【一週間の始まりは名古屋から】事例Ⅳを受ける前に
ごきげんよう。
名古屋のはちみつ太郎です。
本日午前中に、事例ⅠからⅢに関するアドバイスを投稿致しましたので、夕刻は事例Ⅳに関して準備すべきことを申し上げます。
これらは必要最低限の準備ですので、整っていない方は早めに押さえてください。
①財務指標は効率性・安全性・収益性を間違いなく使えるようにすること。
第一問は必ず財務指標からの出題になります。そして、ここでは必ず、効率性・安全性・収益性の指標を一つずつ、バランスよく解答するようにしてください。過去問でもどれかの指標だけに特化した出題というのは見たことがありません。きっちり計算式も覚えましょう。
②キャッシュフロー計算書は何も見なくても書けるようになること。
キャッシュフロー計算書の科目、上から順に何も見ずにかけますか?一番最初の項目は”税引き前当期純利益”から開始します。フリーキャッシュフローの計算は”税後営業利益”でしたが、間違えていませんか?
③フリーキャッシュフローの計算式は間違いなく覚えているか。
意思決定会計において最も重要なのが、現在価値の計算です。投資計算だろうと企業価値計算だろうと、フリーキャッシュフローが一番最初にすべき、最も基本的な計算です。フリーキャッシュフローの計算の仕方があいまいなままだと、20点くらいを最初からあきらめているのと同じです。下手したらもっとロスします。不安な方は↓の投稿にも目を通していただくとよろしいかと。
特に、計算に慣れるまでは、加算ないし減算すべき項目を忘れがちです。当初の運転資金の変動や設備投資を減算するのを忘れたり、将来に投資設備を売却した時の現金収入の加算を忘れたりしないよう注意してください。
一歩進んだ話としては、運転資金や設備に対する投資を0年度でするのか1年度でするのかがわからなくなることがありますが、これは問題文に忠実に沿って判断しましょう。基本的には投資は
0年度=”現在価値に割り引く必要が無い”
で、計上するものと考えてよいでしょう。もし0年度の投資とならない場合は、たとえば、「運転資金は事業開始後1年目に増加する、、」といった注記が本文に書かれているはずです。
④WACCの概念を理解しているか。計算できるか。
意思決定会計においてもう一つ、基本的な計算がWACCですね。投資するための資金源に対して、どれほどの資本コストが掛かるのか。とどのつまり現在価値に割り引く率を算出したのがWACCです。そして、WACCにおいては借入が多いほど節税効果があることも押さえておきましょう。
⑤損益分岐点の計算もマスターする。
苦手な人もいらっしゃるようですが、損益分岐点の計算は簡単です。そして必ず出題されます。28年度は色んなパターンで損益分岐点を計算させられる問題が出題されました。実際に色んな企業の財務を分析する上でも必須スキルですので、「損益分岐点の問題が出たらラッキー」と感じるまでやりこみましょう。
基本的に必要な準備は以上5点です。
時に、聞いたこともない指標を答えろという出題がありますが、そんな奇問は過去問を押さえておく程度で良いでしょう。
それでは今週も、一日一事例、きっちりこなしていきましょう。
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