診断士:2次財務 電卓使用術(基本編)
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おはようございます。
今晩のラーメン同好会(同期診断士の会)が楽しみな人見知り診断士@タキプロです。
本日は「診断士2次試験で使える電卓ワザ(基本編)」をお伝えします。
基本編は、以下の2つ。
「÷=」
「÷÷」
です。
※機種により操作方法が異なる場合がます。
「÷=」は、逆数で除する時に使用します。
例えば「2÷=10」と入力すると
「10÷2」同様「5」とディスプレイに表示されます。
最初に入力した数値で後から入力した数値を割ることができます。
■便利な活用場面
平成21年度 事例Ⅳ 第3問CVPの算出
本問のCVP算出は以下の手順となっています。
①固定費の算出
②変動費の算出
③変動比率の算出(限界利益率の算出)
④損益分岐点の算出
になります。
③で
変動費額2,606÷売上高5,611=0.4644→変動比率を算出
「-1」をして「+-」を入れ替え→限界利益率(1-α)を算出
「÷=」固定費2,734→CVP算出
↑↑ここで「÷=」を使用すると売上高÷限界利益率(1-α)の順番
入れ替える必要がなくなります。
「÷÷」は、一定の数で割算を繰り返す時に使用します。
例えば、「10÷÷5=2」と入力すると「5」が定数となり、
「15=」「20=」と入力すると、それぞれ「3」「4」と
表示されます。
■便利な活用場面
平成21年度 事例Ⅳ 経営分析
売上高 5,611
粗利 1,407
販管費 931
営業利益 476
経常利益 271
粗利1,407「÷÷」売上高5,611=0.25・・→粗利率算出
販管費931「=」0.1659・・・ →販管費率算出
営業利益476「=」0.0848・・ →営業利益率算出
経常利益271「=」0.0482・・ →経常利益率算出
電卓の持つ機能を活用することで、入力回数を減らし、打ち間違えといったエラーを減らすと同時に解答スピートも改善できます。
次回は、もっと便利な活用法お伝えしちゃいます。
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