事例Ⅳ苦手な私がA判定をとれた3つのコツ by うじょん
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のうじょんです。
タキプロの理念「受験生の合格率が1%でも高まる」ように微力ながら私の受験ノウハウを惜しみなくお伝えできればと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。
今日は事例Ⅳの試験ノウハウについてお話をしたいと思います。
「みなさん、事例Ⅳは得意でしょうか?」
事例Ⅳ(財務・会計)の得点結果の情報を見たり聞いたりしますと、事例Ⅳが得意で2次試験の得点源とされる方と苦手意識が高い方のどちらも多くいるように思います。私はどちらかというと苦手意識があり足切りリスクが高い状況でした。
今日は、1次試験(財務・会計)と2次試験(事例Ⅳ)が苦手だった私が3回受けた2次試験でA判定(60点以上)をとれた3つのコツお伝えできればと思います。
この記事は、以下のような方に特におすすめです。
・事例Ⅳ(財務・会計)に苦手意識がある方
・事例Ⅳ(財務・会計)の学習をこれから始める方
・事例Ⅳ(財務・会計)の学習や合格ノウハウを知りたい方
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■はじめに
今回、初投稿となりますので簡単に自己紹介をさせてください。
・ハンドルネーム:うじょん
・年代/性別:40代/男性
・職種:通信サービス業
・受験歴:1次3回、2次3回
・合格した年の勉強時間 1次500時間(独学) 2次150時間(独学)
・得意科目:1次 情報システム 2次 事例Ⅰ
・苦手科目:1次 財務、法務 2次 事例Ⅱ、事例Ⅳ
・事例Ⅳの結果:1回目D判定→2回目B判定→3回目A判定(63点)
・診断士の勉強を開始した理由:経営企画担当へ異動することとなり、体系的な経営知識を学びたいと思ったため
受験生のみなさんへの一言
中小企業診断士試験を受験しようと決めた自分、合格に向けてがんばっている自分、今後合格する自分、どの姿もすべてすばらしいことです。合格に向けてみなさんの挑戦を応援しています。
■事例Ⅳ苦手な私がA判定をとれた3つのコツ
私は事例Ⅳが最初苦手で、1回目の試験はD判定。2回目の試験はB判定でした。
3年目でようやく事例ⅣはA判定が取れました。3回目試験時に特に事例Ⅳで取り組んだ内容と気持ちの面で強く意識したことを振り返ると以下3点が重要と考えています。
① 日々の努力が報われる:毎日コツコツ継続して1日1問を解く
② 試験を解くルーチンを決める:最初に取り組む問題と解く問題の優先順位をつける
③ 最後まであきらめない:空欄を作らず最後まで何か記載する
それでは、1つずつどういうことか見ていきましょう。
■①日々の努力が報われる
まずは事例Ⅳの試験勉強のコツについて、いろいろ細かいことはたくさんありますが、財務・会計に苦手意識をもつ方にお伝えしたい最終的に大事だと考えることは、
「毎日事例Ⅳ(財務・会計)に触れる」ということです。
1次試験の財務・会計と2次試験の事例Ⅳのつながりは非常にシンプルです。
1次試験は基礎。2次試験は応用です。
1次試験が終わってから2次試験の勉強をする期間は2か月~3か月と非常に少ないため、財務・会計は1次試験の財務・会計と2次試験の事例Ⅳはできれば連動して早い時期から一緒に勉強をすることをおすすめします。
受験が初めての方は、1次試験の基礎知識をカテゴリごとにインプットしてからすぐに過去問で同じカテゴリの実際の問題を解いて知識を固めましょう。
その後、2次試験にも関連するカテゴリの場合、2次試験問題集までステップアップして解きましょう。
ステップアップ勉強方法の効果
・1次試験の問題カテゴリの中で2次試験まで出る問題がわかる。
・実際の過去問題まで解くことでどのようなレベル感で問われるのかが理解できる。
・繰り返し類似問題を解くことで知識が深まる
そして勉強は、どんな簡単な問題でも良いので1日1問は触れるようにしてください。理由は、1日1問でも触れることで苦手意識が薄まり安心感が得られるからです。事例Ⅳが苦手意識がある方はなかなか勉強を始められないこともあると思います。そこで、コツコツ事例Ⅳの問題をやる習慣をつけることで自信につながることを体感できます。できれば、電卓も毎日触れて普段から計算ミスがなく速く打つ練習をしておくことをおすすめします。
■②試験を解くルーチンを決める
試験本番は80分で初見の問題を解くということから時間が本当に足りません。
