求められていることは何か?あるべき姿から逆算する~事例Ⅲbyつる
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のつると申します。
2次試験が迫ってきましたね。
時間がないようですがここが踏ん張りどころです。
特に今回のテーマである事例Ⅲは追い込みがしやすい事例だと個人的には思います。
参考になれば嬉しいです。
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■はじめに
まず初めに自己紹介ですが、時間がない方は飛ばしてください!
興味がある方は過去記事をご覧ください!
今回のテーマは事例Ⅲになります。苦手意識はそこまでないけど得意でもない科目という認識でした。
実際の試験の得点開示の結果は66点でした。この記事の中で何か参考になる点があれば嬉しいです。
できる限り簡潔にポイントを絞って私の考えをお伝えしていきます。
■事例Ⅲ企業の特徴
さて早速ですが事例Ⅲの企業はどのような特徴があるでしょうか。
まず1つ目が製造業であるということ、2つ目が何かしらの強みがあること、3つ目が問題点や課題が多いことです。
製造業であるというのは、事例Ⅲが生産・技術に関する問題であるので当たり前といえば当たり前ですかね。
2つ目と3つ目は関連していて、何かしらの環境変化に対して、問題点や課題を克服して、強みを活かして乗り越えていくというのが全体のストーリーとしておおよそ当てはまるのではないでしょうか。
まずは全体像として事例Ⅲの企業をイメージできると思考を整理しやすいと思います。
■事例Ⅲの性質
この記事の冒頭に事例Ⅲは追い込みしやすい事例だとお伝えしました。
ここではその理由について説明をしていきます。
事例Ⅲに登場する企業は製造業であり、事例Ⅲの出題テーマは生産・技術です。
必然的に設問も製造業の生産や技術に関する問題となります。
当たり前のことを言っていますが、事例Ⅲの特徴はここにあります。
業種が製造業で固定されており、テーマが生産・技術です。
では製造業の理想の姿や問題点や課題はどれくらいあるでしょうか。
「そこまで多くない」と思います。ですので製造業にあるあるな問題点や課題に対する解決策は「そこまで多くない」はずです。
事例Ⅲが追い込みしやすい理由は業種が固定されていて問題点と解決策がある程度決まっているからです。
他の事例でも共通ですが過去問を解き進めていくと定期的に同じ論点が問われていることに気づくと思います。
事例Ⅲでは特にこの同じ論点が多いです。また、業種が固定されているため解決策がぶれづらく、解決策も大体同じなことが多いです。
したがって本来は過去問を進めていく中で自然と蓄積されていくものですが、時短のために、「問題」と「解決策」を整理(暗記)してしまうのも有効な一手になると思います。「実力として身につかない」、「考える力がつかない」など、色々な意見が飛んできそうですが、受からなければ意味はないので割り切ってしまって良いと思います。時間がない方はあと10日間で1歩でも合格に近づくよう何を選択し、集中するか取捨選択できれば良いと思います。
■設問の考え方
事例Ⅲの企業は問題が山積みであることが多いです。そのため悪い点を解決していくように解答すれば良いのですが、問題点が多すぎて何を書いて良いのか分からなくなる人も多いと思います。
問題点が多いからこそあるべき姿や成し遂げたいことを明確にすることが大事です。
事例企業が置かれている状況を客観視し、どの方向に舵を切りたいのかをはっきりさせ、それを実現するために重要な工程を改善していくというようなイメージです。
簡単な考え方はQCDの視点で考えることです。事例企業はQCDのうち何かしらの強みと弱みがあります。対応すべき市場ニーズがあり、それに応えるために、QCDのうち何かを改善していくという全体の流れを踏まえて与件文を整理すると、抜け漏れが少なくなります。
設問の構成もこのような流れになっていることが多いです。
SWOT分析⇒課題、問題点、解決策⇒今後の戦略といった具合です。
たくさんある課題や問題点のうち、全体の戦略、方向性に沿った解決すべきものが設問では問われます。
なので市場ニーズや変化に対応していくために何を解決すべきか逆算すると迷いが少なくなると思います。
といいつつも令和3年度の事例Ⅲは切り分けにかなり苦労しましたが…
課題や問題点の選択としては令和3年度は勉強になるかと思います。
■おわりに
4回目の執筆が終わりました。昨年の2次試験からもうすぐで1年経つと思うと時間が経つのはあっという間だと感じます。
合格してからたくさんの出会いがあり、たくさんの経験ができました。診断士資格を取れてよかったと心底思います。
ラスト10日間程、最後まで走り抜けてください!応援しています!
次回はDadaoさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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