【口述試験体験記】勝算なんてなくたって構わない byもよろん

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のもよろんです。

2次筆記試験に合格した受験生の皆様、改めておめでとうございます!
ずっと探してた、ずっと夢見てた合格まであとわずか! ここまでくればもはやウイニングランです。

しかしながら、口述試験の99%超という高すぎる合格率を前に、

まさか自分だけ不合格になりはしないだろうか……

と、かえって不安を覚えている方もいるのではないでしょうか。

そんなプレッシャーに弱い方へ向けて、今回は昨年度の口述試験でわりとやらかした私の体験記を赤裸々にお送りしたいと思います。

このブログで不安を払拭して、私を反面教師にしつつ本番に臨んでもらえれば幸いです!

■はじめに

まず、口述試験の内容を軽くおさらいしておきましょう。

口述試験の概要

  • 受験生1人に対し試験官2人が面談する
  • 筆記試験で解いた4事例のうち、基本的に2事例について2問ずつ出題される
    • 資料の持ち込みは不可
  • 解答が短すぎる場合は追加で出題される場合もある
  • 合格基準は評定の60%以上

出題数は基本的に2問。内容は筆記試験よりも間違いなく簡単です。
ただし、一切の資料の持ち込みができず、面接官から改めて事例企業の説明がされることもありません。
事前に与件文を頭の中にしっかり入れておきましょう。

準備を怠る、緊張等でうまく答えられず回答内容が不十分だと判断された場合には、2問に加えて追加で出題される場合があります
これは厄介です。ただでさえ答えられずに焦っているところですから、余計に緊張してしまいます。
させないのが一番の対策なので、くれぐれも事前準備はきちんとしましょう。

最後の「合格基準は評定の60%以上」という部分は、意外と知らない人が多いのではないでしょうか。実は、口述試験も6割取らないと合格できないのです。
実態としては、不合格になるのは未受験、もしくは無言を貫く等明らかにアウトな場合のみで、受験すればほぼ100%合格するため、評定なんて誰も気にしませんが……。

では、次の見出しから、私がどのように準備して口述試験に臨んだかをお伝えします。

■事前準備

私が事前準備として取り組んだのは主に以下の2つです。

  • 各予備校等が作成している「想定問答集」を読んで回答を考える
  • タキプロYoutubeの「二次口述試験演習動画」で実際の受け答えの練習をする

まず、想定問答集について。私はTACのものを使用していました。これは予備校に入っていなくても入手できるものなので、独学の私にとっては非常にありがたかったです。
与件文は、ただ読んで覚えるよりも問題を解きながら頭に入れる方が効率的なのは言うまでもありませんね。

次に、二次口述試験演習動画について。これは、試験官役のタキメンを相手に実際の試験に近い流れでリハーサルを行える動画です。
受け答えの練習こそできないものの、人を目の前にして話す疑似体験にはなるので、緊張しいの私は重宝しました。
それに、動画なので時間を気にせずいつでも練習できる点はベリーグッドですね。

今年度用の演習動画もアップされています。以下に載せる動画のほか、演習動画は全4本あるので、受験生の皆様はぜひタキプロチャンネルをチェックしてみてください。

私が出演しているものもありますが、恥ずかしいので貼りません(笑)

以上が私の行った事前準備になります。偉そうに解説しましたが、実際のところは「受験すればほぼ合格だから大丈夫」と気を緩めて、対策にあまり時間はかけませんでした

本番で緊張せずに受け答えができる人間ならそれでもよかったのでしょう。しかし、私はそうではなかったので、本番で大失敗してしまいます……。

■本番

本番当日。夜行バスに乗って田舎からはるばる東京へ出た私は、暇を持て余し過ぎて試験時間の1時間半以上前に会場(立教大学池袋キャンパス)入りします。
入ってすぐは緊張していたものの、待機場所の教室で与件文の見直し等をして過ごすうち、場の空気感に慣れてリラックスしていきました。

余裕のもよろん受験生

これなら大丈夫だな。それにしても、待ち時間が長い……

待つことが退屈になってきた頃、いよいよ最初の待機室から移動することとなります。
すると、どうしたことでしょう。さっきまでとは一転して心臓がドキドキし始めました

緊張のもよろん受験生

あれっ、どうした俺……?

