記憶術!by しの

勉強方法

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のしのと申します。

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■はじめに

こんにちは、しのです。二度目の投稿になります。中小企業診断士試験に合格するには多くの時間と努力が必要です。本業・家庭と多忙な中で、勉強方法はこれでよいのか?より効率的かつ効果的な方法は?と受験生時代に色々試行錯誤して来ました。今回はそうして自分なりに辿り着いた考えを書かせていただきたいと思います。新卒以来製造業の営業職の経験しかない私の素人論に過ぎませんが、受験生の方々の中でお一人にでもご参考にしていただければ幸いです。

■記憶術

中小企業診断士試験の勉強法と言えば、様々な切り口があるかと思います。その中でも今回は膨大な知識をどうやって覚えてきたか?その記憶術!と言っては大げさですが、記憶のテクニックについて書かせていただこうと思います。実は、自分が診断士試験を勉強開始した時、息子が中学受験に取り組んでいた時期でもありました。子供の受験に親として向き合う中で新たに得た知識が色々ありました。その中でこれはと思うものを自分の診断士試験勉強に取り入れてみました。いずれも私の理解と解釈を経たものではありますが、そのベースは脳科学や教育心理学といった根拠に基づいて受験の専門家の方々がおっしゃっていたことから来ています。

■まずは定石を

まずは、とにかく繰り返すことですよね。一次試験の勉強に私は7-8か月程掛けましたが、濃淡色々あるものの、全体を3回程回した後に、追い込みでランダム横断学習をしていました。また、InputとOutputの順番も重要です。通常の学習手順はInput→Outputですが、そこは逆。とにかく問題を解く。解らなかったところを覚える。このOutput→Inputの順番を徹底しました。これらはタキプロブログの読者にはもはや定石でしょうね。

■イメージ記憶と語呂合わせ

定石だけではない記憶テクニックは、まずはイメージをしっかりしてから記憶することです。理解して記憶すること、と言い換えてもよいかと思います。私が書いた前回のブログもこの主旨です。

生産管理って何?byしの – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)

言葉をそのまま覚えるより、コンテキストを理解してからの方が断然知識が身に付きやすいです。多少遠回りと思う時もありますが、自分の仕事・経験と診断士試験での知識をできるだけ幅広く結び付けて覚えていきました。 多少強引な結び付けでもOKです。

しかし、それにも限界がありますね。やはり普段触れることのない分野の知識も多くあります。そこで駆使したのが、語呂合わせです。ネットで検索するといくつか先輩方が紹介しているものが見つかります。自分で考えたりもしましたが、ほらっちチャンネルさんや、ダンシ君のサブノートのチャンネルさんで紹介されているものを愛用しておりました。

ほらっちチャンネル – YouTube

ダンシ君のサブノート_中小企業診断士合格Channel – YouTube

■勉強環境を色々変えてみる

勉強場所や時間は固定している方も多いかと思います。実は、勉強する場所や環境・時間等を色々変えてみることも知識の記憶には有効です。人間の言語記憶は、音や風景など関係ない他の感覚と結びついて記憶されていることがよくあります。ある音楽を聴くと思い出される特定の記憶というのが良い例です。自室の机・居間・喫茶店・通勤電車の中などいろんな場所と時間帯で勉強するのです。すると、ある知識と他の記憶が結びついて脳に記録されます。認知心理学では符号化特定性原理と言うそうです。例えば私は、サービス品質評価SERVQUALの評価項目をある交差点を渡りながら“RRATE”と言いながら覚えたので、そこに行くといつも思い出します。”SERVEQUALは“RRATE”。Reliability(信頼性), Responsiveness(反応性), Assurance(確実性), Tangibles(有形性), Empathy(共感性)”と。あの音楽を聞くと思い出すxxxとか、あの喫茶店で覚えたxxxなど。是非お試しいただきたいと思います。

■勉強は区切りを悪く

勉強はつい今日はこの章の終わりまでやろうと、切りの良い単位で終わらせようとしてしまいますね。これをわざと切りの悪いところでいったん切り上げるのも記憶には良いのです。途中で中断して、次はそこから勉強を再開する。すると、その中断の間でもそこで勉強した知識を保持しようと脳が働くようです。再開の際に前の部分を一度思い出そうとするので、ざっと復習をするような効果もあります。こちらはツァイガルニク効果と言います。例えば、寝る前に中途半端に終了して寝てしまう。朝起きてから続きをやるのです。本当?と思われるような話ですが、ぜひお試しください。

それから、一度の勉強時間の区切り単位の中でも最初と最後にやったことが一番覚えやすい、と心理学では言われています。短期記憶から長期記憶への移行が起こる際に、最初に処理した情報と最後に処理した情報がより定着しやすいのです。その効果を狙って、一回の勉強で複数科目を切り替えながらやってみるのも有効です。これも実践してみましたが、気分を変えながら長時間勉強をするという意味でも役立ったと思います。

■おわりに

皆さんも、色々と試していただいて、効果があると思ったテクニックをぜひ教えてください!


次回はうじょんさんの登場です。
お楽しみに!

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