初学者の2次対策(10):経営分析が大事な理由。

おはようございます水曜朝げっち@タキプロです。
昨日、実務補習3社目が終了しました!!3社目はリーダーを務めましたが、実務補習で絶対に経験すべきもの、それはやっぱり財務担当リーダーだと思います。定められた期限で、求められる品質をクリアしつつ、メンバーに無理な負担がかかってないか目配りして…。オペラグラス 目
ものすごいプレッシャーとストレスとで胃が痛くなる日々ガーンでしたが、考えてみれば、どこの会社も社長さんは皆さんもっと大変な状況に置かれている訳ですもんね。リーダーを担当したことで、同じ受講料でも何倍もの価値ある経験をさせてもらった感じでした。
そして、実務補習で絶対に経験すべきもののもう一つは、修了式ビックリマーク昨年の受験時代から、Twitterとかでお世話になっていた何人かの受験仲間の皆さまと、一緒に机並べて“卒業”できたのが感慨深かったです。看護師さんで言う戴帽式みたいな感じで、簡単な式ではありますが、これから診断士として活動していく上で大きな節目となりました。ちなみに、あの「さんどのウイッチよりも愛と友情が大切」なすうたか診断士さんも「損益と分岐点の中心で」同じ式に臨んでました。
2次試験を受ける皆さん。試験まで1カ月余りですが、順調に進めば、皆さんも早ければ4カ月半後には診断先企業さんの社長の前に立つことになる訳です。今は2次試験のことだけで頭がいっぱい、不安もいっぱいだとは思いますが、ちょっとだけ実務補習のことも頭の片隅に置いておくといいと思います。
前置きが長くなりましたが本題に。
前回の記事はこちら。与件文を読む際の読解力を増す工夫についてお知らせしました。
→「初学者の2次対策(9):読む力を増す工夫。
さて、今回は「初学者の2次対策」第10話。経営分析のお話です。
先ほど冒頭で、実務補習で絶対に経験すべきものとして、真っ先に「財務担当」を挙げました。なぜ、財務担当を経験すべきなのか。それは、経営分析をできない診断士は存在しないと思うからです。
実務補習における経営分析とは、社長からのヒアリングやホームページ等の診断先企業に関する情報だけでなく、業界動向、市場動向など外部環境についても一通り頭に入れた上で、決算書(税務申告書等)や財務諸表類を読み取りながら、この会社の良いところ、改善すべきところ等々をまとめ上げていく作業になります。
しかも、財務状況に関するデータは、営業(マーケティング)担当や人事・組織担当、運営管理担当等、他の機能別担当者の作業にも大きく影響しますので、実務補習1日目夜には大まかなデータをまとめて班メンバーに伝達する必要があります。
この辺の感覚は、80分で事例Ⅳを解く以上に、短期間でさまざまな作業を目まぐるしくクリアしていかないといけない感じだと思います。大切なのは、企業の置かれている状況や課題などを真っ先に把握して、該当しそうな勘定科目を見ていくこと。数字類を頭から全部見ていったら大変なことになりますので…。(もちろん最終的には数字全部にじっくり目を通しますが、初日はそこまでできないものです)
事例Ⅳでは、経営分析(第1問)の配点が過去2年間40点が続いています。これはつまり、2次試験の4事例400点満点のうち1割を経営分析が占めるということです。2次試験でも実務補習でも経営分析は重要なカギカギを握る訳です。
ただ、そうは言っても、なかなか簡単にできるものでもありません。実務補習なら財務に詳しい他のメンバーに相談しながら作業できますが、本試験ではそれも不可能ですもんね。
そこで、次回は具体的な経営分析対応法について、お知らせしたいと思います。続きは今週末のどこかで…。
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