明日、口述試験に臨むあなたへ　by あやや

こんにちは。
タキプロ15期の あやや です。
いよいよ明日は令和６年度中小企業診断士試験の口述試験本番ですね。
口述試験を受けられる方は、最後の準備をされているところではないでしょうか？
今日は、一年前の自分自身を振り返りながら、口述試験に臨む心構え（というほど大層なものではないですが）について書いてみたいと思います。

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目次 [非表示]

■私の口述試験
■何よりもまず「たどり着く」こと
■大切なのは「診断士として答える」姿勢
■おわりに

■私の口述試験

私の口述試験会場は広島でした。
自宅からは海を渡る必要があるため、不測の事態に備えて会場まで歩いていけるホテルに前泊。
前日は早めに広島に入り、予備校主催の対面の口述試験模擬面接を受けた後、ホテルで想定問答集や与件内容の見直しをして備えました。

当日、指定の集合時間は11時過ぎでしたが、余裕を持って会場に入り、会場で最後のチェック。
広島会場は東京や大阪ほど大人数ではないので、こじんまりとした印象。
受付をしてくれた方（おそらく広島県協会の方）が柔らかい雰囲気だったので、緊張がちょっとほぐれた記憶があります。

待機室で最終チェックをしながら順番を待ち、いざ本番。
私の場合は、「事例Ⅱ」と「事例Ⅳ」からの出題でした。
最初の事例Ⅱは無難に乗り切った（と思う）のですが、事例Ⅳが問題でした。
２つめのデシジョンツリーに関する質問で、元々事例Ⅳが苦手な私は頭が真っ白。
どうにか絞り出したものの、自分でもまとまりのない回答＆時間が短すぎたため、ダンディーな試験官から
「他には？」
を喰らってしまいました。
他には？なんて言われても、更にひねり出せるネタもなく、苦し紛れに先ほどと大して違いのない内容を回答（この時点で焦りすぎてあまり記憶がありません）。
試験官の方の微妙な沈黙の後、口述試験が終了しました。

終了後、同じく口述試験を受験した方たちとの交流会に参加し、午後組が面接に向かうのを見送ったりしつつ帰路へ。
正直合格発表まで不安でしたが、無事合格することができました。

■何よりもまず「たどり着く」こと

そんなわけで、口述試験では、多少うまく答えられなかった場合も大丈夫です！
皆さんよく言われていますが、口述試験は「落とすため」の試験ではありません。
時間通りに試験会場に到着し、受験することができれば、ほぼ「合格」です。

なので、明日、間違いなく会場に到着できるように、最善の準備をしましょう。
なるべく体調やコンディションを良い状態に保てるように。
余裕を持った行動で、何かあっても間に合うように。
何よりもまず、「時間通り」会場に「たどり着く」こと。

そのためにも、最後一日、体調管理に気を付けましょう。

■大切なのは「診断士として答える」姿勢

また、皆さん、与件文を読み込み、模擬面接で練習し、想定問答集を確認し、十分準備された上で受験されると思います。
それでも、想定していなかった質問をされたり、緊張して頭の中が真っ白になってしまうこともあるかもしれません。
考えがすぐにまとまらない時は、質問内容を復唱するなどして時間を稼ぎつつ、何かしらを答えるようにしましょう。

口述試験は「この人を診断士にしても問題ないかな？」の最終確認です。
内容の妥当性も見られるとは思いますが、「コミュニケーション能力」と「（最低限の）人となり」を見られているのだと思います。

不測の事態（＝予期していない質問、答えられない質問）でも、ちゃんとコミュニケーションを取れるか？
診断士の品格を落とすような人間ではないか？
そこをクリアできれば、多少まとまりに欠ける回答内容だったとしても、質問に対する適切な回答が出てこなかったとしても大丈夫です。
（どうしても分からない場合も、何かしら、周辺知識や一般知識を使って答えましょう。
　試験官の方が助け舟を出してくれることもあるようです）

口述試験は模擬コンサルティングの場。
「診断士として」目の前にいる「中小企業の社長に答える」つもりで臨めば、自然とクリアできるはずです！