〔事例Ⅳ〕ミス対策

みなさん、おはようございます。
マーチャオ@タキプロ5期生です。

早いもので6月も半分が過ぎようとしています。
焦る気持ちもあると思いますが1日1日を大切に過ごしていきましょう。

先週は「計算過程を丁寧に書く」ということについて書きました。
今日はそこから派生させたテーマとして、
事例Ⅳのミス対策についてお話したいと思います。

私の起こしたミスも取り上げながらお話しますので、現在1次対策に専念されている方も、まずは「どんなミスが起きやすいのか」把握していただけたらと思います。

さっそくですが、今日のポイントは
「ミス対策を解答プロセスに組み込む」です。

どういうことかというと、ミスをしないように「気をつける」だけではなく、「ミスをしない仕掛けを考え、自分の解答プロセスの中に組み込んで実践する」ということです。

なお、今回取り上げる「ミス」とは、先週の記事でお話した以下の区分Cにあたるものです。

正解できなかった問題の場合分け
A. 基礎知識が不十分だった
B. 基礎は分かっているが、解答を導く途中でつまずいた
C. 解答手順は分かり最後まで解いたが、ミスをした

また、「解答プロセス」と「解答手順」という表現ですが、
今日の記事の中では以下のように使い分けています。

解答プロセス
与件本文・設問文の読み込みや検算なども含む80分全体の工程

解答手順
ある設問の解答を求める工程
例:損益分岐点比率90%を目標とする場合に必要な固定費の削減額を求める場合
・目標の(損益分岐点比率90%の場合の)損益分岐点売上高を求める
・目標の固定費を求める
・固定費の削減額を求める

上記AやBについては、テキストに戻って知識を確認したり、解答手順を確実に習得するなど時間をかけて取り組む必要があります。
一方、Cは、すぐに対策を打つことが可能です。
早くから対策を自身のプロセスに落とし込み、次に事例Ⅳを解く際にはさっそく実践しましょう。
そして、繰り返し実践する中でそのプロセス安定させましょう。

では、私の起こしたミスとその対策を3つほどご紹介します。

<ミス①>
単位間違い
例:百万円と億円が混在しているにもかかわらずそのまま計算

<対策①>
・設問文を読む際に単位をマーキングする。
・異なる単位が出てきたら、そのすぐそばに補記しておく。
例:18億円のそばに「1,800百万円」と補記する。

<ミス②>
問われたことに答えていない
例:取替投資の問題で「投資すべきか判断せよ」という設問に対し、正味現在価値を求めて終わりにし、「正味現在価値がプラスのため投資すべきである」という結論を書いていない。

<対策②>
・設問文を読む際に、「問われていること」にマーキングする。
検算の際に、式や計算を確かめるだけでなく、問われていることに答えているか確認する。

<ミス③>
貸借対照表や損益計算書の金額を使用する際の段ズレ
例:
有形固定資産の金額を使うべきところで上段の固定資産の金額を使用
現金及び預金の金額を使うべきところで上段の流動資産の金額を使用

<対策③>
設問文や与件本文を読む前に、以下の行を蛍光ペンでマーキングする
→見やすくなります

貸借対照表:
流動資産、固定資産、資産合計、
流動負債、固定負債、負債合計、純資産合計、負債・純資産合計

損益計算書:
売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益


貸借対照表(平成25年度)

BS

損益計算書(平成23年度)
PL

 

他にもいろいろなミスをしました
先月のタキプロセミナーのテーマがまさに~「失敗」から学ぶ7つの秘訣~でしたが、失敗・ミスは今のうちに経験し、再発防止策をしっかりと打っておきましょう。

どの事例でも、また、1次試験でも同様ですが、
自分が解ける問題で確実に得点をする、ということが非常に重要です。
ご自身で有効なミス対策を解答プロセスに取り入れてください。

では、今日はここまでです。

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

◆日時・場所
・6/18(水) 19:30~21:45 京橋区民館                                                       題材:H25<1次>経済学・経済政策
・6/29(日) 9:30~12:00 八丁堀区民館 題材:H23事例4
※平日開催時間を19:30~に変更しました。

◆会費 :500円

お申込みはこちらから

*お釣りが出ないようにご用意ください。

==1次試験対策の勉強会参加にあたって==
*題材の過去問を解いて、解答プロセスを説明できるようにご準備ください。
*解答はご自身分がお手元にあれば良いです。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことができない場合があります。

==2次試験対策の勉強会参加にあたって==
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。

 

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