口述試験は絶好の復習の場@しげる
こんにちは。月曜隔週昼の部を担当しているしげるです。
筆記試験を受験された方は、発表までのこの期間をどのように過ごされていますか?
試験後すぐは、「結果が気になる」「落ちたかもしれないので来年に向けた準備をしよう」など前向きな気持ちがあった方でも、中途半端に時間が空くことで、「とりあえず発表終わってから考えよう」という方が多いのではないでしょうか?私もそうでした。というよりこの時期になると診断士受験のことすらも記憶の奥の方にいってしまいがちでした。
私の失敗談ですが、非常にもったいなかったと思っています。
筆記試験まで集中的に覚えてきた知識やノウハウは放っておくとたちまち劣化します。短期で集中的に身に付けたほど、失う速度も速いです。診断士試験の知識はもちろんテスト結果に反映されますが、日常業務にも生かされますよね?なるべくなら忘れずに定着を図りたいところです。
手っ取り早い知識定着の方法は、「口述試験対策」をしっかり行うことです。少なくとも昨年度までの口述試験は普通にやって落ちるような試験ではありませんでした。今年もその傾向が継続されれば特に勉強の必要はないと思います。しかしちゃんとした対策を行えば、合格率がさらにあがるだけでなく、知識やノウハウの復習になります。
何故か?
口述試験は、出題範囲が非常に狭いです。というのも筆記試験の事例Ⅰ~Ⅳの中から面接形式で出題されます。しかし結構深いところを聞かれます。
例えば私の面接のときは、事例Ⅳ(昨年度)から出題がありましたが、
面接官「私(社長)はチェーン店の閉鎖を考えているのだが、どのような基準で閉鎖店舗を決めれば良いか?」
しげる「御社は固定費負担が大きいのが課題なので、好立地にあるが採算性の低い店舗の閉鎖を検討すれば良いのでは?」
面接官「なるほどね。ROIの観点からはどう?」
しげる 心の中で(ROI?負債比率より高まっていればROEを押し上げるあれだよね?でもこの社長ROE高めたいんだっけ?まあ低いより高い方が良いよね)
しげる「ROIも重要です。ROEを高めるために低い店舗から閉鎖を検討しましょう」
面接官「はい分かりました。」
・・・
面接官が望んでいた答えではなかったと思います。おそらく私が採算性という言葉を使ったので、採算性の指標としてのROIの有用性を聞きたかったと今では考えています。
このようにQ&Aで結構深いところまでつっこまれます。これを前提に対策を行っていると、かなり筆記試験の事例文を読み込む必要が生じます。また読み込む中で1次試験の知識を復習する必要があります。そして何よりも診断士になった後の実践に生かせる知識が身に付きます。
私は上記のような受け答えでも受かりましたし、口述試験を突破する上ではOKなのでしょうが、これまでに身に付けた知識、ノウハウの再定着に加え、口述試験の合格率を高めるために対策を初めてみてはいかがでしょうか?
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以上しげるのブログでした。
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