事例Ⅱ 企業が何をしているかを勉強するbyガーナ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のガーナと申します。
2次筆記試験を受けられた方、お疲れ様でした。
クールダウンしている時期だと思いましたので、解答の手法ではなく、事例Ⅱに役立つことはないかと考えて書きましたので、気軽にお読みいただければと思います。
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目次
■はじめに
合格の手応えがない方が大半だと思いますが、合格したときの行動を考えておいてください。
最初に、2023年5月に中小企業診断士として登録するために必要なことをお話しします。実務補習を受けるという前提です。
中小企業診断士として早くスタートラインに立ちたいと思っている人は、周到に準備をしておいて下さい。
・タキプロの口述セミナーセミナーの申し込み(先着順、人数制限があります)
・実務補習の申し込み(1月13日)
入力情報の中で、最終学歴の卒業年月が必要になりますので確認しておいて下さい。
令和5年2月の実務補習については、中小企業診断協会のホームページに掲載されています。
申込期間が1月6日(金)~17日(火)となっています。前年度合格者が優先的に申し込みできるのだと思います。
そのため、13日の段階で5日間コースの枠が残っているか不明です。
15日間コースは前回までの合格者で1度も実務補習、実務従事を受けていない人が対象となるので、枠は空いていると思います。
そうなると、15日間のコースの日程を確認して、受講するかどうか覚悟を決めておく必要があります。
例年であれば7月以降に5日間コースが設定されますが、熾烈な申込合戦になります。
事前にそれを聞いていましたので、私は15日間コースを選択しました。
6週間の長丁場になりますが、5月に登録することもできたので良かったと思っています。
■実務補習の準備(来年の2次試験の準備にもなる)
次の書籍を読んでおくとよいと思います。
※私は実務補習が始まって、部分的に読み直しました。今でも内容を確認することがあります。
・コンサルタントのフレームワーク(同友館 編著:平賀均)
・事業デューデリジェンスの実務入門(中央経済社 著:寺嶋直史)
■事例Ⅱの基本的なこと
さて、今回の本題です。
今回の試験は「3C分析」が出題されましたが、「SWOT分析」と同様に、企業を俯瞰して捉えることが大事になります。
また、企業の過去、現在があって、未来を考えることなります。
そして、マーケティング戦略では、みなさんがご存じの「だ・な・ど・こ」を考えて立案するわけですね。
どのようにして顧客の心を掴むのか?
そのために何を訴求すべきなのか?
マーケティングの本質だと思います。
そのための勉強として、次のことをお勧めします。
■中小企業診断士としての基礎能力を伸ばす方法
方法の一つとしてご紹介します。
私は、TV東京の番組「カンブリア宮殿」を見るようにしていました。
番組をご覧になればわかるのですが、題材となった企業が、強みを活かしてお客の心を掴んでいるという場面がよく出てきます。
クロスSWOTの「強み」×「機会」などについてまとめられていて、わかりやすくて参考になります。
もちろん、経営者の方々の知恵と行動力も勉強になります。
番組に出てくる企業について、特長や工夫、SWOT分析など研究をして文字にすれば、事例Ⅱの訓練になるように思います。
(2次試験に不合格のときには、これをしようと考えていました)
ところで、皆さんが目指しているのは何でしょうか
中小企業診断士の資格を取得することがゴールではないはずです。
・資格をパスポートにして活躍すること
・中小企業の社長と堂々と話をすること
・社長の信頼を得て、口コミで他の会社を紹介してもらうこと
・診断士仲間を作って、横のつながりで仕事をすること
などだと思います。
中小企業診断士に独占業務はありません。
人柄、会話力、知恵、知識などを活かして、中小企業の役に立つことで報酬を得る仕事です。
会話力を上げるためにも、話のネタの蓄積も必要になると考えています。
私自身は、知識と経験が乏しいため、中小企業の経営者との会話やヒアリングする際に役に立っていると感じています。
目の前の試験対策だけではなく、診断士資格取得後の活動に繋がります。
息抜きの時間に是非採り入れてみてください。
■おまけ(口述試験の準備)
二次試験に登場したA~D社の4社について内容の整理をしました。
まずは、どんな会社だったのかを覚えるためです。
SWOT分析など会社のポイントを整理して、どんなアドバイスをすることができるのかなど、ノートを作って書き出しました。
その上で、タキプロの口述試験対策に参加して、うまく回答できない経験をすると、自分なりの質問を考えるようになって、不安が少しずつ解消されていきました。
■おまけ(口述試験 事例Ⅱ B社について)
私の口述試験での設問はB社に関して2問、D社2問(前回のブログに記載)でした。
事例Ⅱからの出題は、
1.コロナ禍が収束した後、車での移動販売を再開するときに顧客に対してどのようなことをして知らせますか?
2.商店街からイベントの参加を打診されました。B社はどのようなイベントを用意しますか?
という内容でした。
1の質問について、灯油の移動販売車を思いついたので、私の回答は、
まず関西地域の定番音楽「雪やこんこ♪」を歌って、このような独自のメロディーを鳴らしながら移動販売して周知するのがよいと思いますと、ミュージカル風に答えました。
すると、試験官は表情を変えることなく
「他には?」と聞くので、
(歌いながら答えたのに、まだ何か必要なんですか?)と思いながらも
「SNSを活用して、周知するのもよいと思います」と回答すると、次の質問に進むことができました。
ここでわかったのは、歌ってもウケることはなく、淡々と試験は進んでいくということです。
■おわりに
せっかく身に染み込んだ勉強習慣が消えないうちに、その時間を有効活用していただければと思います。
診断士活動をスタートすればわかるのですが、勉強してきた内容はムダにはなりません。どこかで使います。
年末年始を利用して、準備を進めて下さい。
診断士の資格を取得されて、一緒に研究会に参加したり、仕事をしたりする日を楽しみにしています。
次回はかずをさんの登場です。
お楽しみに!
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