私の口述試験対策ドキュメンタリー byおりぜー
皆様こんにちは。遂に10回目の登場となりました、タキプロ12期の「おりぜー」と申します。
2次試験(筆記)に合格された皆様、本当におめでとうございます!!残念な結果になってしまった方も、これまで勉強してきたことで実力はついているはずですので、めげずに再挑戦してみて頂ければ幸いです。
さて、合格された方につきましては皆様ご存知のとおり、「口述試験」という最終関門が待っております。何も対策されていない方ももしかするといるかもしれませんが、大丈夫です。何とかなります!私もそのうちの一人で、合格発表から1週間でなんとか対策を行っておりますので、今回は私の体験談をお話しできればと思います。
・1回目のブログ(自己紹介、1次企業経営理論、SWOT分析のお話)はこちら
・2回目のブログ(2次事例Ⅰ、「構文」、ファイナルペーパーのお話)はこちら
・3回目のブログ(合格体験記)はこちら
・4回目のブログ(2次事例Ⅳ、基本原理の理解とポイントを確実に抑えるお話)はこちら
・5回目のブログ(おりぜーの経済学教室~弾力性とは?~)はこちら
・6回目のブログ(1次運営管理、設備総合効率のお話)はこちら
・7回目のブログ(おりぜーの経済学教室~IS-LMって結局何なの?①~)はこちら
・8回目のブログ(おりぜーの経済学教室~IS-LMって結局何なの?②~)はこちら
・9回目のブログ(2つの地区で実務補習を受講したお話)はこちら
■筆記の合格発表~試験前日まで
私は1年前の当時、正直2次試験は完全に落ちたと思っており、来年度の2次試験に備えて英気を養うため(という言い訳をして)にのんびりと合格発表日まで全く関係のないジャンルの本を読んだり、現実逃避のように仕事に打ち込んだりして筆記の合格発表日まで過ごしておりました。そして「万が一受かっていたら、口述試験対策をやってないと洒落にならないし、結果だけ見ておくか」とのんびりネットで合格発表番号を確認したところ…自分の番号が載っていることに衝撃を受け、家で一人で大絶叫していました。
しかし喜びと同時に、面接が苦手な自分がなにも口述対策をしていないという事実に焦り、大急ぎで検索エンジンで「中小企業診断士 口述試験 対策」と調べ、対策を始めました。
筆記試験の合格発表から口述試験当日までの1週間で私がやったことは次の通りです。
・2次試験の解き直し、回答再現
・大手予備校の解答速報との比較(優秀な方はこんなのはとっくの昔に終えていますよね…)
・大手予備校の想定問答を参考に、カンペを作る
・1次試験の知識の復習(2次試験の問題に絡む部分)
質問は2次試験の与件文に基づいて行われるので、とにかく2次試験のストーリーを空でも言えるようになるまで頭に叩き込むことが重要です。実際にどんな質問がされるかはわからないので、とにかく考えられるだけ想定問答を準備しておくことが非常に大切になります。
また、「アンゾフの成長ベクトルの概念を用いて説明してください」といった質問も飛んでくることがありますので、念のため1次試験で学んだ基礎知識(特に企業経営理論と運営管理)はしっかりと復習しておきましょう。
■口述試験当日
会場は東京地区の場合は都内の私立大学で、最初は大教室に集合しました。その後「受験番号〇番~〇番までの方はこちらへ」という指示が入ってからは誘導員の指示に従って3~4回教室を移動しました。待ち時間は自作のカンペを読んだり、気になったワードをスマホで調べたりして過ごしました。
その後ゼミ棟のようなところに移り、各部屋の壁に沿って並べられた椅子に座って待機します。前の方が出てきたら誘導員の方より「ではノックしてお入りください」という指示があります。
面接官は2人で、受験者との間隔は机やパーテーションを挟んでいることもあり結構離れている印象を受けました。
質問は4つの事例のうち2つから出題されますが、どれから出題されるかは人により様々です。「成績の悪い2事例から出る」、「事例Ⅳはでない」などの噂がありますが、恐らくデマです(笑)私の場合は出来がそこそこ良かった事例I,IIから出ましたし、事例Ⅳを聞かれた知り合いの方もいました。
各事例から2題ずつ質問され、質問→回答→回答を更に深掘りした質問→回答という流れを踏みます。 私は質問に対して頓珍漢な回答をしないように、「はい、○○(質問内容の要約)について回答させて頂きます。」と回答前に前置きするようにしていました。こうすることで、回答を考える時間稼ぎと、面接官との質問の意図の擦り合わせを行っていました。
■後悔していること
最終的に合格は出来たのですが、実は面接の途中で頭が真っ白になってしまいました。
面接官に「少しお時間をください」と言い、答えを何とかまとめ、震え声&息を詰まらせながら自分でも何を言っているのかよくわからないような話をしてしまったのです。
原因は“面接”の対策を何一つしていなかったことにあります。自分でも面接が苦手ということが分かっていたにも関わらず対策できていなかったのです。
急に自分の守備範囲外の質問が飛んでくることはよくあります。その時の対応方法の習得や平常心を保ちながら回答する練習を、模擬面接等を通して行っておくことで私のような恐怖体験をせずに済む可能性は格段に上がります。
口述試験まで残り1週間で、今からですと予備校模擬面接を申し込むのは難しいかもしれませんが、もし勉強仲間がいらっしゃる方でしたら、その方とペアで面接練習を1回でもいいので行うことを強くお勧めします。もし独学でしたら、一人で発声練習や答えに詰まった時のシミュレーションを行うことでより気持ちよく口述試験を終えられるようになるかと思います。大変ですが、面接練習は欠かさないようにするのが良いと思います。
■おわりに
この口述試験は確かに、「遅刻と沈黙がなければ受かる試験」ではあります。しかし、手ごたえのない面接結果は「自分がその例外を作ってしまう(つまり落ちる)かもしれない…」という不安を駆り立て、診断士生活の良いスタートダッシュが切れなくなるリスクが高まります。 今年の場合、口述試験の合格発表直後から2月実施分の実務補習が始まりますので、しっかりと腰を据えて実務補習対策に臨むためにも、気を抜かずに口述試験の対策をしっかりと行いましょう!
明日はレブロンさんの登場です。
お楽しみに!
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