事例Ⅲ 2次対策を取り組みやすくする by こみ
口述試験対策セミナー
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こんにちは!はじめまして。タキプロ15期の こみ と申します。
今日のテーマは、「事例Ⅲ」です!
事例Ⅲの具体的な解答パターンや、学習方法などは、タキプロの様々なメンバーが本当に分かりやすいブログを書いてくれているので、私からは、「事例Ⅲ」の学習を取り組みやすくするために、私が取り組んだことをお届けしようと思います。
私自身、一次・二次ともに独学で取り組みました。また、二次対策は、実質、一次終了後に開始しました。なので、合格は頂けたものの、「もっとこうすれば良かったな」と思うところもたくさんありました。そんな私でも皆様にお届け出来る内容として、以下の3点について書きたいなと思います。
それでは参りましょう♪
■自己紹介
はじめてのブログなので、はじめに簡単にプロフィールを紹介します^^
年代:30代
職種:サービス業
受験歴:1次2回、2次1回
勉強時間:1次800時間、2次400時間
勉強方法:独学
得意科目:1次/企業経営理論、2次/事例Ⅰ
よろしくお願いしますー!
■はじめに(取り組みやすくとは言ったけど・・・)
「取り組みやすく」と書きはしましたが、その前提となる最も大切なこと。
それは、「出来る努力は、全部やる」ということです。
私も、一次試験後、二次対策の遅れを自覚して、出来る限りの努力量は確保しました。
① 一次試験が終わったら、すぐに気持ちを切り替えて勉強
② 平日は、5時半~6時半と、21時半~23時半は勉強
③ 土日や仕事が休みの日は、基本1日12時間以上は勉強
④ 家事中や車通勤の時間は、Youtube(音声のみでも)で勉強
一次終了からの2か月半で「400時間+α」くらい勉強し、過去問も8年分(4年分は2周)解きました。
合格者の中には、「もっと長い時間の努力を重ねて、合格を勝ち取った方」や「お仕事や子育てが忙しい中、なんとか時間を捻出して、短い時間で効率的に合格された方」もいらっしゃると思います。
皆さん、様々な合格までのストーリーがあると思いますが、多くの方に共通しているのは、「それぞれの条件の中で、出来る努力は全部やる!」という強い気持ちだと思います。
「全力でやる」ことだけは、受験する以上は覚悟しなければならないことだと思います。
■製造現場をイメージする努力をする
さて、本題に入りますね^^
事例Ⅲは、製造業の中小企業が舞台であることが多く、
4つの事例の中で最もイメージを掴みにくい科目だと感じる方も多いと思います。
当然、知らない用語や、イメージしにくい場面もありますが、だからこそ、「イメージを掴む努力」は、なるべくたくさんすべきだと思います。
私は、
① みんながオススメしていた「ザ・ゴール(コミック版)(ダイアモンド社)」を読んでみる
② (無駄になるかもと思いながらも、)知らない用語は、画像やYoutubeを地道に調べてみる
③ 事例を解いたあとに、「今回のC社は、どんな会社で、従業員がどんな仕事をしているのか」を、ゆっくり想像してみる
ということをしていました。
②は、正直、はじめは、「調べた方が良い」と思いつつも、面倒で調べずにいました。
でも、出題された機械を動画で調べたり、実際の製造業のHPを調べたりすると、やはり働いているイメージを掴むことが出来て、コツコツやってよかったなと思いました。
また、③は、解いている最中はイメージが出来なくても、あとでゆっくり、用語を調べながら振り返ると、意外と想像できることが多かったように感じます。
実際の中小企業診断士の実務でも、実際に目で見て、経験した企業が増えるほど、自信が持てるものだと思います。
過去問や模試で解いた事例企業は、「実際に見た」くらいの経験になるように、復習する。
特に事例Ⅲの場合は、そんな積み重ねが、「イメージしにくい」という苦手意識払拭にも繋がる気がします。
■最低限の用語は、文章で使えるようにする
「生産・技術分野」に出る基本用語は、重点的に理解を試みました。
私が二次対策で使用したのは、
「ゼロからスタート!金城順之介の中小企業診断士1冊目の教科書(KADOKAWA)」
どちらかというと、一次試験の学習を始める前に読む方が多い本かもしれませんが、
「最優先で理解すべき知識や用語」=「二次の記述の王道切り口」と思い、
この本に書いてある用語や知識は、徹底して「説明」できるまで深く理解しようとしました。
二次試験では、例えば、
「ECRSの原則を覚えているか?」「生産統制とは?」など直接問われることは少ないです。
二次試験における「用語」や「知識」の位置づけは
「企業の悩みや課題に対して、解決策を助言する際に、根拠や方向性になるもの」といったイメージでした。
例えば、「与件分に書かれた作業の中で、S(簡素化)出来る部分はないかな」とか、「現品管理、進捗管理、余力管理のうち、どこかに問題点はないかな」など、その用語自体を解答に直接書かなくても、解答を読んだ採点者に「〇〇の知識を軸に助言をしているな(わかっているな)」と思って頂くようなイメージかなと。
事例企業は、
「QCDのどれかが崩れていたり、生産性向上など、何かしらの課題がある企業」なので、
例えば、「『4M』の切り口の中でその企業の課題に合った解決策を探して助言する」みたいなイメージで解答します。
結果として、「標準化してマニュアル化(Methodの改善)」や「OJTにより多能工化(Manの改善)」といった、よくある解答パターンに落ち着くことはありますが、「その解決策を、その企業に提案する根拠」を理解しているかは重要だと思います。
■過去問の解答例から、改善策をストックする
これは事例Ⅲに限った話ではありませんが、「過去問の解答例」は、やはり「上手な助言例」の宝庫だと思います。
「文にする力」とか「表現の仕方」に課題を感じていた私にとって、様々な模範解答はとても参考になりました。
私は、予備校に通っていなかったので、逆に、1年分の過去問に対して、2~5社くらいの、様々な予備校の解答例を集めました(書籍やインターネット、メルカリなどを駆使しました)。
それらをまとめて、比較したり分析(?)したり組み合わせたりして、「こんな解答なら、自分でも書けそうだな」という解答を、それぞれの設問に対して作成しました。
まずは、「解答を、理解して、自分で書けるようにする」ことが大切だと思います。
予備校の解答は、レベルが高く「これは自力では書けないな・・・」と思うような解答も多くありましたが、何社も集めて組み合わせると、「自分に書ける範囲の合格しそうな答案」を作ることはできました。
ちなみに、気に入った答案や、良いなと思ったフレーズは、一文丸ごとノートに書き写して、ストックしていました。
■おわりに
上記のように書いたものの・・・
事例Ⅲは、私は直前まで苦手意識があって、結果的にパターン暗記になってしまった感もありました。
それでも、過去問や模試を何度も解きなおして、
「解いた企業の状況や課題、解決策は人に説明できるようになる」
「解答に使った用語は、根拠も説明できるようになる」
ことを意識して、少しずつ引き出しを増やすことが出来たような気がしています。
努力は必ず報われる。頭と手を動かした分だけ成長する。と信じて、頑張っていきましょう♪
次回は、ハル さんの登場です。
お楽しみに!
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