのワードは不要。
・デジタル化による効果まで記載するとよりよい。
・デジタル化ときたら”DRINK”のフレームワークが有効。
↑”DRINK”など初めて知った内容は、その都度知識として補充していきます。
④“ふぞろい”を参考に満点となる答案を作成し直す。
「内容は①受発注業務②生産計画③生産統制④在庫管理である。社内活動として①紙ベースの情報のデジタル化と標準化②データベース化③情報の共有④社内教育、以上を実施することで、生産性向上と納期短縮を図る。」
↑満点答案を作成することで、端的で多面的な要素を盛り込む記述方法を習得します。
■おわりに
答案と模範解答の違いを自分で分析する事が重要で、分析で得た”気づき”を意識して次の過去問に取り組みます。
それを繰り返し行うことで、答案を模範解答に近づけていきます!
事例Ⅲに苦手意識を抱えている方も特別な対策法など考えたりせず、過去問に繰り返し取り組むことをお勧めします。
少しでもご参考になれば幸いです。
次回は、おさる さんの登場です。
お楽しみに!
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