【イメージを作る】口述試験までにやること・当日の様子

おはようございます。水曜担当のちおりんです。
口述試験を予定している方は、いろいろなところで情報収集を進めていると思います。口述試験はどんな感じか？それまでに何をすればいいか？　自分が迎えるであろう出来事をイメージできると、効率よく準備ができると思いますので、私の口述試験に向けた取り組み・当日の様子を一例として、紹介します。

STEP-1 （今週の金曜日までにやること）事例企業の内容把握と喋る練習
○内容把握○
口述試験は、事例企業の情報をベースに出題されます。事例企業だったらどう考えるべきか？という問われ方もしますし、一般的な知識として用語についての説明を求められることもあります。与件文をよく読み、事例企業に対する理解を深める学習をしているかと思いますが、私は以下の点に気をつけながら読み進めて、理解を深めていました。

①読んでいて、理解・納得できない部分はないか？
知らない用語がある　→　調べて自分の言葉で説明できるようにする
事象の理由・背景がわからない　→　受験仲間etcに聞いて自分の見解を持っておく
②なぜ？を追求する＝企業の背景を読み解く
③解決策として他に考えられる手段はないか？と掘り下げてみる

○喋る練習○
受験仲間同士の場合、前提知識となる与件文の情報を持っているので、説明の言葉が足りなくても、頭の中で補完されてしまい、ダイレクトな改善点が出にくいです。そのため、家族・友人・同僚など、前提知識を持っていない人に模擬面接をお願いすることをおすすめします。「専門用語ばかりで理解できない」「結局何が言いたいかわからない」など辛辣なフィードバックがあるかもしれません。また、「喋る」という機会は練習として積極的に取り込みましょう。私の場合、その期間ちょうど所属部門で監査があり練習のためヒアリング対応者に立候補しました。

STEP-2 （今週の土曜日までにやること）予備校の模擬面接
STEP-1がある程度完成している状態で、私は予備校の模擬面接に行きました。質問内容は、事前に入手した予想問題集の内容と全く同じだったので、少し物足りない印象でした。（回答内容のブラッシュアップは家族・友人・同僚のほうがトレーニングになります）
はきはきと自信を持って喋る、笑顔を作る、など、相手にいい印象を与えられているかどうか？を意識し、「本番」を想定した雰囲気を体験する場として活用しました。ちなみに、一番ドキッとした質問は「携帯電話の電源は切ってありますか？」でした。実は電源を切っていませんでした。練習なので素直に「すみません、切っていませんでした」と言っても許されると思いますが、これが本番だったら・・・どうする？！と思うと、相手に不信感を与えてはいけないと思い、「はい、切ってあります」と顔色を変えずにやり過ごしました。

STEP-3 口述試験当日
私は受験番号が早く試験は午前中だったため、当日はほとんど対策はしていません。
部屋に呼ばれ、まず事例Ⅲに関する質問がされました。半分は予想問題集と同じ質問、半分はSTEP-1での対策で、自分なりに考察していた内容の質問だったのでこれは大丈夫・・・と自信がある状態で乗り切りました。そして、事例Ⅳに関する質問がされました。
「Ｄ社は、変動費と固定費どちらを削減すべきか？」
…想定外の質問でした。この先、必ず「理由は？」と聞かれるので、その先の質問を考慮して、理由で話せるネタが多い方でいこう！と判断し、「固定費です」と答えました。しかし、試験官から「こういう点は考慮が必要ではないか？」「この事象は問題では？」などいろいろ指摘され、固定費で押し通せなくなってきたので、「そうですね。変動費の削減が必要です」と答えたらそこで口述試験は終わりました。途中まで順調でしたが、自分自身にとっては若干後味の悪い終わり方でした。しかし、パーフェクトに回答できなくても、試験官が助け舟を出してくれたり、その場で自分が納得して方針を改めても問題ないようです。

本番はどういう状況か？それまでにいつどんなことをすればいいか？私の体験記からイメージを持っていただけると幸いです。当日、力を出し切れるよう応援しています。

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