また、普段解いている同じカテゴリの問題でも慎重に計算をしてしまうことや 緊張などから予定通り時間配分ができないことも予想されます。 そこで、焦ることもあると思いますが焦りすぎないように試験で解く順番を決めておき最初のほうに簡単な問題を冷静に解けるようにしておくことでロスを減らしましょう。
<私の事例Ⅳの手順>
①受験番号を記載する
②計算を記載するための下書き用紙を問題用紙の余白を利用して作る
③全体の問題をまずさっと見て、解く順番と予想回答時間を記載する
④第1問はかならず経営分析問題を先に解く
財務諸表の計算を先にしてしまう
⑤次に知識問題(文章問題)を解く
⑥残りの問題から解けそうな設問1を先に解く
設問2以降は難しいので後に回す
R4年度では経営分析で生産性の問題が出ました。
これは今までの過去問には無いパターンですし、最初の経営分析で時間を取ってしまう可能性があります。そこで、③の設問の解く順番と予想回答時間内に記載できることを間違ってもいい気持ちでまずは書くという選択をしました。しかし空欄は作らずに記載しました。
私の場合、経営分析の次には文章問題を解くようにしていました。
事例Ⅳの文章問題も事例Ⅰ~Ⅲのように聞かれたことに適切に回答を作ることが重要です。
論理的な文章を事例Ⅳの財務・会計問題に沿った形で記載します。 残り時間が少なくなってからでは、なかなか冷静に文章を記載することは私はできないので、まだ心にゆとりがある早い時間にすることにしていました。
次に設問1の中から、ほかの問題で解けそうな問題を探します。
私の場合、正解できたのは、第2問設問1のみだと思います。
結果的にA判定が取れたのは、経営分析と文章知識問題、そして計算問題の一部を確実に取れたことと残りは途中解でもあきらめずに頑張って記載したためだと思います。
想定外の問題が出ても、いつも通りのルーチンをやり通すことをぜひ覚えておいてください。
■③最後まであきらめない
最後のポイントですが、これは精神論的なことかもしれませんが、非常に大切なことです。
事例Ⅰ~事例Ⅲで体力も気力も限界の中、最後の試験が事例Ⅳです。
疲れている中最後の力を振り絞って1点でも多く獲得するためには絶対に最後まであきらめずに合格する気持ちが大事だと思います。 試験中、見たことがない問題などに想定外に多くの時間を使ってしまい、本当に時間が足りないとき、試験中なのに「もうだめだ」とあきらめたくなることもあるでしょう。
それでも1文字でも多く記載して、1点でも部分点を狙いに行く姿勢。
これが最後には大切になります。
減価償却費の計算、公式の記載、解き方の説明、なんでもよいので部分点であれば記載できることもあると思います。この何かを残して記載しておこうという気持ちで最後まであきらめないようにしてください。
難易度が高い問題は、他の受験生の方にとっても難易度が高い問題です。
自分だけが苦しんでいると思わず、自分ができない問題はみんなもできないと思ってその中でいかに1点でも多くとるかを意識して最後まであきらめないでほしいと思います。
中小企業診断士の2次試験は相対結果で評価されます。試験後の手ごたえと実際の得点が異なるのが事例Ⅳではないでしょうか?近年、事例Ⅳは1次試験の知識や計算力だけではなく設問読解力も必要となり難化しているように思います。難化はチャンスです。ぜひ最後まであきらめずに1文字でも多く記載できるように、普段の過去問練習などでも部分点を意識した解答作成を心がけてみてください。
■おわりに
今回は事例Ⅳが苦手だった私が苦手意識を克服してA判定となった3つのコツを記載しました。
① 日々の努力が報われる:毎日コツコツ継続して1日1問を解く
② 試験を解くルーチンを決める:最初に取り組む問題と解く問題の優先順位をつける
③ 最後まであきらめない:空欄を作らず最後まで何か記載する
これから2次試験日まで約7か月時間があります。ぜひ苦手意識を持たれている方も日々のコツコツ勉強で少しでも自信をもって試験本番を迎えてください。試験日には普段過去問で練習していたルーチンでできる限り冷静に解き、そして最後まであきらめずに取り組んでください。応援しています。
最後までお読みくださり本当にありがとうございます。
タキプロ14期のブログにより、みなさまの勉強時間が更に有意義となり最終的に中小企業診断士試験に合格する一助となれば幸いです。
次回はうにさんの登場です。
お楽しみに!
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