独学者向け勉強方法【8回目】 やすたか@タキプロ7期
1次試験まで残り2か月ですね。
予備校では模試が開催される頃でしょうか。
私は模試を受けなかったので模試のアドバイスはできませんが、本試験と同じ雰囲気と時間配分を体験できるので、本試験と同じ気持ちで臨んでみるといいのではないでしょうか。
今回は、財務の勉強方法を紹介します。
勉強方法と言っても学習用にノートを作っていたので、財務用のノートにまとめていた内容の紹介です。
ノートは作らずにテキストに直接書き込んだり、計算問題を中心に学習されている方もいると思いますので、一つの例としてとらえてください。
ちなみに1次試験の財務は2回受験しており、1年目44点(14年度)、2年目88点(15年度)という結果でした。
14年度の問題を見直してみると簿記2級の商業で出されるような知識問題がほとんどできていませんでした。
日商簿記2級は新入社員の頃合格したことがあるのですが、知識が古かった事と忘れていることが多かったため、2回目受験の15年度は日商簿記2級の商業簿記のテキストも使って学習しました。(学習と言っても休日1日使ってテキストを読むだけだったのですが、一度学習したことがあったという事と診断士の財務会計の学習をしていたためすぐに頭に入ってきました。)
話がそれてしまいましたが、ノートにまとめていた財務科目の内容を箇条書きで紹介します。
分量は100円ショップのA5ルーズリーフで26ページ分ありました。
順番は自分が復習しやすいように並べていただけで、重要度の順番ではありません。
1.財務分析(収益性、安全性、効率性)の計算式。
2.経営資本、事業利益、金融費用を計算する際の構成科目。
3.CVP分析の概略と計算式。
4.投資の経済性計算:NPV(正味現在価値)、PP(回収期間法)、PI(収益性指標法)、IRR(内部収益率法)、将来価値・現在価値の求め方、年金現価係数、複利現価係数。
5.ファイナンス:株価評価指標の計算式、指標を変形させるなど応用できるように数パターン作成。
6.債券価格の計算式:単利計算、複利計算。
7.企業価値:FCF、加重平均資本コスト(WACC)、配当割引モデル、株式価値の算定方法。
8.最適資本構成(MM理論)。
9.証券のポートフォリオ。
10.資本資産価格モデル(CAPM)。
11.デリバティブ。
12.税効果会計。
13.原価計算(個別、総合、標準)。
ざっと以上に挙げたような内容を1つの項目につき1~3ページにまとめました。
こうやって挙げてみると基本的なことが多いですね。
この中で、2次試験でも重要なのは下記の項目です。下記以外が不要というわけではなく、あくまでも他の項目と比べて重要という意味です。
1.財務分析(収益性、安全性、効率性)の計算式。
3.CVP分析の概略と計算式。
4.投資の経済性計算:NPV、PP(回収期間法)、PI(収益性指標法)、IRR(内部収益率法)、将来価値・現在価値の求め方(年金現価係数と複利現価係数)。
13.原価計算(個別、総合、標準)。
ノートに作成していなかった項目.キャッシュフロー計算
この5つは高い頻度で関連する問題が出題されています。
1次試験は全体を満遍なく学習する必要がありますが、2次試験ではここに挙げた5つの計算速度と精度を上げて試験に臨むことをお勧めします。
私は、2次試験の事例Ⅳは単純に設問の計算をするだけの試験ではないと考えて受験しました。
事例Ⅰ~Ⅲと同じように与件と設問を関連付けて、事例企業の問題や課題を戦略的に解決する手段として、財務分析と改善提案をするようにしていました。
こういう考え方で合格できた人もいるんだなというくらいでとらえてください。
1次試験が終わるころに自己流の2次試験事例Ⅳの勉強方法や解答作成の手順を紹介する予定ですが、今のうちから知識を点から線に変えて面に広げるような学習をしていくと2次試験で使える知識になります。
・点の知識:キーワードのメリット、デメリットを暗記する。
・線の知識:科目全体を関連付けてキーワードを体系的に理解する。
・面の知識:他の科目と関連付けて理解する。
具体的な内容はまたの機会にブログで紹介いたします。
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