苦手科目から得意科目へ 事例Ⅲ対策 byけい
皆様こんにちは。
3回目の登場となりました、タキプロ12期のけいです。
1回目の記事はこちら、2回目の記事はこちら。
1次試験本番まで残すところ約50日になりましたね。順調に学習を進めている方は、徐々に本番を見据えたスケジュールに移行しつつある頃でしょうか。一年前この時期の私はというと、試験本番までに消化したいと思っている学習内容を消化できず、焦りばかりが募っていました。(笑)さらにコロナの影響により1次試験自体の開催がなくなる可能性もあったため、受験に臨む姿勢自体もすごく難しい状況だったのを思い出します。
幸いにも今年も試験自体がなくなることは無さそうですが、昨年に引き続き発熱がある場合は受験が出来なくなる可能性が高そうですので、体調管理には十分にお気をつけください。
さて、今回私がお伝えさせていただくテーマは、2次試験の事例Ⅲについてです。1回目のブログで記載しました通り、私は2次試験を5回受験しています。独学だったということもあり初めのうちはコツがつかめず、事例Ⅲは1回目と2回目の受験時は40点台でした。ですが3回目以降は60点台をキープすることが出来ました。いろいろな勉強会やブログ等で情報収集し、試行錯誤しながら解き方を工夫していったのですが、その中でも得点アップに直結したコツを今回はご紹介したいと思います。
■実際に行った工夫について
①聞かれたことに答える。
めちゃくちゃ当たり前の事ですが、設問の問いに答えるということです。そんなの当たり前だろ、とお思いかもしれませんが、意外とこれができていない回答は多いです。例えば「~解決策を述べよ。」という設問があり、回答の軸として外段取り化を使うこととします。40点台の回答しか書けなかった頃は、「~外段取り化を図る。」という回答をしていました。60点台をとれるようになってからは「~外段取り化を図り作業時間の短縮する。」と回答をするようになっていました。つまり答えとなる解決策は外段取り化を行うことではなく、作業時間の短縮なのです。あくまでも外段取り化は手段でしかないため、そこだけで終わってしまうと回答としては不十分であり、設問に答えられていないということになります。
②問題点や課題は必ず解決する
他の人も仰っていますが、事例Ⅲの特徴は事例企業が抱える問題点や課題が、他の事例企業に比べて比較的わかりやすく書かれていることが多いです。「~しかしていない。」や「~ができていない」などの表現を見つけたら、絶対に回答要素に使うと決めてわかりやすくマーカーを引いていました。またネガティブな言葉が与件文に出てきた時、例えば「高齢化」「ばらつき」「遅延」なども、必ず解決する必要があると考え、後で見失わないようわかりやすくマーカーを引いていました。40点台の回答の時は、そのような問題点を見つけても、回答で使えそうなら使おうかな、ぐらいにしか思っていませんでした。ですが60点台を取れるようになってからは、すべての問題点を必ず改善しよう、絶対に漏れなく使おう、と思ようになり回答要素として漏れなく使用するようになりました。やはり与件文で使われている言葉には無駄な言葉などなく、すべての課題、問題点には向き合う必要があるのだと思います。
③回答の方向性を決める
言うまでもなく事例Ⅲのテーマは生産・技術です。出てくる事例企業も製造メーカーばかりです。自ずと内容が似ている個所もあり、回答の型を決めてしまってもある程度問題なく繰り返し使えます。私の場合、QCDの適正化を回答の軸として常に意識し、回答がQCDのいずれかの向上につながっているかどうかを重視していました。もちろん事例企業は毎回異なっており、まったく同じ企業が題材になることは無いですが、よく読んでみると結構似た課題や問題点を抱えていることが多いです。もしもそのような印象をもった設問があれば、変に捻った回答を書こうとせず、心の中でラッキーと思いながら素直にいつも通り回答しましょう。きっとそのほうが高得点を期待できる回答になるはずです。ちなみに私は、作業の標準化、情報共有、生産計画の精度向上などはほぼ毎回のように記載しましたが、いずれも60点を下回ることはありませんでした。
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
事例Ⅲはイメージしづらくて苦手、という人も多いですが、実は一番得点が伸びやすい科目だとも言われています。ぜひとも苦手意識を克服して頂き、自信をもって受験に臨んで欲しいと思います。
次回はへのさんの登場です。
お楽しみに!
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