なぜ突然緊張がぶり返したのか考えているうちに、あれよあれよと時間は過ぎて、試験を行う教室前の廊下まで案内されました。胸の高鳴りは一向に収まりません。
ちらりと横を向いて他の受験生を見ると、みんな背筋をピンと伸ばして待機しています。そんな中で、私はひとり胴が地面と平行になる程うつむいていました。

待ってくれ、まだ心の準備ができていない。そんなことを思っても時間は止まってくれず、いよいよ私の受験時刻に。
教室の中へ入ると、体格のいいお兄さんと、いかにもベテランなおじいちゃんの2名の試験官が待っていました。

体格のいいお兄さん
(イメージです)

では、お名前と生年月日を和暦で教えてください。

平静を装うもよろん受験生

はい。名前は〇〇〇〇、生年月日は〇〇〇〇です。

ベテランのおじいちゃん
(イメージです)

・・・?

試験官がなぜか首を傾げています。もういけません。頭の中は緊張と焦りでパニックです。

体格のいいお兄さん

もう少し大きな声でお願いできますか?

焦るもよろん受験生

あっ、はい!

理由は「声が小さい」というだけだったのに、私は完全に平常心を保てなくなっていました。
質問に対してとっさに回答を考えることもできなければ、極力ゆっくり喋って時間を稼ぐこともままならず。

回答時間が短すぎて、案の定、追加の質問に襲われます。しかし、ここで唸ったのは私ではなく、なぜか試験官の方でした。

ベテランのおじいちゃん

うーん、そうだねぇ……

どうやら、追加で何を質問したらいいのか決めかねていたようです。前もって問題が決まっているわけではないのでしょうか。
少し間を置いたのち、「(4問目について)他に考え付いたことはありますか?」と捻りだしたかのような出題。


もはや頭が真っ白な私は、10秒程度(体感なので実際どうかはわかりません)で観念して、

パニックのもよろん受験生

申し訳ありません。特に何もありません

頭を下げてギブアップ。すると、試験官が予想外の言葉を投げかけてくれました。

体格のいいお兄さん

いえいえ、いいんですよ。先生、どうします?

ベテランのおじいちゃん

うーん、いいんじゃないかねぇ

そのまま試験は終了。時計を見ると、10分が目安の試験なのに7分程度しか経っていません。
会場を後にしながら、半ば放心状態で私は思いました。

「ヤバい。落ちるかもしれない」今年合格基準が変わらない保証はどこにもありません。そもそも、基準がそのままだとしても、あまりにもひどい出来です。
いくら99%合格するとはいっても、もしかしたら、自分は残り1%に入ってしまったかもしれない……。

しかし、すべては後の祭り。もはや自分を慰めることしかできません。
合格発表を見て安堵するまでの約10日間、私は「大丈夫。きっと受かってる」と自分に言い聞かせ続ける不安な日々を送ったのでした……。

■おわりに

今にして思うと、私は運よく試験官の方が2名とも優しいタイプだったのでよかったのかもしれません。
もしも、試験官が色々と詰めてくる厳しいタイプの人だったら……1年たった今でも想像したくありませんね。
口述試験は勝算なんてなくたって構いませんが、私のようにメンタルが弱いにもかかわらず対策を怠ると、本番で滑り倒して、非常に不安なまま合格発表までの日々を過ごすことになります。

緊張感・不安感を取り除きたい方、そして人前で話すのが苦手な方こそ、タキプロの口述セミナーを受けましょう。
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※口述セミナーの受付は全日程終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございます! 枠が埋まって参加できなかった方は申し訳ありません。

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次回は洋一さんの登場です。
お楽しみに!

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