事例Ⅲは「ヒト」でドラマチックに byにゃーもん
タキプロ15期の にゃーもん と申します。
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■はじめに
お疲れ様です。15期のにゃーもんです。
いよいよ2次試験本番一ヶ月を切り、大詰めになってきましたね。受験予定の方は体に気をつけて勉強を進めてください。
私は事例Ⅲ苦手(TACの2次模試、事例Ⅲは驚異の20点)からスタートして60点程度取れるようになりましたので、そのノウハウ・考え方を記事にしていきます。
■1年目、事例Ⅲと奮闘したものの
1次受かってみたものの、「2次わからん。特に事例Ⅲ…」と途方に暮れていました。
実際は途方に暮れるまもなく、全知全ノウと黄金手順を買いに走りました。
からの、ダンシくんヘビロテ。
あと、ザ・ゴールも読んでみたりしました。
まず、内容を理解できるようになるため用語を覚えることがスタート地点です。とは言うものの、1回目2次受験の時点ではやっと用語を覚えたものの使いこなすまでには至らなかった感がありました。ちなみに1回目の事例Ⅲ本番得点は56点。
■事例Ⅲのストーリーを深掘り(2年目)
2年目の学習をスタートした時点では、せっかく単語を丸暗記したのにぶっちゃけ本文読んでもなんかあんまり意味がわかんないし、今年ももしかしてあかんかもしれないという状況でした。
でも、事例Ⅲには事例Ⅲなりのストーリーと盛り上がりがあります。それは企業内の「ヒト」を改善するドラマです。
■4MのキモはMAN(人)
MAN(人)
MACHINE(機械)
METHOD(計画)
MATERIAL(材料)
言わずと知れた4Mですが、具体的にどう使うのか。設問文の中で4Mを分類しても全然イメージわかない、という方もいるでしょう。事例Ⅲわけわからんむりと思っていた頃の私もそうでした。
多くの場合、MACHINE(機械)よりMAN(人)に問題があります。MANがボトルネックになりがちです。
もし、「機械買い換えたら全部解決しました!」というMACHINEがボトルネックの企業では、それで話が終わってしまうので助言もそれだけになってしまうでしょう。日曜劇場の枠でドラマ化しても、1話分で終わってしまうくらいの量です。第一、設備投資資金がカツカツの会社が多い昨今、設備をどう買い替えるかは慎重になるべきです。
さらにいえば、「ヒト」なら設備投資ほどCF圧迫せず教育や生産体制構築の成果次第で無限大の可能性があるからでしょう。それに、設備がいいだけなら他の企業もいい設備を買えば簡単に模倣できてしまいますし。
事例Ⅰの人的問題が比較的経営上位の層にあることに比べ、事例Ⅲでは現場のロワーの層の問題です。現場で起きることはつまり、職人と工場長レベルでの問題があるということです。特に、「熟練職人と若手等のほぼ単能工の職人でのスキルのばらつき」、「工場長の発注や生産計画立案・在庫管理等の生産そのものより管理上の問題(←どちらかというとMETHOD要素ですが、説明の流れ上ご紹介します)」が具体的に挙げられます。
そんなわけで、熟練工にできて若手にできないことがあればまず技術承継のためOJTなどで教育してください。熟練工とはっきり書いてなくても、「班の間で技術力に差がある」などなどスキルがばらついていることが読み取れるならスキル平準化の方向で回答しましょう。そうすると、事例企業は工場内が一致団結して改善に取り組もうとする熱いドラマの現場になるでしょう。
やはり職人…!職人は全てを解決する…!
■おわりに
私の父は製造業一筋で、働き盛りの頃は休みの日も「QC」とか「株主総会」とかでうんうん悩んでおりました。学校の勉強に対して口を出してくる方ではありませんでしたが、「むやみに長い時間かけて100点取るより、テストに間に合わすように70点とれ」とよく言ってました。診断士の勉強を通じて、なんでそんなことを言ってたのかようやく理解できた気がします。
事例Ⅲの勉強は製造業未経験の方で苦労している方もいらっしゃると思います。診断士は様々な業種や企業に、被雇用者や経営者とはまた違った形で関われることが醍醐味だと思います。勉強を続けて生産関係のイメージを掴んでください。
次回は、Kota さんの登場です。
お楽しみに!
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