【スー#05】当たり前の話だが、「財務がよく分かりません」という診断士はいらない
こんばんは。
スーさん@タキプロ6期生です。
いつもタキプロをお読みいただきありがとうございます。多数の投稿の中から個人的に好きな記事をまとめました。
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私は、中小企業診断士試験の終了後に、財務会計関連の書籍を読む機会が多くなりました。理解が深まるほど面白くなっていったことと、もっと財務を勉強しなければならないという思いからです。
今日は読んだ本の中から一冊ご紹介したいと思います。
稲盛和夫の実学―経営と会計
言わずと知れた京セラの稲盛和夫さんの書籍です。経営者向けに会社経営と会計について書かれています。稲盛さんの基本的考え方が学べ、非常にためになるものです。(ちなみにAmazonで100円未満で買えます)
そこにこんな一節があります。
経営者自身がまず会計というものをよく理解しなければならない。計器盤に表示される数字の意味するところを手に取るように理解しなければ、本当の経営者とは言えない。
経理が準備する決算書を見て、たとえば伸び悩む収益のうめき声や、やせた自己資本が泣いている声を聞きとれる経営者にならなければならないのである。
経営者が会計をよく理解し、経営の状況や問題点を明らかにすることの大切さを説いています。
経営者は業況が悪い時は勿論、良い時ですら将来に対する悩みや課題を抱えています。サラリーマンは大きな失敗をしても結果として減給や、最悪でも退職で済みますが、経営者は大きな失敗で経営が破綻すれば、家屋敷は無くなり、会社と運命を共にすることさえあります。まさに生き死にがかかっているのです。真剣に経営について考えればこそ、決算書の数字を見て”収益のうめき声”や”自己資本が泣いている声”がわかっていくのではないでしょうか。
そんな経営者に対してサポートする役割である診断士が、「財務がよく分からない」と言ったら、果たして経営者はどう感じるでしょうか。
受験生の中にはまだ財務が苦手な方もいると思いますが、まず財務会計の基本について理解を深めることから始めましょう。財務の根本さえわかれば、そのあと枝葉は徐々に身についていくと思います。診断士試験では財務会計が大きなウエイトを占めており、基礎を十分に学ぶ機会でもあります。今後経営者と向き合えるよう真剣に学んでほしいと思います。
今回はここまで。今後は財務の基礎についてお伝えします。
以上、スーさん@タキプロ6期生でした。
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