製造業未経験者が挑む事例Ⅲ~途中退室の軌跡~ byオレラパ
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読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のオレラパと申します。
私は製造業未経験でしたが、事例Ⅲは62点で2次試験一発合格を収めました。
また、残り10分で途中退室しております。
途中退室に至るまでの軌跡と勉強方法について、ご紹介いたします。
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■はじめに
私は1次試験合格まで2年かかり、2次試験は一発合格しました。1回目の1次試験後、2次試験の勉強をすでに始めております。ですので、1次合格後に勉強を始めたわけではなく、前年度から勉強を始めております。
製造業がまったく未経験ですが、運営管理、事例Ⅲともに苦手意識はありませんでした。
生産性向上が最終目的なので、そのために何をすべきかという事を念頭に置いていました。
合格した令和3年度の事例Ⅲは、革製品メーカーということでイメージしやすかったのかもしれません。
今回は「勉強方法」「与件文を読む際の注意点」「途中退室の軌跡」についてお話していきます。
■勉強方法
8月21日、22日の1次試験終了後、翌日答え合わせをして合格を確認してから勉強を始めております。
使用した教材
・ふぞろい10年データブック(同友館)
・ふぞろい11から14(同友館)
14年分を8月末から一日1事例解いていきました。他の事例も含め、9月20日前には終了しました。
終了後、最近(平成27年~令和2年)の事例をテーマを持って再度解いていくようにしました。
テーマは
・合格答案の特徴
・不合格答案の特徴
・意図的に不合格答案を書いてみる。そして書いた受験者の思考を探る。
・逆に合格者の思考を探る。
これを行ったことで、自分の思考、解答パターンを固定することが出来ました。
また、解答文を作成する際のチェックリストを作成したり、事例Ⅲでよく使われるキーワード集を作成しておりました。
■与件文を読む際の注意点
設問→与件文の流れで解くのが基本かと思いますが、私は与件文を最初に読んでから設問を解いていきます。事例Ⅲの与件文を読む際の注意点としては以下の通りです。
・過大な負担がある担当者、工程
・計画の修正、変更がある記述
・納期遅れ
上記の記述があれば、設問につながる可能性が高いと判断して、注意しながら読み進めていきます。
■事例Ⅲ途中退室の軌跡
事例Ⅲに至るまでの事例Ⅰ、事例Ⅱが終わったところで「残り10分くらいで内容の変更や修正をするのはタイムマネジメント的にリスクが高い」という事に気づきました。また、問題の余白を定規で切り取るメモ用紙作成作業も無駄かもしれないと感じていました。
与件文を読んでから設問を順番に解き始めました。
難しいと思える設問は特にありませんでした。
令和3年度の分かれ道と言える最終問題の「ベテランか若手」に関しては、迷わず若手を選び、解答が終了したところで残り20分でした。
まず、誤字脱字、てにをは、与件文の見落としをチェックしました。
これに7分ほどかかり、残った時間は13分です。
ここで途中退室するかどうか迷いました。
意外と体力が残っておりまして、事例Ⅳを解くには問題ないなと思っていました。
ですが、休憩時間にトイレが混むことなどを考えると、「ここで途中退室して、リフレッシュしよう」と考えました。
ここで途中退室しました。
誰もいないトイレで優雅に過ごし、階段の踊り場のようなところでストレッチを行い、
目薬を差し、2分ほど瞑想して事例Ⅳに備えました。
(ちなみに事例Ⅳは60点でした)
■おわりに
よく言われる「目から鱗」とか「開眼」と言った感覚は最後まで良く分かりませんでした。
ただ、自分にあるのは文章力だと思っています。
小学生のころから、読書感想文やら文学コンクールで入賞しており、現国は常に好成績でした。
他人からの評価は高いのですが、自分ではまだまだだと思っています。
2次試験は国語の試験と言われますが、まさにそうだと思っています。
私は2次試験終了後、不合格だと思っていたので、文章力向上の為に「難関大学の現国の入試問題」を毎日解いておりました。読解力を向上させたい方にはいいかもしれません。
次回はのじえもんさんの登場です。
お楽しみに!
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