【事例Ⅳ】為替オプション損益図の覚え方
皆さん、こんばんは!月曜日夜のショリ@タキプロです。
円高ドル安が長期化していますね。
「輸出を行う中小企業の約6割…が円高によりマイナスの影響がある」(2011年白書P.10より)と回答しています。
海外顧客へのドルベースでの売価は変っていないのに、以前より円換算額は減っている……。そんな状況が長く続き、経営が悪化している企業も多いのでは。そう考えると、2次試験で、輸出企業のおける為替変動への防衛策として、プット・オプション買手の取引が問われてもおかしくありません。
そこで、今回は、「プット・オプション買手」の損益図を図示させる問題が出た場合を想定して、「プット・オプション買手」の損益図を確実に覚える方法をご紹介します。
まず、「コール・オプション買手」(左下がりの図)と「プット・オプション買手」(右下がりの図)の損益図を確認しておきましょう。
私は、どちらが「コール・オプション買手」で、どちらが「プット・オプション買手」の損益図か、焦ると分からなくなることがありました。そんな私の混乱を防いでくれたのが、恩師から教わった次のフレーズです。
”ボールを転がすと外に飛び出してように見えるのが、輸出企業”
損益線を滑り台に見立ててください。すべり台の上からボールを転がすと、坂道を転がって、外に飛び出していく様子がイメージできますでしょうか。ボールを「輸出製品」として見ると、「輸出製品」があたかも海外に飛び出していくようにも見えます。
そこから、「右下がりの損益図=輸出=プット・オプション買手」と覚えました。
ご紹介した暗記法は、皆さんが「輸出企業は、円高ドル安への防衛策としてプット・オプションを購入する」という知識を持っていることが前提となっています。そこで、プット・オプションと輸出企業の関係について、今週金曜日のメルマガでご紹介したいと思います。
それでは、皆さん、季節の変わり目ですので、体調管理にはお気をつけください。
- H23事例Ⅱ
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