当座比率を科学する 経営分析攻略法 診断士2次事例Ⅳ

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こんばんは、昨日の会社でのプレゼンが上手くでき、ほっと一安心の、勢い系ストイック診断士@タキプロです。


本日も昨日 に引き続き、当座比率についてお伝えします。


個人的には、私は当座比率が好きです。


解答が明確だし、納得できる感がありました。

流動比率的な曖昧さがなく、男らしい比率だと思います。


そんな、私見はさておき、昨日と同じように、当座比率を分解してみましょう。


①まずは、当座比率の式を書きます。


当座比率=当座資産÷流動負債×100%



②分母と分子を分解してみましょう。

  現金
当座資産    
 
  受手・売掛
  支払手形
流動負債    
 
  買掛金
 
 
  短期借入

※間の勘定科目をだいぶ省略してます。ご自身でかかれる際は、細かい勘定科目を把握するようにしてください。

③できました!


昨日と同じはてなマーク


あせる


と思われた方、


昨日とは、ぜんぜん違います。


だって、分子に棚卸資産が含まれていませんからね。


これって、非常に重要なことです。


経営分析は、問題点を最も良くあらわす指標を答える問題ですから、問題点が棚卸資産にある場合は、この指標か、棚卸資産回転率あたりが、解答の候補になるでしょうね。


今回も、フロー図を書いてみました。


 〇〇   買掛金↑
    流動
負債
   
 〇〇   短期
借入
     
    短期
安全性
 
 
 〇〇   当座
資産↓
 
   

当座

資産

 
 
 〇〇  

棚卸

資産↑

   

あれ、当座資産に棚卸資産が??

今回は、あえて棚卸資産を入れてみました。というのも、この指標を選択する条件としては、流動負債が悪く、当座資産も悪いという状況が考えられます。

当座資産と流動資産の違いは、棚卸資産を含むか否かですので、当座資産の原因になる可能性が高くなります。

棚卸資産が増えている場合は、回転率と当座比率は要チェックです。

棚卸資産にキャッシュが眠っている可能性が高いですよ。

あっ、くれぐれも与件重視でお願いします。可能性を頭に残しつつ、与件に書かれていることと、財務諸表から解答は導いてくださいね。

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