口述試験で聞かれたこと
みなさんこんにちは!金曜日朝担当のしのPです。
いよいよ口述試験が今週末に迫りましたね。先週の記事では合格発表後の動き方について書きましたが、今週は昨年私が「口述試験で聞かれたこと」についてお話ししたいと思います。
私は受験番号が後ろの方だったことからも、口述試験会場内では最終時間帯になりました。並んでいる列の中では最後だったので、なんとなく嫌な予感がしていたのですが、苦手だった事例ⅢとⅣについての質問がきました・・・。
<私が口述試験で聞かれたこと>
C社
Y社にとってC社にOEM委託する際のメリットは?
C社が価格面で弱みを持っているのだが、その原因と対策は?
D社
植物工場をやる上で、D社としての強みが発揮できない部分は何か?どう改革していく必要があるのか?
資金が潤沢にあるのになぜ借り入れを実施するのか?
植物工場を事業部ではなく子会社としてやることのメリットは?
口述試験対策では、試験時間がだいたい10分間あるので4問聞かれた人が多かったと思いますが、私は5問でした。口述対策のセミナー等では「質問されたことに2分間しゃべり続けなさい」と指導されたりするかと思いますが、私は2分間もしゃべり続けられず、試験官のひとたちと楽しく?会話のキャッチボールをしました(笑)。
具体的には、私が答え終わった後に、「その他の点については?」とか「それは違うんじゃないの?」とか、「むしろ○○な点ではどうなのかな?」とか、ある意味「救済措置」をしていただいている感じもしました(笑)。
診断協会の受験案内には、口述試験については以下のようなことが記載されています。
「中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに面接の方法により行います。」
2次筆記試験が「診断報告書」を書く作業で、口述試験がその「質疑応答」だと考えることができます。間違ってはいけないと思うことは、「質疑応答」と「プレゼンテーション」は違うということです。「質疑応答」では相手との会話、つまり相手が疑問に思っていることを理解し、その疑問に診断士として「誠心誠意答える」ということが求められるということです。
想定問題集を基に解答内容を暗記してそれを2分間延々としゃべるというやり方をする方もいるかと思いますが、それは個人的にはやめたほうが良いと思います。相手が何を聞きたいと考えているのか?をきちんと理解し、それに対して自分の考えや与件企業の立場にたっての助言を実施するようにしましょう。質問のオウム返しなんかは良いテクニックだと思います。そして、別に2分しゃべれなくてもその分多く質問されるだけなので動じる必要はありません。むしろ2分もしゃべったら長くて聞いている方が飽きるのでは?とも個人的には思います。
下を向いてだんまりは一番やってはいけないことですが、診断士として誠心誠意、面接官の目をちゃんと見て、落ち着いて話すということが最も重要なことだと思います。真摯な姿勢を見せればきっと面接官の人も助けてくれますし、そもそも筆記試験に合格する実力があるあなたなら乗り切れるはずです。
いよいよですね!体調管理にはくれぐれも注意してがんばってください!
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