事例Ⅳ対策!三本の矢 byいまさき
おはようございます。タキプロ12期のいまさきです。
時が経つのは早いもので、私たちが2次筆記試験を受験してからもうすぐ1年となります。
私は、去年の事例Ⅳの最中に「全然意味わからん」、「過去最高難易度か?」とか思ってイライラしながら半場ヤケクソのように問題を解いていました。そんな心理状態でも、「出来るだけのことはやろう」と最後までやりきった結果、80点という点数を取ることができました。今回は1年前のことを踏まえ、みなさんに3つのアドバイスを送りたいと思います。
■試験中は目の前のことだけに集中しよう
ご存じの通り、事例Ⅳは二次筆記試験の一番最後に行われます。これまでに3つの事例を解いていることもあり、疲労によってミスが起こりやすいとも言われています。またその他に、精神状態にも気を付けなければいけません。
前述した通り、去年の私は「問題の意味が全然わからない…」と思いながらも80点を取ることができました。この〈自分の手ごたえと試験結果のギャップ〉は、事例Ⅰ~Ⅲの方がより大きくなりやすく、多くの合格者が、「自分の手ごたえには自信がなかった」と話しています。そのため、事例Ⅳの試験前には「もう今年はどうせダメだ…」といった精神状態になってしまう可能性が大いにあります。
しかし、もう終わった事例の手ごたえは気にせず、目の前の事例に全力で集中し、最後まで戦い切りましょう。
ちなみにですが、私は過去2年、試験直後の手ごたえと実際の点数はほぼ全て正反対になるというような状態でした。
■CVP分析は検算をしよう
これはもうタイトルの通りです。
損益分岐点を計算した場合、算出した売上高(販売単位)や利益率、固定費用などを当てはめて計算し、利益が本当に0になるのかを確かめましょう。
去年のCVP分析は少し変わった条件で出題されたので、難しかったという方もいました。しかし、私にとっては検算をしたことで唯一解答に自信が持てる、心のオアシスとなりました。計算ミスに気づけることはもちろんのこと、自信を持てる解答にすることで他の問題に集中できるので、是非ともやってみて下さい。
■経営分析の結果を思い出そう
他の事例では問題の繋がりや、事例を通してのテーマを意識している方でも、事例Ⅳではその意識がおろそかになりやすいです。しかし、過去の問題を見返してみると、事例Ⅳでも問題の繋がりが見えてくるケースがあります。
例えば、 第〇問(設問1) で計算を行い、 (設問2) などでその結果を踏まえた記述となる出題パターンがあります。この時に、同じ問題内の(設問1)の内容だけを見ても何を答えていいのか分かりづらいことがあります。
収益が増加する投資であったとして、「この会社は安全性が低いことが問題なのに、更に負債が増えてしまう」なのか、「この会社は安全性が高い。負債は増えるけれど、負債比率は50%以上を保てるぞ」なのかで、書くべき内容が変わってしまいます。
他にも、「新事業の収益性を計算したけどこれは高いのか?低いのか?」を判断するためには、比較対象として経営分析の収益性を確認する必要があります。そのうえで、「これで会社の収益性は上がるのか?下がるのか?」を判断して評価することになります。
事例Ⅳでは、経営分析を踏まえた後の施策は出題者が提案してくれ、コチラはそれを評価するだけのカタチになっています。そのため、「なぜこの施策を検討しているのだろう?」、「この施策の目的は何だろう?」という、そもそもの話から離れてしまいがちです。前提条件が分からければ評価やコメントのしようがない、これは皆さんの日常生活でも体感したことがあるのではないでしょうか。しっかりと前提条件を再確認したうえでD社の社長さんに助言をするようにしましょう。
■最後に
事例Ⅳは他の事例に比べて安定しやすいとも言われています。実力があれば安定した得点を確保できる一方で、実力が足りなければ安定して足を引っ張ることになってしまいます。事例Ⅲまでは順調だったのに、準備不足や集中力切れで事例Ⅳで足切りになってしまう、なんてことが無いように、しっかりと準備をして試験に臨みましょう。
さて、次回はミンターさんの登場です。
お楽しみに!
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