口述試験に向けて by MASA

こんにちは。タキプロ11期 関東所属のMASAです。

令和2年度の中小企業診断士第二次試験を受験された皆様お疲れさまでした。

本稿の翌日には筆記試験の合格発表があります。

今回は筆記試験を通過された方の最後の関門である口述試験について触れます。

  1. 自己紹介

企業内診断士です。

赴任先の東南アジアから一時帰国し令和元年度の二次試験に合格、実務補習、実務従事を経て令和2年5月に中小企業診断士としての登録が完了しました。登録完了後も東南アジアに駐在しており、いまに至ります。

合格体験記 も併せてご参照下さい。

前回は中小企業診断士としての活動の一例をご紹介しています。

合格後の世界をイメージされるのにご活用ください。

  • 口述試験の実施実績

中小企業診断士協会が発表している口述試験の状況は以下の通りです。

  平成14年だけ13人の不合格者を出していますが、その他はすべて5名以下なので、まず受かる試験と考えていいでしょう。

  他のタキメンも書いていますが、この試験に不合格になるパターンは、試験官の質問に対して沈黙してしまう、とか、そもそも何らかの理由で試験会場に現れなかった、の2つだと言われています。したがって、そういうことがなければ、口述試験はほぼ受かるものと思って臨んでいいと思います。

  • 口述試験対策について

筆記試験の合格が判明したら、すぐに口述対策セミナーに申し込みましょう。タキプロも実施していますし、各受験予備校も実施しています。

タキプロの口述対策セミナーは無料ですが、予備校によっては有料のところもあります。有料、無料はセミナーの質には特段関係ないと思います。

いずれも受験生と対面で実施することを前提としているため、定員は少なめになっています。したがって、枠はすぐ埋まってしまいます

今年はコロナ対策でオンライン実施のところも多いかもしれません。ただオンラインであっても対面で実施することは変わりません。

面接官役の人数には制約があるため、予約の用意だけはしておきましょう。

また、各予備校で口述試験の想定問答集を出すと思いますので、それを入手しましょう。

有料のものもありますが、無料でダウンロードできるものもあります。無料のものでも充分使えると思います。

実際の口述試験においては、面接官は2人います。私が試験を受けた際には、それぞれの面接官が事例Ⅲから2問、事例Ⅳから2問が出題されました。

いずれも難しい質問ではないし、ときには面接官が助け舟を出してくれるときもありますので、極度に心配する必要はありませんが、試験独特の雰囲気もあって緊張はするかもしれません。また、口述試験では事例文などを見ることはできませんので、ある程度セミナーや想定問答を利用していろんなパターンを想定しておくことは有用です。

さらに予備校の配布している想定問答集を入手して、その質問に対する解答の組み立てを頭の中で何度かトレーニングしておくことをお勧めします。

この準備は特に筆記用具を持たなくてもできるので、通勤のときなどの隙間時間に何度か繰り返し頭の中でやってみるのがいいと思います。

私の場合は筆記試験合格発表後に家族サービスの一環で子供をスキーに連れて行ったのですが、子供がスキーを滑っているのを待つ間に想定問答集を開いて、想定質問に対して頭の中で解答を組み立てるイメージトレーニングをしていました。

受ければほとんどの人が受かるとは言っても侮ってはいけません。

あと一息、気を抜かずにしっかりと対策をしておきましょう。

次回はふぃんさんです。お楽しみに。

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