診断士:2次 事例4 経営分析の指標で迷ったときの対応
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こんにちは。明日はタキプロセミナー です。本日、実家福岡から東京に戻ってまいりました。
勢い系ストイック診断士 @タキプロです。
さて、本日は経営分析の指標で、迷ったときの対応についてお伝えします。
経営分析の指標を選ぶ際、指標をすぐに見抜ける方はほぼいらっしゃらないかと思います。
私もそうでした。二つは見つかるけど、もう一つが見つからないということが、多々ありました。
そこで、私は指標で迷ったら、
記述欄から先に埋めてました。
指標も分からないのに、記述を
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もし、財務の試験が3時間ぐらいあれば、とことんまで、考え答えを導き出します。
でも、事例Ⅳの制限時間は80分です。
この時間で、経営分析、個別の計算問題、記述の全てを終らせなくてはなりません。
そう考えると、費用対効果の高い、問題の解き方が必要となります。
その為、思考のループを避け、他の解ける問題の時間を奪わない意味でも、迷ったときの解決方法を持っておくと良いと思います。
例)
問い
問題点の原因について最も影響が大きいものをあげよ。
メモ書き
競争激化 | 売上↓ | ||||
利益率↓ | |||||
? | 原価→ | ||||
? | 人件費→ | ||||
悩みの内容
収益性の指標で、売上総利益か営業利益で迷いました。財務諸表、数値を見比べても結論が出ませんでした。
悩んだ理由
与件の内容を見ると、一番収益性に悪影響を与えているのは、(原価)のような感じ。
しかしながら、指標では販管費(人件費)も横ばいで、指摘できる。
ただ、原価が横ばい、販管費横ばいの理由の記述は与件にない。
対応
先に、答えが明確であった、効率性、安全性の指標と理由から記述しました。(効率性と安全性については、与件に根拠が多くあり、数値も明確であったため、容易に解答を導き出せました。)
その後、収益性の理由について先に記述しました。
そして最後に、記述に合う指標を探しました。
記述内容
競争激化に伴う主力製品の競争力低下で売上高が減少の中、固定的な労務費や設備管理費、人件費の負担の為、収益性が低下している。
指摘した指標
売上高対営業利益率
いかがでしょうか?
ブログで見れば、
人件費を指摘するなら、営業利益率でしょ!
、と簡単に答えが出そうですが、
試験を受けているときは、そのように簡単には判断できません。
迷い始めると、思考のループに入り、悪戯に時間ばかりが過ぎてしまいます。
そして、時間が過ぎるとあせります。あせると正確な判断ができなくなります。
そして、正確な判断ができなくなると。。。。他の問題でも間違えてしまいます。。。。
かなり強引ですが、出だしの経営分析で大失敗をしないためにも、思考のループをとめる手立てをご自身で考えておくと良いと思います。
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