【事例Ⅳ対策】50代&多年度生にとっての事例Ⅳ by たきたん from TKPエイジレス

みなさんこんにちは、タキプロ14期、そしてTKPエイジレスメンバーのたきたんです。「TKPエイジレス」とは50代以上のタキプロメンバーで構成されたユニットです。

『50の手習い』という言葉のように50代は新たなチャレンジを志す年代ですが、「ちょっと***の趣味をはじめようかな」ではなく、「中小企業診断士の資格を取ろう」という志高き50代、そして何度か不合格になっても諦めず挑み続ける受験生、そんな50代&多年度生を応援するためのブログです!

■はじめに

初めての投稿ですので簡単に自己紹介をします。
・50代/男性
・総合物流企業に勤務 
・診断士試験は1次2回、2次4回
・2次試験の学習は、独学→通信教育→有志勉強会→有志勉強会+タキプロWeb勉強会&Facebook勉強会 
・2次試験4回の得点推移は以下の通りです。
       事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ
   令和元年 →(47) C  (55) B  (50) B  (51) B 合計(203)
   令和2年 →(58) B  (42) C  (53) B  (53) B 合計(204)
   令和3年 →(38) D  (52) B  (58) B  (62) A 合計(210)
   令和4年 →(57) B  (60) A  (56) B  (73) A 合計(246)

 事例ⅠⅡⅢは浮き沈みが激しい中で、事例Ⅳだけは毎年点数が上昇していました。事例ⅠとⅡが4回目の試験で大幅得点アップしたのは、今まで身に着けてきた試験の作法や解法を全て捨て『初心に戻った』からです。それに対して事例Ⅳは、4回目の試験でも使った問題集や勉強方法は基本的に変えませんでした。

■4回目の2次試験で変えたこと

サブタイトルで“変えたこと”と書きましたが、実は基本的に問題集や勉強方法は変えませんでした

令和3年の2次試験が不合格となり、4度目の2次試験に臨むにあたり、事例Ⅳの勉強方法で決めたことが2つありました。一つ目は「毎日必ず1時間は事例Ⅳの勉強に充てる」、二つ目めは「使う問題集を決め、それを信じて、他に手を拡げない」でした。
また、長年の受験勉強が功を奏し(?)、自分に向いた問題集の使い分けができるようになっていましたので以下の様に問題集を使い分けました。
  ①30日完成!事例Ⅳ計算問題集(同友館)・・・全体を網羅
  ②事例Ⅳの全知識&全ノウハウ(同友館)・・・経営分析、損益分岐点、キャッシュフロー分析を鍛える
  ③スッキリわかる日商簿記1級工業簿記・原価計算Ⅳ意思決定・特殊論点編・・・意思決定会計を鍛える
  ④意思会計講義ノート(税務経理協会) ・・・長文問題に対する耐性を鍛える 

全体を網羅して基本問題を取りこぼさないための「30日完成!」、受験生の皆さんが確実に得点を積み上げるところで絶対に取りこぼしをしないための「全知全ノウ」、苦手の克服そしてライバルに差をつけるための「スッキリ」、精魂尽き果てても1点でも多く点をもぎ取るための根性を鍛える「イケカコ」 といった感じです。

間違える問題は何度も繰り返しました。ただ局所にこだわると基本問題を取りこぼす原因になるので、「30日完成!」は定期的にサッと振り返ることを行いました。

■再現性の確立を目指す

2次試験では絶対に同じ問題は出ません。ですので、過去問は勿論のこと、色々な問題集を取り組むときには、単に正解を計算するだけではなく、そのプロセスを整理して書きまとめ「再現性の確立」を常に意識していました。その上で書きまとめたプロセスをファイナルペーパーというかたちに更にまとめました。
また、何度やっても同じミスを繰り返すミスは、ミスをメモしておいて、多いミスをケアレスミスペーパーに纏めました。

自分の汗と涙の詰まったファイナルペーパーとケアレスミスペーパーは、試験当日に自分の心の支とになり、試験開始前に眺めることで「これだけ頑張ったんだから悔いはない」という気持ちで試験に臨むことができました。

諦めなければ合格できるのか

禅問答みたいになってしまいますが、間違いのない事実は、諦めてしまえば合格はできない ですよね。
多年度生に陥ると “この勉強方法・解法でよいのだろうか”と迷いが生じ、さらに50代になると記憶力や体力の面で30代や40代に劣るのではと感じ、不安は更に増幅してしまいます。

そんな50代&多年度生の方に申し上げたいです。諦めれば絶対に合格できません。でも諦めなければいつか必ず“勝利の女神”が微笑んでくれます

事例Ⅳは“社会経験の豊富さが仇になる”ということは無いと思います。また取組む時間と労力が、事例ⅠⅡⅢに比べて、点数に反映することができる確率が最も高い科目です。得点調整の対象科目でもあるとも言われています。事例Ⅳは50代&多年度生にとって4科目の総合得点を上げるうえでどの世代よりも重要な科目だと思います。諦めず自分を信じて取組み続けて下さい。

■おわりに

50代の合格率は30代40代の約半分という、50代にとっては衝撃的な統計が出ています。
でも何とか4度目で合格できた私は、合格率が半分の10%とかではなく、諦めるのか諦めないのか という二択ではないのかなあと感じています。

合格すれば、今までの挫折は心の糧となり、経営者の苦労に寄り添い伴走することのできる診断士になれるはずです。私自身、多年度生となって平均合格年数の受験生の方より多く時間を費やしてしまいましたが、それは“投資”と考えるようにしています。また年代についても、今までの豊富な社会経験がコンサルの場面でも役立つはず と前向きに捉えるようにしています。
ここで諦めずに踏ん張れば、今まで自分の弱点であった事が、合格をきっかけに強みに変えることができます。がんばってください。

■読者の皆様へご案内

電子書籍でタキプロの本が4冊出ます!
①4人合わせて43年!超多年度合格者が贈る受験生へのラプソディ: ~
 → こちら
②ストレート合格の裏側〜私たちの事情〜
 → こちら
③これでキミも合格できる!2次試験を突破するためのノウハウ
 → こちら
④合格者の数だけ合格ノウハウがある!「タキプロブログ」の活用法
 → こちら

ストレート合格者の考え方を参考にするのも良し、
または超多年度合格者の思いに共感(あるいは涙)するのも貴方次第。
上記リンクから Amazon にジャンプできます!

——————————————————————


次回はフミッキーさんの登場です。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
みなさんの合格をお祈りしています! バナーをクリックしていただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

タキプロ中小企業診断士 WEB勉強会の参加申請はこちら↓

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です