苦手でも合格点をとる事例Ⅳ攻略法 by エニスカイ


こんにちは、タキプロ15期の エニスカイ です! 
前回は、『結局、2次試験は何が正解なのか』と題して、評価される2次試験の答案について考察しました。
ただ、これは事例Ⅰ~Ⅲを想定しており、皆さんご存じのように事例Ⅳだけは他の科目と勝手が異なります。
3度目となる今回は、そんな事例Ⅳを攻略するための私なりの戦い方を解説していきます



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■はじめに

【読んで欲しい人】

・短期合格を目指している人
・事例Ⅳの攻略に自信が持てないすべての人

事例Ⅳは、2次試験で唯一、正解・不正解が明確な科目です。
そして、難しい問題は時間をかけても難しい、そういう点でも他の科目とは異なると思います。
このことから、答えのない2次試験の難しさに悩む受験生ほど

・答えが明確だからやりやすい!
・でも難しい!
・不正解だった!
・どうしよう!
・うわー事例Ⅳ苦手かも!

ということになりがちのような気がしています。

大前提のお話ですが、私は2月末に勉強を始めてストレート合格した短期合格者です。
他の天才的な短期合格者は別として、凡人である私は、「こうしたら成績が伸びるよ!」みたいなノウハウは全く持っておらず、試験の知識なんてほとんど抜けていて、他の合格者の話にもほぼついていけないレベルです。

じゃあ私が何をお伝えできるか。
それは、時間がない中で焦りながら考え抜いた、どういう戦い方をしたら最短距離で合格できるかという戦略的な部分です。

ですので、知識を得ることが受験動機の方にはおそらく全く響かない可能性があるということだけ、先にお伝えしておきます^^;

■傾斜配点

ご存じの方も多いでしょうけれど、重要な点なので一応説明しておきます。
事例Ⅳが他の事例と大きく異なる点、それは傾斜配点です。
問題用紙には、他の事例と同様、設問ごとに配点が記載されています。
しかし、この配点は全く持ってあてになりません

合格者数を調整するため、受験生の解答状況に応じて、設問ごとの配点を見直している。

これは、正解不正解が唯一はっきりしている科目だからでしょうね。
極論、成績優秀者がみんな事例Ⅳで40点未満を叩き出したら大変なことになるので。

ほぼ結論ですが、この傾斜配点を踏まえた対策が肝になります。

■どう戦うべきか

結論は超シンプルです。

みんなが解ける問題を落とさず、みんなが解けない問題を捨てる

もう、これ以外ないと思っています。

【みんなが解ける問題を落とさない】

では、前段の「みんなが解ける問題を落とさない」ためにはどうすればよいか。
これは残念ながら、必死に勉強するしかありません。
経営分析(指標)は絶対に落としてはいけないと考えてます。
ここは奥が深いと思っていて、私は予備校の模範解答も納得いかなかったです。
実際、予備校が使っていない指標を選んで合格できています。
これについては、もしうまく言語化できるようであれば、別の記事で書きたいと思います。

この他、CVP分析セグメント別会計などは、わかりやすく計算もさほど複雑ではないため、落とせない分野かと思います。

【みんなが解けない問題を捨てる】

戦略的捨て問というやつですね。

事例Ⅳは、他の科目以上に、すべての設問を解答するのが困難な科目です。
意思決定会計CF分析などは計算量が多かったり、単純に計算が複雑であったりする問題が多く、それによって計算ミスも起こりやすいためです。
そして、そのような問題は多くの受験生が解けません。
ということは、傾斜配点のために配点が低くなる可能性が高いです(時間かかるのに!)
そのため、タイパの合わない問題を見極め、みんなが解ける問題に時間を回して、確実に正解したいということになります。

■戦略的捨て問の見極め方

とまぁ、こうした認識を持っている受験生は多いと思います。
その一方で、どれが戦略的捨て問なのかの見極めが難しいのではないでしょうか。

私としては、これを見極めるために勉強をするのだと考えています。

どういうことかというと、私は、意思決定会計やCF分析なども問題演習を繰り返していました。
悲しいことに、受験期間の間にまともに正解できたことがまずもってありません。
同じ問題を複数回解いても解き方が覚えられなかったり、解き方がある程度わかっていてもどこかで計算ミスをしたりということの繰り返しでした。

そうした中で得られたものは、この感じの問題は厳しいぞ!という感覚がわかってきたことです。
「こういう問題は戦略的捨て問」ということではなく、それぞれの得意不得意やレベルによって、そのように感じるラインは多少異なると思います。
でもそれは仕方ないことで、割り切っていいと考えています。
なぜなら、戦略的捨て問を捨てることはあくまで手段であって、重要なのは「みんなが解ける問題を落とさない」ことだからです。
もしかしたら、私のようにレベルが低く間違えまくっていた人のほうが、早めに見切りをつけられていいのではないかと思うくらいです。

■私の場合

私は、解答用紙の右半分がほぼ空欄(面積的に)という状態でした。
第1問、第2問、第4問に時間を全振りした結果です。

回収される際に、他の解答用紙の埋まり具合ってなんとなく見えるじゃないですか。
私の周りは、けっこう右側まで埋まっていて、かなり落ち込んだのを今でも覚えています。

それでも、70点で合格できているのだから、傾斜配点の威力がわかります

■おわりに

事例Ⅳは苦手意識を持つ受験生も多い科目です。
私は財務・会計は得意でしたが、事例Ⅳで自信を打ち砕かれたクチです。
でも、今にして思えばこういうことなんですよね。

・問題演習はやるべき
・解けなくても落ち込む必要はない
・解けない問題を見極める目が持てれば上々

前回の記事と同じような締めくくりになりますが、解き方の解説などは、優秀なタキメンの皆さんが記事を書いてくれています。
勉強会も無料で開催してくれています。

ですので、心構えというか考え方というか、私の戦略が合うと思っていただいた方はこの内容を踏まえたうえで、素晴らしい記事や勉強会で学んでいただくとより効果的なのではないかなと考えております。

タキプロブログや勉強会を活用して、合格を勝ち取りましょう!

次回は、みっひー さんの登場です。 

お楽しみに! 

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