事例Ⅲ総論 byけんけん
おはようございます。スーパー多年度合格者のけんけんです。
試験直前のブログという事ですが、受験生の皆様に最後のアドバイスをしたいと思います。
一番に言いたい事は「体調管理をしっかりして下さい」
「何だ、事例Ⅲの事じゃないんかい!!」と総ツッコミが入りそうですが、やはり今年は特に体調管理が重要です。
私のような古い人間は「37度の熱は平熱だ」と言われて育ってきましたが、今年は「37.5度以上の熱では試験を受けられない」事になりますので・・・。
体調万全で受験することがまず第一関門です。皆様のご検討をお祈りしております。
事例Ⅲについてですが、本当に直前期なので総復習の意味を込めて書いていきます。
事例Ⅲで聞かれる事は主に二つです。
①C社のオペレーション改善
②C社の今後の方向性
①C社のオペレーション改善については、生産面の課題克服になります。
主にQCDのC(コスト)D(納期)の改善です。
C社の生産にムダ・ムラ・ムリがあり「コストがかかり過ぎる」「納期に間に合わない」生産体制を変えていきます。
以前は与件文にC社の問題点が露骨に書かれていましたが、令和元年の事例Ⅲでは与件文を読んだだけでは問題点が分かりにくい構成になっています。自分でC社の問題点を考えなければなりません。
主要論点を書きます。
①生産管理
生産管理面といえばどういう切り口を思い浮かべますか?生産計画面と生産統制面の切り口を思い浮かべて下さい。
全社的に生産計画を立案していますか?
部門毎に生産計画を立案していたり、もっとヒドイ場合は計画を立てずに従業員が勝手に生産を進めていることもあります。
生産統制は生産計画通りに進んでいるかチェックする事です。生産計画通りに進捗されていますか?
これは社内だけで無く、外注先との進捗管理にも当てはまります。
②生産効率化
生産効率化については作業者の生産効率を上げる事が聞かれます。
標準化・マニュアル化の論点が出題されます。
標準化・マニュアル化により作業者が効率的に作業を行う事で出来ます。
また5Sの論点も出題されます。
平成27年の事例Ⅲでは製造現場に仕掛品が乱雑に置かれていました。またフォークリフトが仕掛品を避けながら移動しています。
これでは効率的な生産は出来ません。当然製品リードタイムが長期化し納期遅延が生じる原因になります。
このような場合は5Sを使って製造現場を改善していきます。
主要論点はいろいろありますが、ムダ・ムラ・ムリを解消する視点が重要です。
ムダ・ムラ・ムリがあるから余計なコストがかかります。そして納期遅延が発生します。それを診断士のあなたが登場して解決します。
難しい提案は不要です。製造現場の細かい知識も要りません。
診断士試験で勉強した運営管理の内容で全てが解決します。出来ない事を出来るようにするだけですので・・・。
③今後のC社の方向性について
事例Ⅲの最終問題で出題される事が多いです。これは第1問で問われる事が多い「強みを聞かれる問題」とセットで考えるようにして下さい。
アンゾフの成長ベクトルに沿って考えるようにして下さい。
S×О「強みと機会をマッチング」させて、製造面と営業面を成長させていく事が必要です。
製造業の事例だからといって製造面だけを改善させるわけではありません。
そもそも事例ⅢのC社は品質が良いものを持っているが、営業面はイマイチの企業が多いです。
営業面は社長と専務しかいないC社が頻繁に登場しました。品質が良いものを作るだけでは今後の成長は見込めません。
良いものを作って、それを世の中に広める事でC社は成長していきます。
C社の今後を考える際には「製造面」と「営業面」を両翼として考えて下さい。片方が欠けたらどうなるか分かりますよね・・・。
★本試験にむけて
私は直前期は「事例Ⅰではこういう対応する」「事例Ⅱはこういう対応する」という様に、事例毎に頭の中でシュミレーションを何度も行いました。
当日の対応を全てシュミレーションする意気込みで頑張って下さい。
本試験だから特別な事をするわけではありません。
皆様のミッションは「80分の試験時間で合格答案を提出するだけです」
皆様の合格をお祈りしています。
次回は、サルマンさんの記事です。どうぞお楽しみに!!
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