【ケイン・濃スギの話②】事例Ⅳは診断士試験の最終決戦!でも苦手・・。by ケイン
こんにちは!タキプロ11期ケインです。自己紹介ページはこちら。
直近はコロナウイルスの影響もあって在宅勤務が増えています。どうしても不安やストレスは増えますが、こんな時だからこそ、今出来る事をポジティブに見つめる事が大切だと思います。
さて、前回事例Ⅳについてお話させて頂きましたが、何と今回は事例Ⅳを書く当番という事で連続で事例Ⅳに関しての投稿となりました!
私は3回2次試験を経験していますが、事例Ⅳの苦手意識は結局払拭できず特に不合格の2回は事例Ⅳが完全に足を引っ張っています。
2017年 47点
2018年 42点
2019年 65点(これでもやっとこさ…)
私はバリバリの文系でした。それでも2回目受験時はそこそこ出来るようになったという自覚(実際は錯覚)もあったので、落ちた時にはもう受験辞めようかと思いました、、、
なので事例Ⅳが得意な方には参考にならないかもしれないですが、こんな受験生もいるんだなぁという目線で見て頂ければと思います!そして、事例Ⅳが苦手な方は参考となる所が有れば採用して頂ければ幸いです。
私は野球部出身という事もあり、診断士の勉強中も身体を動かす事でストレス発散したりしてました。今はコロナの影響もあり、ろくにスポーツも出来ないので、簡単にスポーツにも照らして振り返ってみたいと思います。
私が取り組んだ内容は下記のような項目と分類になります。
*①は1年目、②、③はそれぞれ2年目、3年目の受験時の取組み
【基礎練習】
・予備校テキスト①②
・財務三表一体理解法③
【実戦形式練習】
・過去問演習①②③
・30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集①②③
・ふぞろいな合格答案①②③
・TAC(通信)問題演習②③*3年目は2年目の問題を復習
【練習試合】
・模擬試験②③
【大会本番】
・中小企業診断士2次試験
目次
ここでケインの事例Ⅳ教訓ノート!
1、思い切って勉強時間を確保できるか
事例Ⅳが苦手な場合、事例Ⅳに時間を十分割けるかも勝負の分かれ目になります。事例Ⅳで足切られては結局残り3教科でどんなに良い点を取っても意味を失います。私も頭の中では事例Ⅳ+その他(事例I〜Ⅲ)というイメージで取り組んでいました。けれど結局は他教科も不安になって・・・結局十分には割り切れませんでした。
思い切ってもっと事例Ⅳに集中してたら・・・(でも飽きない程度に)
2、基礎を甘く見過ぎるのはダメ
基礎練習はあんまり面白く無い。なので実戦練習ばかりしていました。そしてやればやるほど基礎には戻れない・・・戻りたく無い。もちろん、実戦形式は得点に直結するので重要!でもたまたま上手く行ったり、慣れた問題に答える事で満足感は得られるものの、本番で変化をつけられると対応できずバッターボックスで立ち尽くすのみ・・・。本来なら基礎的な知識の範囲で答えられる問題も変に難しく考えようとしちゃいます。結局3年目に基礎に立ち戻ったら「雨降って地固まる」ような新鮮な気持ちでした。3年目に読んだ「財務三表一体理解法」は改めて理解するのに役立ちました。
変なプライドを持たず、過信せずやっていれば・・・
3、同じエラーを繰り返さない
部活でも、「何回同じエラーしてんだ!!」と良く言われました。昔からエラーを放置しがちなのかも‥。でも事例Ⅳのエラーは練習中ならいくらでも出来ます。むしろ可能性のあるものは出し尽くした方が良いです。
単位をつけ忘れた..、小数点以下の繰り上げ桁数間違えた..、減価償却費に税率掛け忘れた..、営業CFと投資CFを混ぜて計算しちゃった、変動費は営業量の変化で増加するのを単価と勘違いした等 予期せぬミスが起きます。でも大切なのは本番で同じミスを繰り返さない事。そのためにミスしたポイントはメモ等に取る事が良いです。
練習でミスを出し尽くす。本番で同じミスを繰り返さない事が重要・・・
4、自分なりに応用する〜実戦を常に想定する〜
実戦もワンパターンで出来るようになると危険です。特に過去問は何周もしていると慣れるので手順が分ります。そこで面倒なものの、下記のような形で自分なりに少し応用する事も有用です。
・この問題の数字を変えたらどうなるか?
・営業利益じゃなくて経常利益だったらどうなるか?
・こんな問題が出そう、作れそう?
また、計算式も単発で覚えるのでは無く、色々な角度から覚えるのが大切です。例えばですが、
・営業CF=営業利益×(1-税)+減価償却費=(CIF-COF)×(1-税)+減価償却費×税
・損益分岐点=固定費/限界利益率
損益分岐点売上高比率=損益分岐点売上高(固定費/限界利益率)÷ 売上高 = 固定費/限界利益
安全余裕率=(売上高ー損益分岐点売上高(固定費/限界利益率))÷ 売上高 = 利益/限界利益
色んな角度から計算プロセスを理解できると知識の定着と安心感に繋がる…
5、不安になって色んな事に手を出し過ぎない
練習で定着出来てない事が本番でいきなり出来るケースはかなり少ないです。何となく分かったみたいな知識は本番で使えず、120%理解出来てないと完璧な答えにはたどり着けないと思います。なので勉強のために確保できる時間と理解度、過去の出題傾向を考えて、確実に分かるコアなレンジを増やす作戦もあります(余裕があればもちろん広範囲で知識を深めるのがベストですが・・)。
例えば経営分析も収益性、効率性、安全性でそれぞれ主要なものに絞る。キャッシュフロー計算では計算ステップを確実にして、除去損や売却が発生する場合のキャッシュフロー(=売却額-(売却額-簿価)×税率)は確実に取ろう等です。
広く浅くよりは知識の深さを意識する…
今回の話は以上になります。事例Ⅳは筆記試験最後の教科です。1次から積み上げて来たものが最後の最後で崩れ落ちる可能性がある、それが事例Ⅳです。自分の中ではラスボス。決勝戦でした。合格年では、出来ないと思う問題は早めに見切り、出来る問題の検算を何度もしました。それでも合格点には届くと思います。
苦しんだ分、知識はもちろん、自分で工夫する事やメンタルの強化にも繋がりました。しかし!本音はやっぱり早く合格したかった・・・。そのために、ぜひ、自分に合ったスタイルを早い段階で確立して頂ければと思います!
次回は「けんけん」さんです、お楽しみに!
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