事例Ⅲは解答パターンで対策! by TAKU

事例Ⅲ

タキプロ15期の TAKU と申します。 今回で3度目の投稿、記事は事例Ⅲについての内容となります。



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■はじめに

まず、私ことTAKUですが、商社の営業経験のみで生産現場の経験はありません。業務上、製造業とのお付き合いが多いので生産現場に対するイメージはありますが、事例Ⅲで学習するような内容は業務上で使ったことはありませんでした。(ただ、中小企業の製造現場に行く機会は多いのでイメージ程度は自然と身についていたかもしれません)

そんな私ですが、事例Ⅲは独学で78点を獲得できてますので、今回の記事の学習方法が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

■勉強方法・使用教材

・ふぞろいシリーズ’(合格答案10年データブック、答案分析5・6)

・事例Ⅲ攻略法解説の各種ブログ・Youtubue解説動画

(タキプロ、野網先生の一発合格チャネル、ねとたすチャネル、北村ゆきひろチャンネル等)

ダンシ君のサブノート_中小企業診断士合格Channel

まずは王道のふぞろいシリーズを使って過去問3年分解いた後、上記の事例Ⅲ攻略法解説の各種ブログ・Youtube動画を一通り見て事例Ⅲの特徴・攻略法を掴みました。その上で、ふぞろいシリーズを合計8年分*2セット=16事例実施しました。ダンシ君のサブノートは通勤中や移動中に聞いてました。各種ブログやYoutube動画はタキプロも含め、質の高い解説ブログや動画がネット上に沢山ありますので、是非早い段階でご覧になって事例Ⅲの全体像・解答イメージをまずは掴んでから、過去問演習を本格化されてみるのが効率的かと思います。

■事例Ⅲの特徴

過去の記事でも記載ありますが、事例Ⅲの特徴は比較的論点がパターン化されているため、勉強時間に比例して得点が伸びやすいという傾向があります。(以前のMakiさんの記事にも過去ブログ含めて同様の記載があり非常に参考になりますので、是非ご覧ください(苦手でも72点!事例Ⅲの解き方 by Maki – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com))。そのため、得点源にしやすい科目でもあると言われてます。個々人で戦略の違いはあるとは思いますが、得点源にできる得意科目を作りたいというか方は是非、事例Ⅲを優先的に学習頂いたらと思います。

事例Ⅲは基本的には与件文中で問題点がある程度わかるようになっています。問題のある生産現場の問題点は類似しているものが多いため、解答構成(問題点・課題記述やその改善策)も比較的似ておりパターン化する事ができます(当然、業種業態、与件分・設問次第ですが)。

事例Ⅲは、「出来てない事(QCD)を出来るようにする・改善する」という当たり前の事を”フレームワーク”、”キーワード”等を活用し、設問レイヤーを外さないように与件分に従って解答する、という手順で”ふろぞい”を繰り返し解き、問題毎の解答パターンを覚えておけば、あとは与件分・設問次第に従い、臨機応変に対応できるかと思います(それができない突拍子もない問題もありますが・・・)。

これは事例ⅠやⅡにも共通する事ですが、事例Ⅲのような問題点と解決策がある程度共通化されている事例(=パターンが少ない事例)においては顕著にこのパターン化された解答をストックしておく事が有効かと思います。

■解答方法・解答パターン

事例Ⅲで意識していた事(解答方法・解答パターン等)は主に以下のような項目になります。

1.事例Ⅲの考え方

・出来ないことをできるように改善し、当たり前の事をやるのが事例Ⅲ。

とにかくQCD!生産のボトルネックを見つけて解消し、QCDのバランス(全体最適)を

どうとるか!

・解答の基本は原因→問題→対策→効果(げもたこ)を考えた上で解答。

2.設問レイヤー(フレームワーク)

・上位から経営戦略→生産計画→生産統制→生産現場のレイヤーを意識して解答をする。

 これは他の事例でも共通ですが、設問で問われているレイヤーは的確に

 捉える必要があります。各レイヤーとそのキーワードは以下の通り。

  • 経営戦略:生産現場+設計・開発・営業等も忘れずに。(特に営業視点は忘れがち)
  • 生産計画:一元管理、短サイクル、専任設置、計画と実態のズレのチェックと改善
  • 生産統制:進捗管理、現品管理、余力管理
  • 作業現場:作業、設備、外注、資材+PQCDSM

3.改善差策のフレームワーク

 ひきたほうだれ:標準化、教育・共有、多能工化、保管方法・運搬方法・段取替え・Layout改善

 DRINK:データベース化、リアルタイム共有、一元化、ネットワーク、共有化

 等

4.各ワードのメリット、デメリットの記憶(記憶・イメージしておく必要があります)

  ワード(例):見込生産・受注生産/内製化・OEM/ライン生産・セル式生産/在庫 等

  例えば、見込み生産だとメリット:規模の経済、短納期対応、デメリット:過剰在庫・

  売残リスク、需要予測と在庫管理の精度向上、柔軟な生産体制構築が必要 等を記憶しました。

 (ここはダンシ君のサブノート_中小企業診断士合格Channel 等を活用してしていました)

5.解答パターンの記憶

  他の2次科目も同様ですが、ある程度繰り返し過去問演習をすれば自然と解答も記載できるように

  なってきますが、パターン化されている解答は記憶しておくと、短い文章でより内容が

  詰まった文章(イメージ的には筋肉質な文章)が書けるようになると思います。

  例えば、「全社俯瞰的な生産計画と進捗管理で生産統制を行い・・」、

 「生産計画を月次から週次に短サイクル化し・・」、

 「SLPで作用スペースの最適化を実施し・・・」、等々、与件・設問が多少

 違ってもある程度パターン化されている問題点への改善策であればこの回答を活用して

 解答作成は可能と思います。

■おわりに

さて、1次試験まであと2か月程度となってきました。本日は2次試験事例Ⅲの記事ですが、1次試験対策が不十分という方はこの時期は一旦事例Ⅱを忘れ、まずは1次試験の追い込みを優先されてください。2次受験は当然ながら1次試験合格が前提ですし、1次終了後からの追い込みで合格されている方は沢山いらっしゃいます!まだまだ間に合いますので、是非最後のラストスパートを頑張ってください!皆さまの合格を心より祈念しております!!

次回は、たひ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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