事例Ⅲはパターンを意識して by バゴ
タキプロ12期の「バゴ」です。
本日は2次筆記試験の「事例Ⅲ」をテーマとした記事になります。
毎度のことながら、即効性のあるノウハウ/お薦めの勉強方法といった情報は提供できないかもしれませんが、昨年度の受験経験者として、少しでも参考になることがお伝え出来ればと思います。
■事例Ⅲのパターンとは?
私個人的な主観込みですが、事例Ⅲで意識していたことを書きたいと思います。
事例Ⅲでは、特有の切り口や論点はあるものの、細かな知識問題を問われることはほぼ無く、
まずは事例全体としての流れを意識すること。これが大事だと考えていました。
年度によって多少の違いはありますが、具体的には、概ね以下のようなパターンであると考えていました。
第1問でSWOT分析。 事例企業の強み・弱みを把握。
第2-3問で現状の課題解決に向けた助言・提案。 ここに事例Ⅲ特有の切り口、論点が入る。
第4問で長期的な課題解決に向けた助言・提案。 強みを機会にぶつける。弱みの克服など。
また、全体的なテーマとして、事例企業はほぼ製造業であるため、QCDの達成、おもにQ(品質)とD(納期)の達成を図る。ということが前提としてある。
上記ようなパターンと流れを予め把握しておくと、試験対策や日々の演習にも取り組み易いのではと思います。基本的な流れとしては事例Ⅰ、Ⅱと変わらず、事例企業が製造業寄りになっただけと言えるかも知れません。
■生産管理、生産性向上に関する助言
ここが、事例Ⅲ特有の切り口、論点の中でも最たるものかと思います。
細かく書いていくとキリが無いのですが、最低限、私が意識していたことを以下に書きます。
・生産管理に関してのポイント
生産活動の中で、QCDを効果的・効率的に達成するためのさまざまな調整活動であり、
その運営には 生産計画(P)⇒実行(D)⇒生産統制(S) の管理サイクルの的確な実施が重要であること。
・生産性向上に関してのポイント
作業面については 標準化⇒マニュアル化⇒教育(OJT)
情報面については DB化⇒一元管理⇒共有化
この流れで生産性向上を図る。
ここら辺りに関しては、1次試験での運営管理のテキストなども今一度読み込んで重点的に見直したいところです。逆に言えば、ここら辺りをある程度抑えられていれば、事例Ⅲでの大事故は防げる筈です。
また、解答の切り口や解答パターンにはある程度似通ったものがある為に、過去問演習を繰り返して慣れる。というのが結局は一番良いと思います。
■使用教材
基本的に、過去問演習中心のため、「ふぞろいな合格答案」がメインでした。
これの補完としては、1次知識の復習を兼ねて
「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」とTACの「スピードテキスト」を併用していました。
■おわりに
如何だったでしょうか?
事例Ⅲは、製造業に馴染みが薄い方のには苦手意識を持たれるかも知れません。
しかしながら、試験対策という観点からすれば、パターンを掴んでしまえば、むしろ他の事例よりも取り組み易い点が多いのでは?と思っています。そのため、今時点では苦手意識をお持ちの方でも、諦めず事例Ⅲのパターンを意識して取り組めば、必ず良い結果に繋がると思います。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
次回はかわけんさんの登場です。
お楽しみに!
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