【日曜日は名古屋の日】2次試験口述 雑感 (あぶじゃ)
みなさんこんにちは。
「奥様は、取り扱い注意」がもうすぐ終わってしまう現実から目をそむけたい、あぶじゃ@名古屋です。
師も走る12月となってしまいました。今週金曜日には2次筆記試験の結果が発表されるのですね。そこで、今回は最後の関門である口述試験について書いてみようと思う次第です。
まず、世の中に面接が大好き、大得意という方はあまりいないのではないかと思います。むしろ、苦手意識をお持ちの方のほうが多いのではないでしょうか。
私もむろんその一人なのですが、苦手とする理由が大きく3つあります。
- 試験官がどんな人なのかわからない。
- どんなことを訊かれるのかわからない。
- 訊かれたことに対してちゃんと答えられるかわからない。
こういった不安が緊張を生み、苦手意識は今や拭いがたいものとなってしまいました。同じように思っている方にとって少しでも参考になるよう、この3つの観点から、口述試験についての雑感を以下に記します。
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試験官がどんな人なのかわからない
ご存知の通り、試験官の方は現役で活躍されている診断士さんです。私の場合、後で知ったのですが、担当してくださったのは協会のかなりお偉いさんでした。
現役の診断士さんということは、この人たちもかつては受験生だったわけです。したがって、みなさんがここに来るまでどれだけ努力してきたかをとてもよく知っています。いかつい顔で座っていても、多少意地悪な質問をしても、本当はあなたにおめでとうと言いたくて仕方のない人たちなのです。敵ではありません。
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どんなことを訊かれるのかわからない。
これもみなさんご存知の通り、全4事例のうちの2事例について、各2問ずつ問われます。事前に与件文、設問文を読み返し、各事例のSWOT、企業が抱える問題、解決策をまとめておきましょう。各予備校の解答例なども目を通しておけばなおよいです。
また、各事例内に出てきた1次知識も問われることがあります。今年の試験問題であれば、HACCP(事例Ⅰ)、顧客生涯価値(事例Ⅱ)、CNC加工(事例Ⅲ)、VA、圧縮記帳(事例Ⅳ)あたりは、簡単に説明できるようさらっと確認しておきましょう。
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訊かれたことに対してちゃんと答えられるかわからない。
事前の準備が万全でも、やはり本番は緊張するもの。訊かれたことと全く見当違いのことを話してしまわないか不安になりますよね。こうした不安には、訊かれた質問を鸚鵡返ししてから答える方法が非常に有効です。これもすでにあちこちで聞かれていると思いますが、例を示しておきます。
問:「D社の財務状況について、同業他社と比較し特徴的な指標を2つ挙げてご説明ください。」
答:「はい、D社の財務状況について、同業他社と比較し特徴的な指標を2つ挙げてご説明申し上げます。まず一つは(以下略)」
質問を自分の口で声に出してみることで、問われている内容がすっと頭の中に入って行きます。
そうすればしめたもので、おのずから答えが浮かんでくるはず。落ち着いて自身の考えを話しましょう。
ポイントは、ちょっとゆっくり過ぎるんじゃないか、というくらいのスピードで話すことです。緊張のせいで遅く感じるかもしれませんが、実際には聞き手にとってちょうど良いスピードになっているはずです。
いかがでしょうか。実際の口述試験は不合格者が出たらニュースになるような試験なので、一般的な大失敗レベルの失敗をしてもちゃんと合格することはできるでしょう。
とはいえ、現役診断士の先輩を前にして意見を話せる貴重な機会です。自分の考えを、論理的に順序だてて説明できたときの快感はなかなか得られるものではありません。今後の自信にもなりますよ。
というわけで、あとちょっとだけがんばってみてください。
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