経営情報システム 令和4年度分析から見えてくる傾向と対策 byだちょー

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のだちょーと申します。

まず本題に入る前に、先日タキプロ春セミナーにて登壇し、合格体験記を話させて頂きました。
セミナーにご参加いただいた方はご清聴頂きありがとうございました。
当日ご参加できなかった方は、Youtubeでも配信していますので、もしよろしければご覧ください。

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■はじめに(受験者の得意不得意が分かれる科目?)

経営情報システムは暗記科目と言われています。私は暗記が昔から苦手でとても苦しんだ科目です

一方、中小企業向け政策においても、DX推進に力を入れているなど、中小企業に対する支援ニーズが高まっている中で、「ITを得意とする人材、IT関連資格を有する人材が中小企業診断士を受験するケースが増えている」と感じています。

このように、得意と思う受験生、苦手と思う受験生が極端に分かれている受験科目ではないかと個人的に感じています。

■従来通りの問題に加え、トレンド系問題が増えている?

近年の経営情報システムは、従来からの問題(ケーブルや通信プロトコルの名称など、、、)から、AIなどのトレンド系問題の出題数が増えているような気がしていました。令和4年度試験を受けてみても、トレンド問題多いなーと感じました。

そこで、主観ではありますが、令和4年度が「参考書過去問で対応可能な問題」であったか、「トレンドや類推系の問題」であったかなどをまとめてみました

<令和4年度経営情報システム 分析結果>

令和4年度経営情報システム 問題の特徴
令和4年度経営情報システム 個人的難易度

トレンド・類推系の問題が約3割を占めていることが分かりました(どうりで多いと感じたはずだ、、、)。
また、ある程度が習熟したことを前提にして、各問の個人的難易度を設定し、分析してみました。難易度も高が3割を占めており、令和4年度科目合格率が18.5%と低めであったように、全体的に比較的難しい年であったことが推察されます

とはいっても、参考書過去問で対応可能な出題分野は全体の7割あるため、これらを中心に勉強を行えば合格水準は十分達することができると考えます!

※個人的な主観も入っていますので、あくまでもご参考になります。

■トレンド問題は対策すべき。でも深追いはしない

令和5年度の経営情報システムにおいても、トレンド問題は多く出題されると考えます。
理由は、中小企業においてもDX、AIの活用による、企業価値を高める取り組みが重要視されているからです。
中小企業は大企業に比べて取り組みが遅れていると言われているため、中小企業診断士によるDX支援は避けて通れないとも言えます。

そういった背景を踏まえて、令和4年度試験を受験した際に私が行った対策は、以下になります。

①一次試験の予備校模試を受験→解答解説により復習
②日頃からの情報収集(新聞、ネット記事、ビジネス誌など)
③IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のHPからの情報収集

①一次試験の予備校模試を受験

これは、予備校模試を受けた人ならすぐに対策ができると思います。
経営情報システムに限らず、予備校模試は最新のトレンド問題や法改正に対応した問題も出題しています。
本試験でも出題される可能性があるため、対策しておきましょう。

②日頃からの情報収集

これは、普段のお仕事の関係で既にやっている方と、そうでもない方で分かれるかと思います。
私は前者でしたので特に対策などは行っていませんが、DXなど、中小企業の経営でも重要視されているところは特に目を留めてみるようにしていました。
普段の習慣として新聞等を見られていない方は、少しでも目を通してみることをおすすめします。

③IPAのHPからの情報収集

IPAではDXなど様々な情報システムに関するレポート等が公表されています。
幅広い分野のレポートやパンフレットが公表されているため、全てを目に通すことは難しいと思います。
時間がある方はHPを覗いてみて、過去に出題された問題を参考にしながら情報収集しても良いかもしれません。
個人的なおすすめとしては、DX白書になります。
デジタル化が進まない理由や、地域別の取り組みなど、中小企業のデジタル化に関する情報が記載されています。
40ページ程度ですので、一度目を通してみることをおすすめします。
(DX白書のリンクはこちら)
https://www.ipa.go.jp/publish/wp-dx/gmcbt8000000botk-att/000108048.pdf

■おわりに

経営情報システムは苦手意識を持っている方も多いと思いますが、「参考書や過去問に出てくる暗記問題は確実に抑える」ことを意識すれば、合格点は十分狙えます。
トレンド系の知識は合格後に学ぶことも多いので、今は割りきって捨てることも戦略、時事問題の基本的な知識程度は学習しておくのも戦略だと思います。

残り3か月を切り、いよいよ追い込みに入った方も多いかと思います。
体調管理には十分気をつけて、頑張ってください!


次回はたとなさんの登場です。
お楽しみに!

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経営情報システム 令和4年度分析から見えてくる傾向と対策 byだちょー” に対して1件のコメントがあります。

  1. あおちゃん より:

    令和6年の経営情報システムですが、全く歯が立ちませんでした。
    過去問も問題集も、テキストも人の倍をかけて覚えたにもかかわらずこの状況です。
    今後はどのように勉強をしていけば良いのか迷っています。

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